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【密着インタビュー/八木アリサ(後編)】TGCは仲間と成長を実感する場所

ファッション誌『ViVi』で専属モデルとして活躍中の八木アリサさんが2017年9月2日、「第25回 東京ガールズコレクション 2017AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に登場。マイナビウーマンは、事前フィッティングから本番のランウェイ、さらには終了後のバックステージまで、八木さんのTGC出演に密着取材! 後編の今回は、バックステージインタビューとともに当日の様子をお届けします。

merry jennyのベロアトップス×ニットパンツコーデで登場

ランウェイを歩く八木アリサさん/撮影:三浦隆穂

(撮影:三浦隆穂)

merry jennyのステージでは、ベロア素材のフリルブラウスに、透かし編みのニットパンツを合わせて登場。ノスタルジックかつキュートなコーディネートでランウェイを歩く姿は、まるで美しいフランス人形のよう。その独特な空気感と魅力をまとった彼女らしいウォーキングで、会場の観客たちを虜にしました。

八木アリサがおすすめする、衣装のお気に入りポイントは?

merry jennyの衣装は何度も着ているんですが、いつも独特な雰囲気があってプリティだなと思っています。お気に入りは、ベロア素材のトップス。ブランドのプロデューサーさん推しのアイテムで、フィッティング前にインスタグラムでもちょうどチェックしていたんです。だから、トップスを見た瞬間『あ、これかぁ!』ってテンションが上がりました。

ブランドプレスに聞いた! 八木さん着用衣装の注目ポイント

今回は、艶っぽくおフェロなスタイルの八木さんだからこそ、そのラインが伝わるようにあえてパンツコーデをセレクトしました。今季のブランドテーマは“Hey, grandma”。パンツはひとつひとつ手編みをしていて、おばあちゃんが編んだような懐かしい雰囲気のデザインになっています。さらに、ラメ感のある糸を混ぜて編んでいるのもポイント。パンツを主役に、今季トレンドのベロア素材×フリルのトップスをオン。これだけでもかわいいのですが、中にはラメ素材のタートルネックをレイヤードし、シャイニー感のあるコーディネートに仕上げました。

MARK STYLER株式会社
merry jenny担当 二宮奈々さん

ランウェイ直後をインタビュー! TGCは仲間と成長を感じ合える場所

クールな雰囲気で歩いていたかと思えば、次のランウェイでは弾けんばかりの笑顔を観客に向ける。そんなさまざまな表情で会場を楽しませてくれた彼女が、今回のTGCで感じたこととは? 最後に、ランウェイを終えた八木さんに感想を聞きました。

――観客からの「カワイイ」コールが止まりませんでしたね! 今回のTGCはいかがでしたか?

1回目は「TGC SPECIAL COLLECTION」といって前を向いてクールに決めるランウェイだったんですが、2回目に歩いたとき「やっとお客さんとのコミュニケーションが取れた」という実感がありました。ファンの方たちと手を振り合ったり、名前が書かれたボードを見つけたり、今回もうれしい気持ちでいっぱいになりました。目立つ色で装飾をしてくれているボードには、つい目が行って手を振ってしまいますね! そうそう、私の顔写真をドーンッと貼ってくれているボードも見つけましたよ。

――すごい、それは目立ちますね! バックステージはどのように過ごされたんですか?

今日は、以前専属モデルをしていた『nicola』の仲間たちと再会する機会があったんです。久しぶりに会うと積もる話もあって、たくさん喋っちゃいました! 「今年もお互い成長したね、会えてうれしいよ」って話をしましたね。私は『ViVi』で専属をしていますが、みんな『Ray』や『CanCam』などのファッション誌でそれぞれ活躍の場を広げていて。小学生のころから一緒にいた仲間たちなので、「大人になったねぇ」としみじみしちゃいました。同窓会みたいで楽しかったな。

――では、TGCにちなんでファッションについても聞かせてください。おしゃれを楽しむ様子をインスタに多く投稿されている八木さんですが、なかでも思い入れのあるファッションアイテムはありますか?

人からもらったものは、やっぱり大切ですね。仲良しのたま(玉城ティナ)が、毎年プレゼントをくれるんです。去年はお揃いのブレスレット、今年はネックレスでした。モデル仲間からもピアスをもらったこともあって。ひとつだけを選ぶことはできないけれど、みんなからもらったアクセサリーにはすごく思い入れがあります。

――とても大事にされているんですね。それはどんなタイミングで身につけていますか?

あえて普段使いしています。プレゼントしたものを相手がいつも身につけてくれていたら、うれしいじゃないですか。だから「カジュアルに使おう」と思って愛用していますね。

自由奔放さの中にある、10年のキャリアが作り上げた存在感

対話を通して抱いた八木さんのイメージは、自由奔放。インタビュー中は思ったことをストレートに口にし、親近感たっぷりの柔らかな話し方で受け答えをする姿が印象的でした。しかし、カメラの前に立つ八木アリサはどこかちがう。ふわふわとした彼女特有の雰囲気は消え、モデルとしての強烈な存在感を放っているのです。

撮影後は再びスイッチが切り替わったように、自身の写真を見て「私じゃないみたい(笑)」と親しみやすい笑顔を浮かべる一幕も。まだ22歳。でも、そのキャリアは10年以上。自由で気まぐれな空気感とはミスマッチに思えるほどの存在感が彼女の中に育っている、そう強く感じた密着取材でした。

八木アリサ(やぎありさ)プロフィール

1995年7月31日生まれ。北海道出身の22歳。ファッション誌『ViVi』の専属モデル。「東京ガールズコレクション」「GirlsAward」などの多数の国内外のファッションイベントに出演している。

(前編)「ランウェイからファンの姿が見えてる」ランウェイ前の様子はこちら

(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部、撮影:三宅祐介)

※この記事は2017年10月02日に公開されたものです

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