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【TGCインタビュー/高杉真宙】「少女マンガが好き」その裏に隠された熱い素顔とは?

公開中の映画『トリガール!』への出演で話題を集めている高杉真宙さんが、2017年9月2日開催の「マイナビ presents 東京ガールズコレクション 2017 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に登場! 映画の共演者である土屋太鳳さん、間宮祥太朗さんらとともにランウェイを歩き、会場から大歓声を浴びました。マイナビウーマンは、ランウェイ直後の高杉さんを直撃! 映画やファッションに対するこだわりについて、じっくりお話を聞きました。

ランウェイを歩き終えた高杉さんを直撃インタビュー

「まだ慣れない」照れた表情を見せたランウェイ

――大声援を浴びていましたね! ランウェイはいかがでしたか?

今回、TGCに出演させていただくのは2回目なんです。いや~、それでもランウェイは慣れないですね。あんなに大勢の人たちがいるなかで、素の自分を見せて歩くのは気恥ずかしい感じがして。でも、観客の方たちの顔を見ることはできました! 今回は緊張していて余裕がなかったですが、いつかは遠くの席まで気を配れるくらい自信を持って歩きたいですね。

――映画『トリガール!』のステージでは、みなさんの仲の良さが伝わってきました。舞台裏で共演者の方たちとお話はされましたか?

「お互いの衣装がかわいいね」って他愛もない話をしました。9月1日に映画が公開されたので、最近は舞台挨拶など一緒に仕事をする機会が多いんです。でも、撮影は去年の夏だったから、やっぱりすごく懐かしい気持ちになりました。

『トリガール!』では情熱を内に秘めるパイロット・圭役を好演

――さっそく私も映画を拝見しました。高杉さん演じる温厚な“圭”と、間宮祥太郎さん演じるコワモテで毒舌な“坂場”のキャラが対照的でとても惹きつけられました。ご自身が女性だったら、どちらの男性を好きになりますか?

え~、難しいなあ! 僕は多分、坂場を選びますね。というのも、自分が演じているなかで「圭はわかりづらい男だな」って思ったんです。やさしい分感情を表に出さないし、不思議な空気感をまとっているので。自分が女の子だったら不安になりそう。一方、坂場は完璧じゃないところに男性としての魅力を感じます。コワモテなのにメンタルが弱いところとか、人間らしくていいなって。

――とはいえ鳥人間コンテストのシーンでは、圭の熱い一面もしっかり表現されていましたよね。演じていて、ご自身との共通点はありましたか?

普段は表に出さないけれど、実は僕も熱い人間なんです。その部分はめちゃくちゃ圭と似ているんじゃないかと思っています。負けず嫌いな性格で、何ごとにも「負けたくない!」という気持ちが強くて。でも、こういう姿って他人に見せるのは恥ずかしいじゃないですか。だから、圭と同じようにいつもはその素顔を内に秘めています。

――高杉さんの内に秘める情熱は、演技からもすごく感じられました! また『トリガール!』を見ていて、顔つきが少年から青年に変わられたな、という印象があります。何か変化となるきっかけが?

そうなんです! 『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演しているころから変わりつつあったんですが、20歳をターニングポイントに「男らしくなりたいな」という心情の変化がありました。それからは「男性にあこがれられる俳優になりたい」って思いはじめて。大人っぽい服装を選んだり、筋トレをしたり、変わるための努力をしましたね。

ファッションへのこだわりから見える高杉真宙の素顔とは?

実は少女マンガ好き!?  ちょっとかわいい休日の過ごし方

――続いては、TGCにちなんでファッションについてもお伺いします。高杉さんが好きな女性ファッションは何系なんですか?

カジュアルな服装が一番好きかな。着飾っていない、自然体な女性がいいですね。おしゃれをがんばっていること自体は素敵だと思うんです。でも、それだと僕のほうが緊張してしまいそうで。等身大の自分で一緒に歩ける女性がいいですね。

――カジュアルな服装の女性とどんなデートがしたいですか?

山登りとかいいなって思います。だって、相手がスカートやヒールを履いていたらできないことじゃないですか。一緒に山登りをして、紅葉を見に行きたいな。

――高杉さんとの紅葉狩り、絶対に楽しい! アクティブに過ごすのが好きなんですね。

それが僕、どちらかというとインドア派で。休みの日は大好きなゲームとマンガに没頭しています。そうそう、少女マンガも読むんですよ! 今好きなのは『僕と君の大切な話』。これは『となりの怪物くん』で有名なろびこ先生の作品なんですが、独特な雰囲気のストーリーですごく引き込まれるんです。将良先生の『思春期ビターチェンジ』というマンガもおもしろくて大好きです。ぜひ読んでもらいたい!

人生で一番思い入れのある“革ジャン”とは?

――さきほど、カジュアルな服装の女性に惹かれるとおっしゃっていましたが、ご自身はどんな系統の私服を着ることが多いですか?

僕はラクな格好をよく選びます。今日の私服も、ダボッとしたワイドパンツにパーカーを羽織りました。最近は緑色のファッションアイテムを選ぶことが多いですね。ずっと赤が好きだったけれど、今のマイブームは緑。スタイリストさんにも「緑の服を持ってきてください!」と頼むくらい。衣装に対してはすごくこだわりがあるので、TGCでいろいろな服にトライできることが楽しくて仕方ありません。

――では、そんな高杉さんが人生で一番思い入れのある洋服を教えてください。

祖父にもらったブルーの革ジャンです。オーバーサイズで、カラーがすごくかわいいんですよ。もともと祖父は服が好きで、いくつか持っていたものを僕たち兄弟に譲ってくました。この革ジャンはカジュアルなデザインなので、普段から愛用しています! 僕自身、祖父が着る服の系統が好きなので本当に気に入っているアイテムですね。

彼ほどまっすぐな人はいない。胸の内に秘める、嫉妬するほどの情熱

インタビューを通して印象的だったのは、弱冠21歳とは思えない高杉さんの礼儀正しさ。撮影後、現場にいるスタッフ全員と目を合わせ「ありがとうございました!」と何度も何度も頭を下げる姿には彼の仕事への情熱がにじんでいるようで、ぐっとくるものがありました。

ひとつひとつの質問に対してじっくりと向き合い、かたときも視線をそらさず丁寧に受け応えをしてくれた高杉さん。嫌というほど伝わってくる彼のまっすぐさが、正直うらやましい。そう思わせてくれる貴重なひとときでした。

高杉真宙(たかすぎまひろ)プロフィール

1996年7月4日生まれ。福岡県出身の21歳。2013年、ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』の龍玄役を演じ、話題を集める。2017年には主演を務めた『逆光の頃』をはじめとし、『PとJK』『ReLIFE リライフ』といった多数の映画に出演。現在、『トリガール!』『散歩する侵略者』が公開中。2018年には『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』『世界でいちばん長い写真』が公開予定。

(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部、撮影:三宅祐介)

※この記事は2017年09月20日に公開されたものです

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