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アラサー婚活女性の辛い現実。現状を打破する方法とは

仁科友里

こんにちは、ライターの仁科友里です。婚活で行きづまった経験がない人は少ないと思います。そういうときは、どう気持ちを切り替えていったらいいのか、今日も一緒に考えていきましょう。

アラサー女子の厳しい婚活事情【一般女性アンケート】

婚活が辛くて、心療内科に通院することになったという話をときどき聞きます。みなさんはどんな婚活ライフを送っているのでしょうか。

婚活が辛かった女性は5割以上

Q.婚活は辛かったですか?

はい……51.4%
いいえ……48.6%
※有効回答数142件

約半分の人が辛いと感じているという結果が出ました。妥当な数字といえるのではないでしょうか。

婚活をしていて辛いと感じた瞬間

若い子がモテるとき

・「20代前半の若い子がモテるから」(34歳/その他/その他)

・「若い子にしか男性陣が声をかけていなかったとき」(33歳/情報・IT/その他)

会うまでの手間がかかるとき

・「ネット婚活したのですが、毎日たくさんの人とメールのやり取りがしんどかった。会ってみたらイメージとちがって、幻滅するのが辛かった」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「とにかく写真を何枚も見て会うというのを繰り返すのが面倒になってきた」(31歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

両想いになれないとき

・「好意を持たれた人を好きになれなかったり、好意を持った人には好かれなかった」(25歳/その他/クリエイティブ職)

・「なかなかお付き合いに発展しない。周囲が自分より若い」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

いい人がいないとき

・「自分の理想が高いのかもしれないが、なかなかピッタリな人に出会えないこと。今現在も婚活中だが、10人ほど会っていて、ひとりひとりに半月から1カ月くらいの時間と労力をかけてもいい人に出会えないと、ダメだったときの疲労感が蓄積してきている」(26歳/医療・福祉/専門職)

・「いい人、いい出会いに巡り会えない」(32歳/マスコミ・広告/販売職・サービス系)

傷つくことをされたとき

・「結婚詐欺にあいかけました。お店の経営が苦しいとお金の要求がありました」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「自分が勤めていた職業(教員)を知られると、先生もこんな場に来るんだと言われたこと。一度ではなかったので、職業で決めつけてほしくなかったです」(29歳/その他/その他)

たとえば、初めての美容院に行くとします。駅から徒歩10分の距離です。行きと帰りでは、帰りのほうが駅まで早く着くと感じませんか?

駅と美容院までの距離は変わらないはずなのに、どうして帰りのほうが早いと感じるのかというと、道筋がわかっているから。「ここの角を曲がる」「あと5分で着く」というように、だいたいの見当がついていると、精神的なストレスが大分減るのです。

婚活をはじめて、出会ったひとり目の男性と結婚したという話は、私は聞いたことがありません。交際したい男性を見つけるまでに1年、交際して1年、結婚のタイミングを迎えるまでに1年、つまりトータルで結婚するのに3年くらいかかると思っていいでしょう。となると、婚活そのものをスピードアップさせるより、「今、自分はどのあたりにいるのか」「今、自分は急ぐべきなのか、それとも焦らないほうがいいのか」がわかる「婚活の地図」を持つことで、精神的なゆとりをキープするほうがいいのです。

アンケート結果にも含まれていましたが、婚活でつまずくポイントは以下の3つです。

(1)彼氏ができない
(2)交際しても続かない(嫌われてしまう)
(3)交際しているが、結婚の話が出ない

なかでも、(1)は婚活最初の大きなヤマといっていいでしょう。これを乗り切るためには、「仁科式婚活方式」が役に立ちます。「仁科式婚活方式」とは、男性の行動原則を「男性は性的メリットを優先する」「男性の判断には、無意識に性的メリットが絡む」と仮定して、次の行動を予測すること。

たとえば、女性は婚活で出会った男性を「顔はいいけれど、マナーが悪い」といった具合に、外見と内面を別々の観点で見ます(「顔さえよければ、なんでもいい」という人はいるでしょうが、少数派だと思います)が、男性はちがいます。「男性の判断には、無意識に性的メリットが絡む」ので、「外見のいい人(性的メリットの高い人)は内面もよい」と変換されます。女性から見て素行の悪い女子を男性が「とてもいい子」というのは、こういったカラクリがあるから。

なので、彼氏がいないときは行動に気をつけるより、まず外見を磨いてほしいと思います。
ポイントは「美人になる」「痩せる」のではないということ。ご興味ある方は、拙著「間違いだらけの婚活にサヨナラ!」(主婦と生活社)をご参照ください。

その上で、「今は焦るときか、そうでないか」を判断してみましょう、たとえば、ろくに話が通じなかったり、好きでない人にしか好かれなかったりするという状態が続くと、「彼氏がいない」ことがプレッシャーになり、「悪い人じゃないんだから、付き合おう」と無理をしてしまうことがあります。けれど、それは自分ばかりがストレスフルですし、長い目で見るとこちらのほうが時間のロスです。判断力がにぶっていると、最悪の場合、既婚者や結婚詐欺に遭遇しないとも言い切れません。

男性が寄ってこないということは、外見が合格基準に達していないということ。「外見がいいと、内面もよいと判断する」という男性の行動原則から考えると、外見が好みでない女性にアプローチする可能性は非常に低いのです。また、男性は女性を下とみなすと、失礼なことを平気でする脇の甘さがあります。軽んじて見ている女性と結婚しようと思う人はいないでしょう。ですから、彼氏がいない時点で気をつけるのは、男性側から寄ってくるか、失礼なことをされないか、この2点さえクリアすれば、たとえ彼氏ができなくてもOKです。

こういった具合に「ここだけはクリアできればよし」という細かな給水地点を自分で見つけられると、精神的な疲労が少なくなりますので、婚活はぐっと楽になるはずです。

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