お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

女性ホルモンは増やしていいの? 効果的なととのえ方とは

髙橋怜奈

「女性ホルモン」は女性をキレイにしてくれるというイメージがある人もいるのでは? 実際のところ、女性ホルモンは体にどのような影響を与えているのでしょうか。今回は、女性ホルモンの働きやととのえ方、女性ホルモンが乱れるNG行為について、産婦人科医の髙橋怜奈先生に解説してもらいました。

tig85_kumanoningyouwomottehohoemu_tp_v

<目次>

女性ホルモンの働きって?

女性ホルモンという言葉を知っていても、どのような働きがあるのか知らない人も多いのではないでしょうか。まずは、女性ホルモンの働きについてチェックしてみましょう。

女性ホルモンとは?

女性ホルモンとは、卵巣からつくられる2つのホルモンの総称で、妊娠・出産のできる体をつくる働きがあります。では、2つのホルモンにはそれぞれどのような作用があるのでしょうか。くわしく解説していきます。

エストロゲン

女性ホルモンの1つ目は、エストロゲン。卵巣にある卵胞が発育するにつれて分泌されるホルモンです。

(1)子宮内膜を増殖、肥厚させる
(2)女性らしい体形を形成する。肌の潤いやハリを維持する
(3)骨にカルシウムを蓄積させる
(4)動脈硬化を防ぐ

プロゲステロン

女性ホルモンの2つ目は、プロゲステロン。卵巣にある卵胞が排卵後に変化した黄体から分泌されるホルモンです。

(1)子宮内膜を柔らかくして受精卵が着床しやすくする
(2)体温を上げる
(3)乳腺発育を促進
(4)水分貯留でむくみやすくなる
(5)便秘がちになる

次ページ:年齢とともに女性ホルモンは減少する?

SHARE