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もう依存しない! 依存体質の原因と特徴、治し方

ゆうきゆう

依存体質の原因と特徴、治し方について精神科医・ゆうきゆう先生に解説してもらいました。

「恋人がいないと生きていけない」「誰かに依存ばかりしてしまう」……など、そんなふうにあなたは悩んでいませんか? 相手も自分も苦しめてしまう「依存行為」、できるものなら克服したいですよね。そこで今回は依存体質の原因と特徴、治し方について、ゆうメンタルクリニック総院長・ゆうきゆう先生の解説を元に紹介します。

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<目次>

依存体質とは?

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そもそも、「依存体質」とは、どのような状態を指すのでしょう? また、人が依存体質に陥ってしまう原因はどこにあるのでしょうか? まずはじめに「依存体質」の定義や原因について探っていきましょう。

(1)「依存体質」とは

自分自身で決断することや一人行動を嫌がったり、特定の相手と常にコンタクトを取りたがるなど……、頼れる対象がいないと不安を感じたりイライラしがちなことを依存体質といいます。代表的な例を挙げると、タバコやパチンコに依存している人が、タバコを吸えない、パチンコに行けない場合にイライラしたり不安になることです。

人によって依存の度合いは違いますが、「これがないと死んでしまう!」くらい思いつめている人も多く、依存対象との関係をつなぎ留めるために怒り出したり泣き出したりと、極端な言動をとるケースも少なくありません。また、彼らの多くは依存をやめることに恐怖を感じており、いまの状態を正当化したり責任転嫁する傾向が強い一面も。そうすることで依存から立ち直ろうとしないケースも少なくありません。

(2)依存体質になる原因

多くの場合「それだけが楽しみ」だと思い込んでしまうことに原因があると考えられます。たとえば仕事でつらいことがあった時、励ましてくれる恋人や友達がいるとホッとしますよね。本来ならば相手に感謝して終わるところですが、あまりにつらい状況に立たされていたり、ほかに逃げ場がないと感じているときなどは「“この人といる時だけ”つらいことを忘れられる」と考えが飛躍し、相手に依存するきっかけになってしまいます。

このように人間はある対象によってストレスや苦痛から解放された経験があると、それを過大評価しやすく、似たような状況が起こるたびに同じ解決策を求めるようになります。そしてそのフローが繰り返されることで「依存」するようになってしまう……。実際は別の解決策もあるはずなのに、それが見えなくなってしまうのです。占いや恋愛でも「この人だけが本当の私をわかってくれる」と思う相手に対して妄信的になりやすいのですが、それと同じです。

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