お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【専門家監修】あなたは「恋愛脳」!? 恋愛と脳の関係&恋愛脳を鍛えるコツ

黒川伊保子

「恋は盲目」「恋は麻薬」と言いますが、恋をすると人間の脳に何が起きるのでしょうか? また恋愛が長続きする人としない人では、脳にちがいがあるのでしょうか? 今回は恋愛と脳の関係&恋愛脳を鍛えるコツについて脳科学コメンテーター・黒川伊保子先生の解説を紹介します。

istock-627287024

<目次>

恋愛と脳の関係

istock-490632846

恋愛脳について紹介する前に、まず、恋愛と脳の関係について探っていきましょう。人が恋をすると脳にはどんなことが起こるのでしょうか? また男女で脳のちがいは見られるのでしょうか。

(1)恋をすると人間の脳に起きること

動物は、相手の見た目や声、フェロモンという体臭から、遺伝子情報を読み解きます。遺伝子相性のいい相手には、警戒心を解き、好感度を上げ、発情します。恋をすれば、生殖ホルモンの分泌がよくなり、血液循環もよくなります。当然、脳も身体を活性化して輝いて見えるようになります。

(2)恋愛中の男女の「脳」のちがい

・男性の脳

男性の生殖をアシストするホルモンは、テストステロンです。下半身で出るホルモンですが、意識にも大きな影響があり、好奇心・独占欲・闘争心を作り出します。「頼りがいのある男気」を作るホルモンといっても過言ではありません。恋をすれば、分泌機会も増えるので多少は元気になりますが、男性の場合は、恋よりも「仕事が忙しく充実していると出る」ほうが大きいので、仕事で充実している男性のほうが、恋で充実している男性よりずっと素敵に見えるはずです。男性がよく「仕事が忙しいときほど、モテる」というもの納得ですね。

・女性の脳

女性脳は、恋をすれば、女性ホルモン=エストロゲンの分泌が後押しされます。エストロゲンは排卵誘発ホルモンなので、妊娠に備えて、赤ちゃんのための栄養(水分や脂肪)をバストとヒップに蓄え、ウェストは絞ります。

さらに、毛細血管が活性化するので艶肌も作りますし、脳も活性化されます。つまり、ボン・キュッ・ボンのボディと艶肌と直感力は、エストロゲンの贈り物。恋をした女の子は、当然キレイになりますし、直感力が上がるので、仕事や勉強にも突破口が開かれることも。

生殖期間を過ぎても、恋は毛細血管を活性化して、肌や脳にいい影響を与えます、誰かを好きでいるということは、アンチエイジングにもとても大事。女性の場合は、恋はかなり人生に効きますね。

次ページ:「恋愛脳」とは?

SHARE