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【専門家監修】人見知りの原因と克服法

小日向るり子

「人見知りのせいでなかなか人と仲良くなれない」「人見知りを克服したい」……など、あなたは人見知りで悩んでいませんか? 今回は人見知りの原因と克服方法について心理カウンセラーの小日向るり子先生に教えてもらいました。

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<目次>

子どもの「人見知り」と大人の「人見知り」のちがい

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そもそも、「人見知り」とはどのような状態をさし、子どものする人見知りと大人のする人見知りはどうちがうのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

(1)「人見知り」とは?

もともと「人見知り」とは、子どもが知らない人に対して恥ずかしがったり、はにかんだりする状態を指し、大人の場合は「恥ずかしがり屋」「照れ屋」「内気」といった性格を表す言葉として使われるのが一般的でした。しかし近年では、子ども、大人を問わず、人付き合いやコミュニケーションが苦手な人の状態に対しても「人見知り」と表現するようになりました。

(2)「人見知り」の原因

小学校低学年くらいまでの子どもの場合、人見知りの原因は「恐怖心」や「警戒心」です。そしてこれらの感情は、「育て方」よりも「生まれつき持っている気質」で個人差が出る傾向にあります。生まれてから数年しか経っていない子どもが初めて見る人に警戒心を持つのは自然なことですよね。

しかし思春期以降になっても他人への恐怖心や警戒心が強いままだと、いわゆる「大人の人見知り」になります。こうした人たちの中には、過去のトラウマ(いじめやハラスメント)が癒やされていないことが多いです。つまり「自分の言動でまたイジメられたり、嫌な思いをさせられたりしたら嫌だ」という恐怖心が根底にあるのが「大人の人見知り」になる大きな原因の1つと言えるでしょう。

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