お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【妊娠出産のウソ&ホント】生まれたての赤ちゃんは毛むくじゃらってホント?

尾西芳子(産婦人科専門医)

ヨダヒロコ/六識

将来妊娠したい、したくないに関わらず、妊娠・出産は未知の世界。出産未経験の女性たちが感じている妊娠・出産にまつわる素朴なギモンについて、産婦人科専門医の尾西芳子先生がわかりやすく教えてくれます。ウソかホントかわからない情報に惑わされずに、正しい知識を身につけましょう!

赤ちゃんと聞くと、つるつるすべすべの“タマゴ肌”をイメージしがちですが、実際に産まれたての赤ちゃんを見ると、顔や体中が毛むくじゃらで、「こんなに毛深くて大丈夫?」なんて心配するママも少なくないようです。毛むくじゃらになる原因は? そして成長すれば薄くなるの? 今回は、そんな赤ちゃんの毛にまつわるウソ&ホントに迫りました! 産婦人科医の尾西芳子先生に解説してもらいましょう。

本日の「ソボクな疑問」

Q.生まれたての赤ちゃんは毛むくじゃらってホント?

rf20550890_o<読者の声>

・友達の赤ちゃんはみんな背中まで毛むくじゃらだった。(28歳/医療・福祉/専門職)
・けっこう毛むくじゃらでも、成長とともに薄くなる子がいた。(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・髪がふさふさな子とそうでない子、体毛がふさふさな子とそうでない子、親の遺伝は関係あるのでしょうか?(32歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
・ほぼ毛がないイメージ。(29歳/情報・IT/事務系専門職)

尾西先生のアンサーは!?

ホント答えは……
ホントです!

ただし、どの赤ちゃんも必ず毛むくじゃらというわけではありません。生まれたての赤ちゃんをおおっている毛は「胎毛」と呼ばれ、お母さんのおなかにいる間、皮膚を羊水の刺激から守っていたものです。そのため、皮膚の細胞がしっかりしてくる出産予定日近くになると、だんだん抜け落ちていきます。というのも、皮膚自体が赤ちゃんの体を守れるようになっているので、皮膚以外に保護するものが不必要になるのです。

ですから、すでに成熟して産まれてきた赤ちゃんの場合は、胎毛が抜け落ちたつるっとした肌で産まれてきます。逆に出産予定日よりかなり早く産まれてしまった未熟児の赤ちゃんなどは、しっかり胎毛がくっついていることが多いです。とはいえ、その赤ちゃんも4~5カ月もすればどんどん成熟してきて胎毛がキレイに抜けますので、心配いりませんよ。

ちなみに、「親の遺伝は関係あるのでしょうか?」という質問がありますが、胎毛とは別に、遺伝で「体毛」が濃い場合もあります。もしかすると「友達の赤ちゃんはみんな背中まで毛むくじゃらだった」というコメントのお友達の赤ちゃんは、ご両親またはどちらかが毛深くて、遺伝的に毛が濃くなっている可能性はありますね。髪の毛の量や太さについても、遺伝によるところは大きく、ご両親のどちらかに似ることが多いです。

とはいえ、未熟児に限らず、産まれてすぐの毛の濃い赤ちゃんを見て「猿みたい」と心配されるママもいらっしゃるかと思います。でも、先ほども言ったとおり、数カ月経てばつるつるの、いわゆる“赤ちゃん肌”になりますから、あまり不安にならなくても大丈夫ですよ。

(取材協力:尾西芳子、文:ヨダヒロコ、撮影:masaco)

※一部画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.24)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2017年04月08日に公開されたものです

尾西芳子(産婦人科専門医)

高輪台レディースクリニック副院長

日本産科婦人科学会会員
日本女性医学学会会員(専門医)
日本産婦人科乳腺学会会員

神戸大学国際文化学部卒業後、山口大学医学部学士編入学。慈恵医大病院、日本赤十字社医療センター、済生会中津病院の勤務を経て、都内の産婦人科クリニック勤務。2017年7月、高輪台にて開業。

妊娠・出産から、婦人科がんの手術、不妊治療と広く学び「どんな小さな不調でも相談に来てほしい」と女性のすべての悩みに応えることのできる女性のかかりつけ医を目指す。モデルの経験を活かし、美と健康に関する知識も豊富。Webの連載をはじめ、TV、雑誌、講演会で活躍中。

オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/yoshiko-onishi/

この著者の記事一覧 
ヨダヒロコ/六識

女性向けライフスタイル情報誌&Webサイトの編集者を経て、 2013年に制作プロダクション「六識」をスタート。「働く女性が笑顔でいられる生き方を応援したい」という想いで、グルメや美容、マネー、恋愛・結婚をテーマにした記事の構成~執筆を行う。2児の母として、時短グッズの情報収集に余念がない。仕事・家事・育児に追われる日々の中、月に一度のネイルが癒しに。

この著者の記事一覧 

SHARE