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小説 わたしだけを見つめて

第60話 薬指にきらめきを

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とたんに、胸の鼓動が早くなった。 もう、絶対に二度と会いたくない、 と思った悠人の浮気相手。 何でよりによって婚約指輪を作りに行く、 今日、また目の前に現れたの? まさか、悠人とまだ会って……。 そう思って見ていると女性は、 ハッとした顔でこちらを向いて手を振った。 すると、わたしの横にいた男性が 「こっちこっち!」と手を振り返す。 その女性の正面顏は、横顔とは違って、 あの時の女のコに、ちっとも …
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