これってウチの会社だけ? おかしな会社のルール・6選
仕事をする上で守らなければならない会社のルール。ですが、自分で望んで入った会社とはいえ、会社独自のルールに納得できない人もいるようです。今回は「これっておかしいんじゃない?」と思う会社のルールを、働く女性に教えてもらいました。
常習化しているサービス残業
・「始業時間前、就業時間後にフロアの掃除をしなくてはいけない。その時間は残業代は一切つかない」(35歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「定時を過ぎると、みんなタイムカードを切ってから働く」(31歳/人材派遣・人材紹介/営業職)
何かと話題になる、日本人の労働時間の長さとサービス残業の実態。実際には労働力を提供しているにも関わらず、会社のルールのために適正な賃金をもらえていない人も多いようです。
いまだ職場にはびこる男女差別
・「掃除は女性社員のローテーションで行う。男性社員はやらないでいいなんて、おかしなルールだと思う」(33歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「サカキは女性は触ってはいけない。男女差別だと思う」(28歳/建設・土木/事務系専門職)
確かに世の中には、男性にしかできないことや、反対に女性にしかできないこともありますが、特に性別に関係なくできることは平等に役割分担してほしいですよね。どちらかだけが優遇されるのはあってはならないことです。
朝礼はまるで決起集会
・「朝礼のときに15分間の朗読の時間を作っていること」(28歳/商社・卸/事務系専門職)
・「朝礼のときにみんなで大きい声で『えいえいおー』っと叫ぶ」(23歳/食品・飲料/営業職)
朝にみんなで集まってやる気を出そうとしているのかもしれませんが、さすがに決起大会のような熱い朝礼は、朝から疲れてしまいそうですね。
息が詰まるほど厳しい
・「決められた休憩時間以外、お茶も飲んじゃダメ。そのくらいいいじゃんと思う」(30歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「昼休憩時の外出は禁止。基本的に昼だけでなく、いったん出社したら帰るまで会社から出ることはできない。金融機関のため持ち逃げの防止策」(31歳/金融・証券/事務系専門職)
社内の統制を図るためにはある程度のルールは必要ですが、中には息が詰まりそうな厳しいルールがある会社もあるようです。理由がわかるものなら納得できますが、意味もなく厳しいルールは、納得できませんね。
飲み会にまつわる珍ルール
・「飲み会は強制参加。どんな理由があっても参加しなければならないルール」(29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「新入社員歓迎会の幹事を、当の新入社員がしなければならないこと。会社の昔からの風習だそうですが、普通に考えておかしいと思う」(30歳/その他/販売職・サービス系)
仕事とプライベートをきっちり分けたい人にとって、会社の飲み会は頭が痛い問題です。自由参加と言いながら実態は強制参加になっているなど、断りにくいことが何かと多く、ストレスを感じる人も多いようです。
何事も社長の鶴の一声
・「社長に気に入られている人は、上役にいたり給料が高かったりする」(33歳/不動産/専門職)
・「新人は交代で社長とランチ。知らないオッサンとランチへ行くのは面倒」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)
社長に意見できる人はごくまれです。社長が決めたルールは、たとえ嫌でも我慢して守る必要があります。でも不公平すぎる評価には、反感を覚えてしまいますね。
まとめ
おかしいと思う自分の会社について、社会人女性のさまざまな意見が寄せられました。それぞれの会社に独自のルールがあることは否定しませんが、時代とともにルールも変化していきます。企業側も、ルールでがちがちに固めるのではなく、ある程度柔軟性を持って統制を図っていくことが大切なのかもしれませんね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年11月22日~12月2日
調査人数:102人(22歳~34歳の女性)
※この記事は2016年12月19日に公開されたものです