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自分の「疲れ目」は何が原因!? 早わかりチェックで最適な対策を知ろう!

なんだか、目が疲れてる、目がかすむ……なんて症状はありませんか? どうやら「疲れ目」「かすみ目」は、人によって原因が異なるようなんです。生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研が、現代人の「目の悩み」をテーマにレポートを発表しました。詳しく見てみましょう。

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現代人の「目の悩み」に関する調査

まず、20~70代の男女600名を対象に、「目の悩み」に関する意識・実態調査をおこないました。

●現代人の目の悩みは、「疲れ目」と「かすみ目」がツートップ

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「現在、目の悩みはありますか?」と質問したところ、全体の71%が「ある」と答えました。そこで、具体的に「どのような目の悩みがあるか」を聞いたところ、「疲れ目」(71%)と「かすみ目」(39%)がツートップに。目の悩みがある人のうち、7割超が目の疲れ、約4割が目のかすみを気にしているということになります。

●同じ疲れ目・かすみ目でも、症状は人によって異なる!

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それでは、疲れ目やかすみ目の症状とは、それぞれどのようなものなのでしょうか。まず、疲れ目を自覚している人(303名)に具体的な症状を聞いたところ、「目がショボショボする」(76%)という回答が最も多くあがった一方で、「目の奥が重いと感じる」(32%)、「目がゴロゴロする」(23%)という声もみられました。

%e8%a1%a82また、かすみ目を自覚している人(169名)に症状を聞いた質問では、「ピントがあわないと感じる」(81%)のほか、「視界の一部がぼやけて見える」(29%)、「目やにが多く、見えづらいと感じる」(21%)などの回答が目立つ結果に。同じ疲れ目・かすみ目でも、症状は人によって違いがあることがわかります。

眼科医が語る、疲れ目・かすみ目の原因と対策

さらに今回は、だんのうえ眼科・二子玉川院院長の大島由莉先生に、疲れ目・かすみ目の原因や、目薬の選び方についてお話をうかがいました。

%e5%a4%a7%e5%b3%b6%e7%94%b1%e8%8e%89%e5%85%88%e7%94%9f大島由莉(おおしまゆり)
眼科医/だんのうえ眼科・二子玉川院院長
専門分野である白内障や角膜はもちろんのこと、コンタクトレンズの使用にともなうトラブルなど、「街の眼科医」として目に関するお悩みにはどのようなことでも親身に対応。また、アンチエイジングの分野にも詳しい。

●疲れ目・かすみ目の原因と症状について

今回の調査結果と同様、実際に診療をしていても、目の疲れやかすみを訴える方は増えている印象があります。ただし、同じ疲れ目・かすみ目でも、その原因は人によってさまざまです。なかでも、次の3つは、目の疲れ・かすみの原因として当てはまるケースが多いポイントといえます。

1.パソコンやスマートフォンによる目の酷使

近年は、年代問わずパソコンやスマートフォンを長時間利用する人が増えています。しかし、同じ画面を長時間見続けていると、どうしても目の疲れにつながってしまうことに。また、最近は「スマホ老眼」という言葉も出てきているとおり、小さな画面をずっと見ているとピント調節機能が低下し、老眼のようにモノがかすんで見えることがあります。目が凝っているような感じがしたり、目の奥がズッシリと重くなったりする人、さらに目のピントが合いづらくなる時がある人は、自分が思っている以上に目を酷使している可能性があるので注意しましょう。

2.目の乾燥や、それにともなう角膜ダメージ

また、コンタクトやエアコンなどが、疲れ目の原因になることがあります。というのも、コンタクトを長時間つけていたり、エアコンなどで空気が乾燥している場所に長時間いたりすると、目を守っている涙の量が不足して、目に負担がかかってしまうのです。さらに、目が乾くと、目を守る涙のバランスが崩れて表面が傷つきやすくなるため、そのまま放置すると角膜のダメージにつながるほか、ピントが合わせにくくなり、目がかすむ要因にもなりえます。
日常的に、目がパサパサする感じがある人は、知らず知らずのうちに、目が乾いている可能性が。特にコンタクトユーザーの方で、目がゴロゴロしたり、コンタクトが引っかかる感じがしたりすることがある人は、すでにドライアイの症状が出ているので、早めに目薬をさすか、コンタクトを外して休んでいただくことをおすすめします。また、ドライアイがひどくなると、目の表面がチクチクと痛むこともあります。

3.加齢による変化

さらに、避けては通れない「加齢」も目の疲れやかすみの原因になります。まず、40代~50代になって老眼が進んでくると、頻繁にピントの調節が必要になり、目に大きな負担がかかってしまいます。また、同じく40代~50代は、目やにの量も増えてくるタイミング。そのため老眼で目がかすむだけでなく、目やにでモノがかすんで見える、ということにもつながってくるのです。老眼でピントが合いづらく目がショボショボする人や、昔と比べて目やにが増えたと感じる人は、加齢が原因で疲れ目・かすみ目が生じている可能性があります。

●目薬選びのポイントについて

また、目の疲れやかすみを感じた時には「目薬」を使うという人が多いかと思いますが、前述のとおり、疲れ・かすみの症状や原因はさまざまです。そのため、症状・原因に合った成分を含む目薬を選ぶことが重要といえます。医薬品である目薬には、パッケージに具体的な効果・効能が記載されているので、自分が気になる症状や、思いあたる原因に合わせて、目薬を選ぶことをおすすめします。例えば、パソコンやスマートフォンによる目の酷使が原因であれば、ピント調節筋(毛様体筋)の疲れをやわらげてくれる成分のある目薬。コンタクトユーザーの方などで、目の乾燥やそれにともなう角膜ダメージが気になる場合は、目のうるおいを保つものや、角膜保護成分がある目薬。加齢による目の変化を感じる人は、年齢にともなって起こる涙液減少や目やにをおさえてくれる目薬などを選ぶとよいでしょう。

疲れ目・かすみ目「原因早わかり」チェックシート

以下が、疲れ目・かすみ目「原因早わかり」チェックシートです。原因に合った目薬を選びましょう。

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【A】

・属性、生活習慣など

スマートフォンを長時間使っている

仕事などでパソコンを使用することが多い

長時間目を酷使することが多い

・状態

目が凝っているような感じがする

目の奥がズッシリと重く感じる

目のピントが合いづらくなる時がある

【B】

・属性、生活習慣など

目が乾いてパサパサする

日常的にコンタクトレンズを使用している

エアコンがきいている場所にいることが多い

・状態

日常的に、目がパサパサする感じがある

目がゴロゴロしたり、コンタクトが引っかかる感じがしたりする

目の表面がチクチクと痛む

【C】

・属性、生活習慣など

40代以上である

老眼で、手元の文字が見えづらい

昔と比べて目やにが増えたと感じる

・状態

ピントが合いづらく目がショボショボする

手元の文字がかすんでみえる

目やにが多くてモノが見えづらい

↓↓↓

【Aのチェックが多かった方】

可能性が高い原因:目の酷使

目薬の選び方:ピント調節筋の疲れをやわらげてくれる成分を含む目薬

【Bのチェックが多かった方】

可能性が高い原因:目の乾燥・角膜ダメージ

目薬の選び方:目のうるおいを保つものや、角膜保護成分が入っている目薬

【Cのチェックが多かった方】

可能性が高い原因:加齢

目薬の選び方:加齢による涙液減少や、目やにをおさえてくれる目薬

まとめ

目を酷使しがちな現代人。しかし「疲れ目」「かすみ目」にも、さまざまな原因があるんですね。自分の原因に合った目薬や対策を知って、少しでも目の負担を軽くしたいですね。

<調査概要>
・調査名:「目の悩み」に関する調査
・調査期間:2016年11月18日(金)~11月22日(火)
・調査対象:20~70代 男女600名 (年代・性別 均等割り付け)
・調査方法:インターネット調査

(取材協力:大島由莉、文:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2016年12月15日に公開されたものです

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