お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【良縁遠ざけ女子】謙虚さも必要! 自分に「自信がある」ことが、ときに恋愛で損をするワケ

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家)

「幸せな結婚につながるような恋愛がしたい!」と思っていても、なかなか「いい出会いがない」と嘆いている女性は少なくないはず。もしかしたら、自分では気がつかないうちに、出会いのキッカケを逃してしまっているのかも……。そこで、恋愛・婚活研究所主宰のにらさわあきこさんが、「良縁を遠ざけてしまうNG行動」を毎回ご紹介。解決のヒントをチェックして、素敵な異性を引き寄せる女性へと近づいて♪

●今回の良縁“遠ざけ行動”は?

「自分に自信がありすぎる」

幸せになれる恋がしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所主宰」のにらさわあきこです。恋をうまくいかせるためには、なによりも「自分に自信を持つのが大事」とは言いますが、自信がありすぎて、友人の助言に耳を傾けられなくなっているようなら困りもの。「ピンクのワンピを着たら?」と言われても、合コンに黒スーツで出かけたり、「気取った格好はしたくない」とひっつめ髪でパーティに出たり……。今回の良縁遠ざけ行動は、「自信があり過ぎること」についてです。

●分野ごとにルールがあると心得よう

そもそも論としては、人として自信を持って行動するのは大事です。ただし、いろんな分野には、分野ごとのルールや様式があるのも間違いない。たとえば、英国式お茶会を学んだ女性が英国式お茶の作法に自信を持つのはいいことですが、だからといって、日本の茶道の現場で、「正座はナンセンスだから、私は椅子でお抹茶をいただくわ」なんていうのは、マナー違反でしかないですよね。つまり、その分野にはその分野のルールや様式があるのだから、ひとつの分野に自信があるからといって、ほかの分野で謙虚にならない理由はないということです。

●恋愛には恋愛のルールがある

で、ことは恋愛なのですが、恋愛にはやはり恋愛におけるマナーや作法というものがあります。たとえ仕事ができる女性でも、性格が素晴らしい女性でも、恋愛のマナーにのっとっていなければモテないことは十分にあり得ます。特に女性としての魅力を封印しているときに、モテないケースは多くあるでしょう。たとえば、「私は仕事ができるから」と、人の助言に耳を傾けずに、常にパンツスタイルでショートヘアでいる女性が「彼氏がほしい」と言いながらも、「今のスタイルに自信があるから」と変えようとしなければ、彼氏はなかなかできづらいでしょう。周囲の「スカートを履いたら?」「お化粧をしたら?」の声は、今のスタイルを改善したほうがモテそうだから言ってくれているものなのに、「自信があるからいいの」と現状を貫いているようでは、変化のきっかけはできづらい。

●自信がある人は意見を聞ける

それにもっというと、本当に自信のある人というのは、人の意見にも謙虚に耳を傾けられるものですよね。事実、社長業などをしてる人たちは、自信を持っているけれど、人の意見に対してもニュートラルで謙虚です。なので、「私はこうだからいいの」と人の意見をはねつけている人は、むしろなんらかのコンプレックスがあるかもしれないと考えたほうがいいくらいです。そしてそのコンプレックスの原因が何かを突き止めない限り、彼氏はできないかもしれません。

とはいえ、難しいことではありません。人の意見に素直にさえなれれば、新しい魅力は必ずや表現できるようになりますし、一方、人の意見を取り入れたからと言って人間性が変わるわけでもありません。「冠婚葬祭では黒い礼服を着るのが、一般的にはマナーである」とされているのと同じ様に、男性と知り合う席では、白やピンクの服を着るようにしたり、お化粧をしたりするのが好印象になれるマナーであるというだけなのです。

●まとめ:「自分に自信がありすぎる」あなたへのアドバイス

今のところ彼氏がおらず、「できれば彼がほしい」と思うなら、友人の助言に耳を傾ける謙虚さを持つのは大事です。だって「自分に自信があること」と、「恋愛面で改善点がないこと」とは、イコールではないのだから。恋愛の分野には恋愛におけるマナーや作法があると心得て、謙虚に、人の助言には耳を傾けて行動していきましょう。

(文:にらさわあきこ イラスト:カツヤマケイコ)

★BACKNUMBER★

第25回:妬むのは損! 「他人の幸せ」が「自分の幸せ」につながる理由
第24回:その「専業主婦」願望、結婚前から言う必要ありますか?
第23回:「年下」というだけで、恋愛対象外にしていませんか?
第22回:“お願い”こそが美徳!? 「完璧主義」が恋の障害となってしまうワケ
第21回:「弱音を吐く」ことが、ときに好印象に結びつくワケ
第20回:OKな「元彼への連絡」とNGな「元彼への連絡」のちがいとは
第19回:「外見に無頓着」な女性が、最低限おさえるべき「オシャレ」とは
第18回:「男性経験がない」ことを、特別なことと考えていませんか?
第17回:“好き”の気持ちを鈍らせる!? 「他人に合わせすぎ」がNGなワケ
第16回:建前はNO! 「デート代」の支払い問題をスッキリさせる考え方
第15回:“自信がない”は言い訳! 大人の恋をはじめる考え方
第14回:“先まわり”はNO! 相手選びで「母親」の影がチラつくあなたへ
第13回:“積み重ね”が大事! 恋の失敗に恐れなくなる正しいチャレンジ法
第12回:「ペットを飼う」ことが婚期を遅らせる本当の理由って?
第11回:出会いのチャンスを逃す! 休日は“家”という選択肢がNGなワケ
第10回:誤解しがち? 「運命の出会い」は“ある”ではなく“育む”もの
第9回:恋愛力、下がってない? 「既婚者ばかり好きになる」理由
第8回:出戻りさんは特に危険! 快適な「実家暮らし」に潜むワナ
第7回:本当に必要な「自分みがき」、心得ていますか?
第6回:「体からはじまる関係」が、長期的なお付き合いに繋がりにくいワケ
第5回:あなたがパートナーに求めるその条件、本当に必要ですか?
第4回:「ひとりで何でもできそう」な女性が恋愛で損するワケ
第3回:引きずり中の「過去の恋愛」を克服する、たったひとつの方法
第2回:「待ち」一辺倒はNG! 受け身でも○○はすべし
第1回:「女子会ばかり」=「非モテ」につながるワケ

※この記事は2016年11月30日に公開されたものです

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家) (文筆家・恋愛婚活研究所主宰・美容研究家)

文筆家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容などの分野で取材・執筆活動を行う。未婚男女の実情に迫った『未婚当然時代』(ポプラ新書)や婚活する女性たちを描いた『婚活難民』(光文社)、『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など著書多数。2019年からは美容活動「美活」を積極的に行い、簡単&ラクに綺麗になるための情報を発信中。
インスタ:akiko_nirasawa_beauty
ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

この著者の記事一覧 

SHARE