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結婚する覚悟ができない原因とは。「必要な覚悟」と「しなくてもいい覚悟」

ファナティック

澤口珠子(婚活・女子力アップコンサルタント)

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男性と結婚して新しい人生を歩むためには、ある程度の覚悟が必要になりますよね。なかなか結婚する覚悟が決まらない女性は、どうすればいいのでしょうか。婚活コンサルタントの澤口珠子さんにアドバイスしていただきました。

結婚した時、実際に覚悟したこと【アンケート】

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まずは既婚女性のみなさんに、結婚した際に「覚悟したこと」についてアンケート調査を行いました。また、覚悟したことは結婚後に役立ったのかについても、回答していただきました。(※1)

自分の時間がなくなること

・「自分の時間がなくなったり、自由がなくなることは覚悟した」(23歳/その他/その他)

・「自分の時間がなくなることや、家事のほとんどを自分がやること」(34歳/医療・福祉/専門職)

独身のときは自分の時間を自由に使うことができても、結婚するとそうはいきません。結婚前にしっかり覚悟しておかないと、結婚後に嫌になってしまうかもしれませんよね。

お金を自由に使えなくなる

・「お金を自由に使えなくなることが現実味を帯びた」(33歳/その他/その他)

・「今までみたいに貯金ができなくなる。自由に使うお金が軽減される」(28歳/医療・福祉/専門職)

結婚して夫婦で生活することになると、生活費を自分たちで管理しなければなりません。自分の自由に使えるお金が少なくなる可能性も高いでしょう。

一生添い遂げる

・「何があってもこの人に添い遂げ、死ぬまで仲よく一緒にいる」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「一生この人と添い遂げなければならないと思った。実家から出なきゃいけないこと」(33歳/その他/販売職・サービス系)

結婚する際には、この人と一生添い遂げるという覚悟が必要ですよね。軽い考えで結婚してしまうと、最悪の場合離婚に発展することも考えられます。

仕事と家事を両立する

・「家事と子育てと仕事をしなきゃいけないこと」(29歳/その他/その他)

・「仕事と家事の両立で、体力的にきつくなること」(32歳/情報・IT/事務系専門職)

結婚後も共働きをする夫婦では、仕事と家事を両立させる必要があります。旦那さんと協力しながら、一緒にこなしていきたいですよね。

既婚女性のみなさんは、結婚の際、パートナーと一生添い遂げるという覚悟のほかにも、仕事と家事の両立や経済面での自立など、現実的な部分でも覚悟をしていたようです。中途半端な気持ちで結婚しないように、気をつけていた様子がうかがえました。

結婚するときの覚悟は役に立った?

それでは、結婚するときに覚悟したことは、結婚後に役立ったのでしょうか。同じ既婚女性のみなさんに聞いてみました。(※1)

Q.結婚するときに覚悟したことは、結婚後に役立ちましたか?

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・役立った……76.2%
・役立たなかった……23.8%

7割以上の女性が、結婚するときに覚悟したことが、結婚後も役に立ったと回答しました。なぜそう感じたのか、それぞれの意見を見てみましょう。

役立った

・「少ない給料でもやり繰りし、扶養内で働くことに絞り、家庭と仕事との両立ができた。私の稼ぎを貯金に回せた」(28歳/建設・土木/事務系専門職)

・「自由に過ごせないのが当たり前だと思っているので、家族のために時間を割くことにストレスを感じなかった」(23歳/その他/その他)

あらかじめ大変そうなことを覚悟しておいたおかげで、結婚生活にストレスを感じることが少なくてすんだようです。

役立たなかった

・「簡単に両立できると思っていたけど、実際はするコトに追われてやってはいるが気持ちがイライラしてついていかない」(31歳/その他/その他)

・「結婚前に覚悟はしていても、環境の変化や気持ちの変化により、不公平感や納得いかないと感じてきた」(34歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

いくら覚悟していたとはいえ、いざ現実的なことになると、どうしてもイライラしてしまうという意見も。実際に生活を始めてみないとわからないこともありますよね。

結婚前に覚悟すべきこととは?

それでは、未婚女性は結婚前にどんなことを覚悟しておいたほうがいいのか、既婚女性のみなさんにアドバイスしていただきました。(※2)

お金のこと

・「お金がとにかくかかるのでしっかり貯金するべし」(34歳/その他/その他)

・「お金が自由に使えなくなること。大きな買いものは相談しないとできない」(33歳/その他/その他)

結婚生活では、あらゆることにお金が必要になります。自由に使えなくなることもあり、お金で悩む機会も増えるでしょう。多くの既婚女性が、このお金に関する覚悟を指摘していました。

親戚付き合い

・「結婚は二人だけの問題ではなく、親戚が密に関わってくるということ」(37歳/その他/その他)

・「親戚付き合いが面倒。義理の両親の様子を見に行かなければならない」(39歳/その他/その他)

結婚後に、親戚や義理の両親との関係について、面倒に感じることも少なくないようです。これは個人の状況によっても異なりますが、ある程度覚悟はしておいたほうがよいでしょう。

自分の時間がない

・「自分の思い通りに時間を使えないということ」(34歳/その他/その他)

・「自分の自由な時間はなく、家事を余儀なくされる」(29歳/その他/その他)

結婚すると自分の時間がなくなるという回答も多く見られました。ある程度はパートナーの時間に合わせて生活する必要があるため、どうしても自分の自由な時間は少なくなってしまうようです。

家事の負担

・「家事など女の負担のほうが絶対的に多い」(34歳/その他/その他)

・「夫はほとんど家事をしてくれない。優しく見えて、実際は家事をすべてやらせる鬼のような人だった」(31歳/その他/その他)

パートナーが家事に協力的ではなかった場合、どうしても女性に負担がかかってしまうようです。しっかり役割を決めておけば大丈夫だと思っていると、ふたを開けてみたときにがっかりしてしまうかもしれません。

嫌なところが出てくる

・「相手の嫌なところも我慢して付き合わなければいけない」(30歳/その他/その他)

・「相手の嫌なところは必ずあるのでどう受け流すか考えておくこと」(31歳/その他/その他)

付き合っているときは気づかなかった相手の嫌なところも、結婚後に少しずつ見えてくることがあります。あらかじめ、ある程度は受け入れる覚悟をしておく必要があるでしょう。

責任がある

・「今までは自分の決断は自分だけの責任だったが、これからは家族にも影響を与える責任感」(27歳/学校・教育関連/専門職)

・「何事においても責任を持たなくちゃいけない。パートナーがしたことでも一緒に責任があるので、勝手に何でも決めてしまうような相手だと本当に大変なことになる」(34歳/その他/その他)

自分自身の行動に責任を持つということは、独身時代も結婚後も変わりはありませんが、その責任に対する重みが違うと感じている人も多いようです。家族ができることへの責任の重さを、覚悟しておく必要もあるでしょう。

結婚をすると好きなことができなくなったり、自由にお金が使えなくなったりするなど、さまざまな変化が起こります。ある程度は覚悟しているつもりでも、いざ現実になると衝撃を受ける場合も……。すべてにおいて覚悟をしていると疲れてしまうので、何かあったときにパートナーと話し合える関係を築いておくと、安心できるでしょう。

そもそも結婚するってどういうこと?

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これまで既婚女性のみなさんのエピソードについて紹介してきましたが、それでも結婚する覚悟が決まらない女性は、どうすればいいのでしょうか。婚活コンサルタントの澤口さんにアドバイスしていただきました。

澤口:結婚とは「パートナーと運命共同体になる」ということです。また、「パートナーの人生に責任を持つ」ということでもあります。独身時代はお金、時間、エネルギーを自分の好きなときに好きなだけ使うことができますが、結婚したあとはすべてがパートナーとの兼ね合いになります。

また、日本において「結婚する」ということは、家対家の付き合いが始まるということでもあります。それまではパートナーと2人だけの世界でしたが、結婚後はお互いの家族や親戚とも付き合いをしていく必要があります。

結婚する覚悟ができない原因は?

澤口:女性が結婚する覚悟ができない原因は、大きく分けて3つあります。

彼でいいのか決められない

本当に結婚相手が彼でいいのか、もしかしたらもっといい人が現れるかもしれないと思うと、いつまでたっても今のパートナーと結婚する覚悟が決まりません。彼に幸せにしてもらうのではなく、私が彼を幸せにするという気持ちがないと、なかなか結婚を覚悟できないでしょう。

結婚生活が不安

今まで自分中心で生活してきた状況から、結婚後にはパートナーやその家族との付き合いも生まれ、さらに母になったら子ども中心の生活になるなど、身のまわりの環境が大きく変わっていきます。独身の自由さを失うことへの不安から、結婚する覚悟ができないケースです。

また、女性は結婚や出産によって、仕事やキャリアにも多大きな影響が出ます。特に多くの家庭では、男女共働きでも、主に女性側に家事や育児の負担がかかるのも事実です。仕事と家事、育児の両立ができるのかどうかという不安から、なかなか結婚を覚悟できない女性も多いでしょう。

母になる覚悟ができない

子どもを出産するかどうかは人によって異なりますが、将来子どもがほしいと考えている場合、母として一人の生命を育てる自信がないと、結婚する覚悟ができないケースもあります。

結婚する覚悟を決める方法

澤口:女性が結婚の覚悟を決める方法はただ1つ、自分自身と「真摯に向き合うこと」です。自分が本当に結婚したいのかどうか、自分と素直に向き合って本当の気持ちを知ることが大切です。そして、結婚に関係なく、まずは「自分の人生、自分の幸せは自分で作る」という覚悟を決めましょう。

シェイクスピアの言葉に「世の中に幸福や不幸はない。自分で幸福だと思えば幸福だし、不幸だと思えば不幸なのだ」というような言葉があります。結婚の覚悟を決められない女性の多くは「結婚する=相手に幸せにしてもらう」というイメージを抱いていて、結婚相手に自分の人生や幸せを委ねています。

相手に幸せにしてもらうのではなく、「自分が相手を幸せにする」という気持ちを持ってください。また、どうしても結婚する覚悟ができないのであれば、「今は結婚をしない」という選択肢を選んでもいいと思います。

実は覚悟しなくてもいいこと

澤口:結婚後の生活が、自分の理想通りに進むということはほとんどありません。また、結婚前に感じている不安の大半は、結婚してみるとたいしたことではないと思えるのも事実です。

例えば家事をこなせるか不安でも、パートナーと分担したり家事代行に依頼したりすれば、解決できます。どんな問題でも、2人で協力すれば乗り越えられるものです。「自分の幸せは自分で作る」という覚悟さえできれば、ほかのことは心配しなくても大丈夫でしょう。

大切なのは自分で自分を幸せにする覚悟

結婚はあくまで自分の人生を豊かにするための通過点。大切なのは、「自分の人生、自分で自分を幸せにする」という覚悟を持って生きることです。

その覚悟さえあれば、どんなパートナーを選んでも、幸せな結婚生活を送ることができるでしょう。

(監修:澤口珠子、文:ファナティック)

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※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年6月5日~6月6日
調査人数:403人(22歳~34歳の既婚女性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年11月8日~11月9日
調査人数:209人(22歳~39歳の女性)

※この記事は2016年11月24日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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澤口珠子(婚活・女子力アップコンサルタント) (婚活女子力アップコンサルタント)

「女子力アップスクール」「ネット婚活プレミアムスクール」主宰。毎月開催する1dayレッスンには全国から参加者が集まり、1期生全員が一年以内に結婚するなど高い成婚率を誇る。

2つの無料メールレッスン"1日3分読むだけで婚活美人!365日の魔法のレッスン"と"90日で結婚につながる恋愛をはじめる!ネット婚活メールレッスン"が好評配信中。

フジテレビ・日本テレビ・TBS・AbemaTV・中京テレビ・雑誌「美人百花」「anan」「Oggi」「CLASSY.」「with」「JJ」「美ST」「MORE」「日経WOMAN」ほか、メディア取材多数。

主な著書は、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート(幻冬舎)』『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法(総合法令)』『素直になれない大人女子が結婚するための5ステップ(大和書房)』『1年以内に理想の自分で理想のパートナーを引き寄せる魔法のレッスン』 (かんき出版)他

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