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【検証】ヒートテックの2枚重ねってあったかいの?

寒いときに重宝するユニクロのヒートテック。ところでヒートテックって2枚重ね着することに効果はあるのでしょうか? また、効果的な重ね着方法ってどんなものなのでしょう? ユニクロが検証し、その結果を公開しました。

検証:ヒートテック2枚重ねは1枚より暖かいのか

ヒートテック1枚

今回、ヒートテック1枚着とヒートテックの重ね着の暖かさをサーモグラフィーで検証しました。ヒートテックの重ね着は、Mサイズの2枚重ねと、Mサイズの上にLサイズを着用する2パターンで検証。

ヒートテックMサイズ2枚

ヒートテックMサイズの上にLサイズ

今回の実験においては、ヒートテック1枚着に対して重ね着は、温度が高い面積がかなり多くなっています。重ね着の2パターンを比較すると、Lサイズを上に着用した方(一番右)が温度が低い面積も少なく、暖かい面積が多いことがわかります。

寒い冬に衣服で暖かくするためには、『空気の層』をうまく活用することが大切です。空気の層をつぶしてしまうと、保温力が低下してしまうので、程良く衣服間に空間を保つことは保温効果のUPにつながります。

また、今回の実験での、衣類の熱抵抗を表すCLO値を算出したところ、ヒートテック1枚着に対しヒートテックの2枚重ね(上にLサイズ着用)は約2.2倍暖かいという結果になりました。

2014年に登場した極暖(ヒートテックエクストラウォーム)は、ヒートテックと同様の糸を使用し、特殊な編み方をすることで、ヒートテックの約1.5倍の暖かさを実現しました。シチュエーションに合わせて、お好みの組み合わせでアレンジするのがおすすめです。

まとめ

ヒートテックの2枚重ねはなんと2.2倍もあったかいという結果がわかった、今回の検証。寒くてたまらない日は、手持ちのヒートテックを2枚重ねにしてニットの下に仕込むのがいいかもしれません。重ね着はちょっと、という人は「極暖」を試してみるのもいいかもしれませんね。

<実験概要>
比較生地:14FWヒートテック(メンズ商品) / 環境条件:10℃×60%RH、室内で10分安静、脱衣後の肌面を撮影 / 試験方法:ISO09920
<CLO値とは>
CLO値とは衣服の熱抵抗を表す値で、衣服の暖かさの目安。これは、皮膚表面温度と外気温度の差、皮膚表面から外への熱の流出量、衣類の熱絶縁度から導き出されるもので、一定の条件の下で平均皮膚温度が33℃を保つことができる衣類の熱絶縁値を1CLOとしています。
※重ね着実験に関するサーモグラフィーの画像は、本実験の環境下で出た実験結果になります。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2016年11月18日に公開されたものです

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