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【良縁遠ざけ女子】“甘え力”を発揮! 「弱音を吐く」ことが、ときに好印象に結びつくワケ

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家)

「幸せな結婚につながるような恋愛がしたい!」と思っていても、なかなか「いい出会いがない」と嘆いている女性は少なくないはず。もしかしたら、自分では気がつかないうちに、出会いのキッカケを逃してしまっているのかも……。そこで、恋愛・婚活研究所主宰のにらさわあきこさんが、「良縁を遠ざけてしまうNG行動」を毎回ご紹介。解決のヒントをチェックして、素敵な異性を引き寄せる女性へと近づいて♪

●今回の良縁“遠ざけ行動”は?

「公私ともに弱音を吐くことができない」

つらいときに「つらい」と言えない。疲れたときに「疲れた」と言えない。そんな弱音を吐けないみなさま、こんにちは、「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。引き寄せや波動などの概念が広く普及したせいでしょうか。「ネガティブな言葉を口にすると、現実もネガティブになる」と言って、ポジティブな姿勢をどこまでも貫こうとする女性が増えています。だけど、がんばりすぎるといつか心がポッキリ折れる恐れもあるわけで……。今回の良縁遠ざけ行動は、「公私ともに弱音を吐くことができない」件について取り上げます。

●弱音を吐かないと迷惑をかける

がんばり屋の女性ほど、他人に弱みを見せないようにいつでもひとりでがんばりますよね。仕事がいくらハードでも他人に助けを求めない。それは一見素晴らしくも思えますが、実は、かえって人に迷惑をかけていたりするのです。

たとえば仕事の場面で見ていきましょう。あなたが弱音を吐きたい案件をひとりで抱えこんでいたり、プライベートで弱音を吐きたい出来事があったとしましょう。しかしあなたは「個人の力量だから」とか「個人の事情だから」と決して仕事場で弱音を口に出さない。すると、そのことによって周囲の仕事につかえが生じるかもしれませんし、そうでなくても不要にまわりに気をつかわせるかもしれないのですね。

仮におなかが痛かったとして、あなたが「個人の事情だから」とまわりに弱音を吐かず、しかし苦しそうな表情をしていたら、それを見た仕事相手は、「自分が何か悪いことしたかな」とつらい思いを抱くかもしれませんし、そうでなくても、あなたの作業能率が悪くなり、遅れが出るかもしれません。もしもあなたが助けを求めて、ほかの人がフォローに回れば難なく進んだかもしれないことが「あなたの我慢」によって誰にも知らされず、結果的に、まわりのみんなが困ることになるかもしれません。または、おなかが痛いなどではなく、単にあなたに負荷がかかりすぎていたとしても、あなたが我慢することで、それが「過剰だ」とまわりに気がつかれないと、結局は周囲の仕事にまで迷惑をかけることになるかもしれません。

●男性が力を発揮できない

つまり、あなたは実際には、自分以外の人たちと時間や空間を共有しているのだから、あなたの弱音部分(この場合は、おなかが痛いという弱音や、仕事が多すぎるという事実)を申告する義務があるのです。だって、仕事も世の中もあなたひとりで回っているものではないのですから。

もうひとつ。あなたが弱音を吐かないと、あなたを助けたいと思っている周囲の力を引き出すことができません。男女関係で言うと、あなたががんばりすぎると「女性を助けたい」と思っている男性が力を発揮できなくなるのです。つまりあなたは男性が「がんばろうとする力」を奪っていると言えるのですよね。これでは、男性が格好よくなれないし、あなたも「格好いいと思う男性」を見つけることができなくなってしまうでしょう。

●「甘える」のは大人になるステップ

他人にやさしく、自分にきびしく……というと一見美しいですが、「他人の力を借りる」「引き出す」というのも、実は大切な行動なのですね。そのためには時として、「甘える」ことも大事です。

あなたは社会人として一生懸命がんばってきて、「ひとりでできる力」をある程度身につけたところなのでしょう。

ならば、次のステップは「甘える力」「頼る技術」を持つことです。

最初から人に甘えて何でもできなかった少女時代とちがい、今身につけるべき「甘え力」は、大人が発揮すべき力です。「少女のようで嫌だ」などという子どもっぽい自意識は捨てて、さらなる高みを目指すための「甘え」を取り入れるべきときにいるのです。

まとめ●「弱音を吐くことができない」あなたへのアドバイス

大人だからこそ弱音を見せるべし!
たとえば企業を見て見ると、社長のほうが社員よりもフレンドリーで甘え上手だったりしますよね。あなたがこれから身につけるべきは、そんな大人としての甘え力。自分のためだと思うと弱音も吐きづらいかもしれませんが、弱音だって人のため。社会人の務めだと思って、過剰ながんばりはストップしていきましょう。そして男性から見て、「助けの手」を差し伸べやすい「隙のある」女性になって、モテようではないですか。

(文:にらさわあきこ イラスト:カツヤマケイコ)

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※この記事は2016年10月26日に公開されたものです

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家) (文筆家・恋愛婚活研究所主宰・美容研究家)

文筆家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容などの分野で取材・執筆活動を行う。未婚男女の実情に迫った『未婚当然時代』(ポプラ新書)や婚活する女性たちを描いた『婚活難民』(光文社)、『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など著書多数。2019年からは美容活動「美活」を積極的に行い、簡単&ラクに綺麗になるための情報を発信中。
インスタ:akiko_nirasawa_beauty
ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

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