お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【朝ヨガ】ぽっこりお腹にも◎! 女子力を上げる「花輪のポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

最近、体重が増えてないのにポッコリお腹が気になる……。そんな人には下腹部の深層筋、“骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)”を整えるヨガがオススメです。第19回の今日は、足に巻きつけた腕を花輪にみたてた「花輪のポーズ」をご紹介。このポーズでは、骨盤の底にある筋肉を整えることで、スタイルアップや下腹部の血巡り効果が期待できます。

ぽっこりお腹に効く「花輪のポーズ」とは?

脂肪がないのに突き出した下腹は「骨盤低筋群」がゆるんでいる合図かも。骨盤底筋群はハンモックの形をした筋肉の集合体で、骨盤の底(自転車に乗ったときにサドルが当たる部分)にあり、内臓が落ちないように支える大切なインナーマッスル。骨盤底筋群は加齢や妊娠出産の影響で衰えやすく、ココがゆるむと内臓は本来あるべき位置よりも下垂し、お腹をぽっこりとしたシルエットに見せてしまいます。また、尿や月経血などのスムーズな排泄にも深いかかわりを持つことから、頻尿や尿漏れを引き起こす原因にも。この花輪のポーズは股関節の柔軟性を高めながらゆるんだ骨盤底筋を整えます。筋肉のしなやかな弾力が回復すれば、姿勢を美しく見せ、各臓器の働きを活性化させるほか、骨盤内の血流の滞りも解消。冷えが起因の女性特有のお悩みにもアプローチができます。

「花輪のポーズ」手順

(1)足を腰幅に開いてしゃがむ。息を吐きながら左腕を前に伸ばす。

(2)息を吸いながら左腕を、左ヒザの外側から背中にまわし、右手首をつかむ。

(3)右のヒザが内側に倒れないように姿勢を安定させながら、目線は右斜め上の天井に向ける。下記、【骨盤底筋群への意識】を5呼吸ほど繰り返す。反対側も同様に。

【骨盤底筋群への意識】

息を吸いながら膣を締め、さらに、胃のほうへ引き上げるイメージで骨盤底筋群を意識。吐く息で一気にゆるめるという動きを繰り返す。できるだけお腹に力が入らないように行えるとよい。

※ポーズの注意点

足に巻きつける腕を内旋(親指を下に向けて内側にねじる動き)することで、背側で手を組みやすくなります。仕上げに、肩甲骨を下げる意識で耳と肩を引き離す動きを行いましょう。

本日のレッスンまとめ

床の雑巾がけや、和式トイレの使用など“しゃがむ姿勢”が減少した現代の生活では、運動不足も手伝って、20~30代の若い世代でも骨盤底筋群の衰えが進んでいると言われています。健やかな将来のために、今からしっかりとケアしていきましょう!

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

※次回は、10月30日(日)更新予定。お楽しみに!

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

※この記事は2016年10月16日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

この著者の記事一覧 

SHARE