【トイアンナの婚活塾vol.10】重~い「結婚観」の話、出会ったばかりの彼にいつ切り出すべき?
500名を超えるヒアリング実績と、ご自身の婚活経験から、独自の恋愛・婚活分析論を展開している、恋愛マーケッター・大人気ブロガーのトイアンナさん。婚活のお悩みを徹底的に分析し、ズバッとアドバイスします!
お悩み相談
婚活アプリで出会ってメールをしている男性がいます。私は次に付き合う人と結婚したいので、彼に「結婚観」についての話をいつ切り出すべきか悩んでいます。ちなみに私の希望は、結婚後も仕事を続けて、子どもは2人以上欲しいです。だから、共働きや子どもを作ることに賛成してくれる男性がいいのですが、こういう話は1回目のデートで切り出すと「重い」とか思われますか? ベストなタイミングや聞き方を教えてください!(マリマリコ/女性/31歳)
お悩みアドバイス
直球ではなく遠回しな質問で、相手の負担を軽減
まず、この「共働き」「子どもは2人以上」という条件自体は、それほど難しいものではないと思いますよ。最近は共働きを望む男性も、子どもが欲しい男性も多いですから。ただ、1回目のデートで切り出すにはちょっと重い話題ですよね。
では、ある程度デートを重ねてから……?
いえ、相談者のマリマリコさんは「次に付き合う人と結婚したい」とおっしゃっているので、できる限り時間は無駄にしないほうがいいです。それに婚活アプリで出会っているわけですから、相手もそれなりに結婚を意識しているはず。そういった意味でも、最初の段階でお互いの条件を明確にしておくのは大切ですよ。何度もデートを重ねたり、付き合ったりしてから条件を話すのでは、もしも彼と価値観が異なっていた場合、卑怯な後出しジャンケンに思われてしまいます。まずは、1回目のデートで結婚観の話題に持っていけるような工夫をしてみましょう。
なかなかテクニックが必要そうです! どうすればいいのでしょうか?
まずシチュエーションは、昼よりも夜のほうがいいですね。昼にカフェで沈黙の中、おもむろに切り出すのは重いので絶対ダメです! 夜に2人で軽く飲みに行って場が温まった頃に、「そういえば、●●さんはどうして婚活を始めたんですか? 私は結婚後も仕事を続けたくて、子育ての期間とかも考えると、今のうちに婚活しておこうかなって思ったからなんですけど」とさりげなく入れ込みましょう。
おー! 自然だし、相手にも緊張感を与えなさそうですね。
ここで、「共働きがいいですか? 専業主婦になってほしいタイプですか?」「子どもは何人欲しいですか?」と直球で聞くのはNG。「●●さんはどういう家庭のイメージを持っているんですか?」など広い質問にすることで、相手の負担が減りますよ。
ひとつ例を挙げることで、相手の価値観を引き出すテクニック
でも遠回しに質問すると、相手の回答も薄っぺらいものしか返ってこないし、期待していたほど掘り下げられない、なんてこともありそうです。その場合はどのように誘導すればいいのでしょう?
消費者リサーチする時のテクニックでもあるんですが、「ある情報を与えて、それに対するリアクションを求める」という方法がオススメです。例えば「この前テレビで、子どもが10人もいる大家族の特集があったんですよ~」とか、例を挙げてきっかけを作るんです。そうすれば、「さすがに10人も欲しくないな~。1人か2人でいいかな」など、自分の欲しかった意見を聞ける可能性が高いです。
「友だち夫婦の家庭が面白くてさ~」とかもよさそうですね! 他の誰かの話について議論することで、自分に質問されている重さもなく、自然と自分の考えを話したくなりそうです。
そうですね。でもまぁ男性は女性に比べて、これだけは譲れないという結婚観を持っている人は少ないので、考えが合わなくて困るということはそうそうないと思いますよ。
彼と結婚観が合わなかったらどうすればいい?
もしも、彼が結婚観や家庭観にものすごくこだわりがある人で、しかもそれが自分の価値観と合わなかったら、どうすればいいでしょう?
男性の価値観は、基本的に結婚後も変わらないものなんですよね。例えば「彼は付き合っている時は全然家事をしてくれなかったけど、結婚したから家事を手伝ってくれるに違いない!」なんて夢見ることってありがちですが、結婚しただけで変わることはほぼありません。
そんな!(泣) 期待しすぎるのは禁物ですね……。
女性は結婚を「生まれ変わりの儀式」だと思う傾向があるんですよ。男性より女性のほうが結婚式に積極的なのも、その感覚があるからですね。特に、Facebookに結婚式の準備の様子を逐一アップするタイプの女性が、結婚後「どうして変わってくれないの!?」と旦那様に怒り、夫婦間の不仲に発展するケースが多いです。
なるほど。では、結婚前の段階で価値観が合わない相手は、諦めたほうがいいのでしょうか?
せっかく好きになった相手なので、もし自分が価値観を譲れそうなら、譲ってあげたほうがいいと思います。細かい価値観までぴったり合う人というのは、なかなか稀ですからね。「価値観は変えられない」という前提で、2人でどうやって幸せになれるのかを考えることが、夫婦円満の秘訣ですよ。
まとめ
1.結婚の価値観は、できるだけ早めにすり合わせよう!
2.直球に聞くのは重いのでNG。自然に引き出すテクニックを使おう!
3.相手の価値観は変わらない前提で、幸せになれる方法を考えよう!
(朝井麻由美)
★最後に、トイアンナさんから読者の皆さまへメッセージをお届けします!
婚活に正解はありません。ですから、これまで真面目に進学や就職をしてきた方であっても、迷うことが多いかと思います。少しでもご成婚の可能性が上がりますよう、戦略的に行動していきましょう。あなたに、最高のパートナーが見つかりますように!
※この記事は2016年10月13日に公開されたものです