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【キレイの相談室】丸顔さんも面長さんも失敗なし! キレイにチークを入れるワザ

野口由佳

齋藤純子

「もっとメイクがうまくなりたいけど、何からすればいいのかわからない」「自分の肌には、どんなタイプの化粧品を選べばいいの?」など、「キレイ」にまつわるさまざまなお悩みに、ヘア&メイクアップアーティストの野口由佳さんがお答えします!

顔全体を華やかに見せてくれるチーク。うっかりつけすぎると「おてもやん」状態になってしまうことも。チークを上手に入れるノウハウを紹介します。

<今回のお悩み>

チークを入れると、顔から浮いて不自然に見えてしまいます。失敗せずキレイにチークを入れるコツはありますか?(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)

<Answer>

チークは頬の一番高いところから入れるのがポイントです。どんな顔の形の人も、その入れか方をおさえておけばOKです。濃くなりすぎないよう、少しずつ重ねて。

■チークは「笑ったとき頬が一番高くなるところ」から

チークを入れて不自然に感じるときは、チークの位置が合っていない可能性があります。頬は、表情の変化によってよく動くところ。笑うなどして頬が大きく動いたときに不自然さを感じないところに、チークを入れるのが基本です。

チークブラシや指先にとったチークを最初にのせる場所は、“頬の一番高いところ”。ニコッと笑って一番高くなるところがその場所にあたります。最初に入れたところから周辺に塗り広げれば、自然な濃さに仕上がります。

■丸顔は耳の近くまで。ベース型は逆三角形を意識して

頬においたチークを広げる方向は、顔の形で異なります。

丸顔の人の場合は、横長の楕円に広げます。内側は目頭の下、外側は耳の手前までのイメージです。鏡で横顔を見ると、耳に向かってチークが薄くなっているのがわかるくらいが自然な仕上がり。ブラシやスポンジで徐々に薄くなるよう伸ばします。丸顔の場合、丸く円に塗るのは禁物。丸いチークは顔の丸さを強調して子どもっぽい顔になってしまいます。

面長の人は、丸く円を描くように伸ばします。円の外周が、小鼻のすぐ横、目尻と耳の間にかかるくらい。丸顔と同様、外側に向かって薄くなるようブラシやスポンジで広げます。

ベース型の人は、逆三角形になるよう塗るのがベストです。左右の幅は面長の人と同じくらいでOK。下に向けてつけることで、顎まわりをスマートに見せてくれます。丸顔・面長同様に、外側に向かって薄くなるよう調整します。

チークを入れるとき、どの顔のタイプでも左右並行して進めるのが鉄則です。片方の頬が終わってからもう片方に入れると、濃さがちぐはぐになりがち。左右順番に少しずつ広げれば、塗りすぎも防げます。顔全体が映る鏡を見ながら、バランスよく入れましょう。

■チークの色は顔の色で合わせる

チークの色選びで基準になるのは、顔の肌の色です。色白の人はピンク系、色黒の人はオレンジ系が肌なじみのいい色です。万能なのが、コーラルピンク系。肌の黄みや濃さを問わず、自然な華やかさを出せます。

今年の秋、流行するとされているブラウン系のファッションには、少しくすんだ赤系のチークが好相性。白肌ならピンク寄りの赤、色黒ならオレンジ寄りの赤を選ぶとしっくりきます。

■テクスチャは、目指したい雰囲気で使いわけて

チークには、パウダーやティントなどのさまざまなテクスチャがあります。どれも難易度はさほど変わらないので、目指す雰囲気で使いわけましょう。

パウダータイプはツヤを抑えたマットな印象になるので、オフィス向け。一方、ティントやクリームなどの油分や水分多めのテクスチャはツヤが出るので、色っぽく仕上げたいときにオススメです。

パウダータイプのチークを入れるとき、オススメなのが丸筆のチークブラシ。チークのパレット付属の平たい筆よりも均一に塗り広げられ、キレイな濃淡が出せます。ドラッグストアなどでも手に入るので、持っていない人はぜひ使ってみてください。
チークブラシを使うときのポイントは、筆先でチークをとったあと、手の甲やティッシュの上でとんとんすること。ワンクッション置くことで毛束に均一にパウダーがいきわたり、色ムラやつけすぎを防げます。

ティントタイプやクリームタイプは、付属のチップか指先で頬に置いてから、スポンジや指で塗り広げます。チークはつけすぎるとベースメイクからメイクをやり直すことになってしまうので、最初はひかえめに。濃さが足りなければ頬の高いところに少しずつ足して調節します。

■アイメイクやリップの後に入れると、つけすぎ防止に

チークを塗るタイミングは、ベースメイクが終わったあとであればいつでもOK。オススメはアイメイクのあと。アイメイクが濃いめか薄めかにあわせてチークも調整できるので、チークの入れすぎを防げます。

派手色リップをメイクのポイントにする場合、チークはリップのあとに。派手色リップは色味が強いので、いつものようにチークを入れたあとに塗ると、メイク全体がケバく見えてしまうことがあります。リップを塗ってからであれば、リップの濃さに合わせてチークを入れることができるので、つけすぎ防止になります。

チークはポイントメイクでありながら、アイメイクやリップなど、ほかのポイントメイクの濃さ・強さを整える役割も担っています。

また、チークの濃さやテクスチャによって、華やかさや色っぽさを調整できるので、メイク全体の印象も操作できます。チークの入れ方をマスターして、自分のなりたい顔に仕上げましょう。

<オススメの「チーク」は?>

★誰にでも合いやすいコーラルピンク系!
ロレアル パリ  ルーセントマジック クッションブラッシュ P3 ローズアフェアー

クッションファンデのようなクッションタイプのチーク。付属のパフでぽんぽんと叩きながら塗り広げます。見た目よりずっと薄づきかつ程よいつや感で塗りやすく、初心者さんにオススメ。P3はどんな肌にも合わせやすい色です。

2,000円(税抜/メーカー希望小売価格)

★旬の赤系チーク!
レ・メルヴェイユーズ ラデュレ ミニ プレスト チークカラー 10

肌の色タイプを選ばない赤みピンクチーク。今年らしい顔にしてくれます。肌なじみがいいので、少しずつブラシで頬に入れながら、自分好みの濃さに仕上げて。

2,500円(税抜)

<今回のまとめ>

・「頬の一番高いところ」がチークの定位置
・丸顔は丸く塗るのはNG。ベース型は逆三角形でスッキリと
・塗りすぎ厳禁。ポイントメイクのあとでバランスを整えて

監修:野口由佳
ヘア&メイクアップアーティスト。ROI所属。今時のトレンド感と女の子らしいかわいさを兼ね備えたメイクが得意。雑誌や広告、テレビで活動中。

※画像はイメージです

(取材・文/齋藤純子)

※この記事は2016年10月03日に公開されたものです

野口由佳

ROI所属。今時のトレンド感と女の子らしい可愛さを兼ね備えたメイクが得意。雑誌や広告、テレビで活動中。

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齋藤純子

フリーライター。ガールズ健康ラボ所属。ムック『ほんとうに効く! 冷え退治バイブル』(扶桑社)にライターとして参加。東京下町生まれ。食品商社営業企画、パン職人を経て、制作会社で広告・出版の編集制作に携わる。団塊ジュニアの端くれ。一児の母。得意分野は、辛いもの・濃くて甘いもの・蒸留酒・ビックコミックオリジナル。詰めもの料理研究中。美味しいって正義! Twitter/@julepper

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