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節約上手は貯金上手! 無理せず貯金額を増やす鍵は、節約の習慣化にあった!

経済の見通しも明るいとはいえない中、働く女子にとってもお金は非常にリアルな問題です。 お給料は増えない中、家賃に生活費に交際費と、支出はいろいろとかさんでいきます。「将来に備えて貯金したい」「節約して少しずつでも貯めていきたい」と思っても、毎日の生活で精一杯で、なかなか思うようにいかないという人も多いのではないでしょうか。

手元にある程度のまとまった貯金があれば、心にゆとりを持つことができますし、将来転職や結婚などの転機を迎えたときの資金にすることもできます。そこで、今回は無理せず貯金額を増やすための、具体的な方法を紹介していきます。

 

みんなの貯金額はどれぐらい?

友達との会話や女子会において、仕事や恋愛の話は飛び出しても、お金の話はなかなかしにくいものです。まして、「貯金いくらある?」と、ストレートに聞いたことがあるという人はほとんどいないでしょう。では、実際のところ、働く女性の貯金額の平均はどれくらいなのでしょうか? 目安として、総務省が5年ごとに行っている全国消費動態調査の数値があります。同調査によると、女性単身者の1世帯あたりの年収・貯蓄額の平均値は以下のとおりです。

<2014年 年齢階級別貯蓄現在高及び年間収入>

40歳未満単身世帯 年収317万円、貯蓄264万円
※単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果(総務省統計局)


ただし、これは「貯金がない」人も含めた平均値ですので、貯金0の世帯があることを考えると、実際の平均貯蓄額はもう少し高くなることが予想されます。ちなみに、金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査」(2015年)によると、「金融資産はない」と答えた人の割合は47.6%。20代では62.6%、30代では45.3%に達しています。

 

貯金できない人の特徴とは?

貯蓄額264万円という平均値は、多いと感じたでしょうか? それとも少ないと感じたでしょうか?少ないと感じた人は、おそらくすでに貯金の習慣ができていますので、そのまま続けていけば問題ないでしょう。逆に、自分の貯蓄額が平均貯蓄額より少なくて、これから貯金を始めたい人、または貯金しようと思っているのに続かない人は、自分が下記のような特徴にあてはまっていないか、チェックしてみるのがおすすめです。

<貯金ができない人の5つの特徴>

・残ったら貯金しようと思っている

「月末にお金が余っていたら貯金しよう」という考え方を持っている人は、まず間違いなく貯金ができない人です。 というのも、「残ったら貯金する」と考えている場合、残さずに使ってしまう癖がついてしまうからです。確実に貯金するためには、給料が入ったらまず貯金し、残りの額で生活する家計管理が必要です。

・計画性がない

計画性のなさも貯金ができない人によく見られる特徴です。貯金をするにも、まず目標金額を決めないと始まりません。 貯金を成功させるには、例えば「1年後に留学したいから100万円貯める」「3年後の結婚を目指して今から200万円貯めよう」など、具体的な数字を設定し、それに向かって行動することが大切です。目標を思い出すことは、衝動買いを防ぐことにも役立ちます。

・時間にルーズ

いつも約束の時間に遅れてしまうなど、時間にルーズな人は、自分を律することが苦手です。金銭の管理もルーズになりがちです。

 

・面倒くさがり

節約に手間をかけるくらいなら、お金を払ったほうがいいという考え方だと、お金はなかなか貯まりません。もちろんタクシーを利用するべきとき、コンビ二のほうが便利なときはありますが、いつもそれでは貯金は難しいでしょう。

・お金の流れを把握していない

財布の中の現金の額、貯金とローンの残高、クレジットカードの支払額、毎月何にどれぐらい使っているのかなど、自分の収入と支出を正しく把握していないと、どこを節約していいのかわかりません。

貯金の成功・失敗は日頃の習慣で決まる!

「毎月30,000円貯金するぞ!」と考えるとたいへんそうでも、毎日1,000円なら達成できそうに思いますよね。貯金をするということは、いわば1つのプロジェクトですので、その達成には貯金全体の計画を管理し、日々の小さな行動を積み重ねていくことが大切です。それぞれについてポイントを紹介します。

貯金のコツとなる4つのステップ

貯金をするには、お金の流れを管理し、把握することが重要です。まずは普段の生活において、以下のようなポイントを押さえていくといいでしょう。

SETP1 毎月の収支を把握する

「知らないあいだに、お財布からお金が減っている」という場合、貯金を続けていくには、自分の収入や支出の状態を知るのが第一歩です。まずは1ヵ月でいいので、家計簿か家計簿アプリを用意して、入ってきたお金と使ったお金のすべてを記録してみましょう。ポイントは、まだ「節約しなきゃ」などとは考えずに、記録に集中することです。

STEP2 予算を組む

1ヵ月の収入・支出の詳細がわかったら、それらを点検して無駄遣いや削れる部分がないかを点検します。住居費や水道光熱費などを大きく削ることは難しいですが、食費や交際費、保険費、外食費、被服費などで改善できる部分がないかを考え、大まかな予算の割り振りを行います。

STEP3 貯金額を設定する

予算を組むのと同時に、貯金額を設定することも大事なポイントです。とはいえ、年収300万円で「1年で100万円を貯める!」などという高すぎる目標は、達成できずにモチベーションが下がるだけの結果になる可能性が高いので、避けたほうが無難です。 最大でも収入の10~20%程度に抑え、何のために、いつまでに、いくらを貯めるのかを決めていきます。組んだ予算と照らし合わせて、実現可能な数字であることを確認しましょう。 

STEP4 貯金用の口座を作る

STEP1~3のすべてができたら、最後に貯金専用の口座を作り、給料が振り込まれたその日にそこに定額が自動で振り込まれるようにしましょう。毎月引き落としで定額貯金ができるサービスなどを利用するのがおすすめです。これにより、確実に貯金することができます。

知らないうちに倹約できる4つの習慣

せっかく計画を立てて上記のことを実践しても、結局お金が足りなくなって、貯金を下ろして使ってしまっては本末転倒です。予算どおりの節約を実行するには、次のような習慣を身に付けることが役立ちます。

・コンビ二を使わない

飲み物や夕食のお弁当を買うつもりでコンビ二に入り、ついつい新作スイーツや雑誌を買ってしまったという経験はないでしょうか。コンビ二はスーパーマーケットなどに比べて値段が高い上に、ついつい目的以外の物を買ってしまい、1回の利用で1,000円を超える場合も少なくありません。
食材を買って自炊する、スーパーの安い冷凍食品をうまく利用する、飲み物は休日に買っておくなどの工夫で、コンビ二を利用する機会を減らすことは、有効な節約方法です。

・クレジットカードを封印する

クレジットカードは、現金と違って実際にお財布の中身が減るわけではないので、お金を使ったという感覚が残りにくく、ついつい使ってしまう方も多いのではないでしょうか。
クレジットカードの使用は、インターネットなど現金払いができないときに限定するなどのルールを決めて、極力使わないようにすることで、無駄遣いを防ぐことができます。

 

・2次会への参加は断る

会社の付き合いや友人との飲み会は、1回5,000円程度はかかるだけに、本当に必要なもののみに限定することで、大きな節約につながります。「会社の飲み会は1次会までにする」「友人との飲み会は、お酒だけ買って簡単な料理を作って家飲みにする」などは、効果も大きくおすすめの方法です。

・「節約した!」と思った分は貯金箱へ

例えば、駅までバスに乗るところを自転車で行ったなど、「節約した!」と思える行動をしても、そこで満足しては浮いたお金をほかに使うだけで終わってしまいます。片道のバス代200円が浮いたなら、その日のうちに200円を貯金箱に入れましょう。

【まとめ】

節約や倹約というと「ほしいのを我慢するつらい行為」というイメージがありますが、貯金は成果が数字で見えますので、やり始めると意外とおもしろく、続けることができます。紹介した内容を参考に、ぜひ始めてみてください。

※この記事は2016年09月05日に公開されたものです

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