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【朝ヨガ】“エアコン冷え”を軽減! 基礎代謝を上げる「バッタのポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

夏になるといつも調子が悪い……。そんな人は、エアコンを多用する夏こそ「冷え」の対策が必要です。男性の体に比べると、圧倒的に筋肉量が少ない女性の体は、元々熱を生産しにくい構造。だからこそ、体の熱生産を促す「骨格筋(運動して増やせる筋肉)」に働きかけるトレーニングが最適です。そこで今回の連載では、エアコン冷え対策にぴったりなヨガ「バッタのポーズ」をご紹介します。

基礎代謝量を高める「バッタのポーズ」とは?

今回のテーマ「バッタのポーズ(シャラバ・アーサナ)」は手足を引き伸ばし、拮抗する力(手足を張り合う力)で胸と足を持ち上げた軽やかな姿勢を作ります。主に背中、お腹、ヒップ、太モモ裏という骨格筋を鍛え、収縮させることで、体内に効率よく熱を作り、基礎代謝量を高めます。つまり、ダイエットにも味方する“燃えやすい体”が作られるということ。そして、正しい姿勢を保つための筋肉を鍛えるので、美しい背筋とヒップラインにも貢献。さらには、姿勢が整うことで、心もシャキッと前向きになるなど、まさにいいことずくめのオススメポーズです!

「バッタのポーズ」手順

(1)うつ伏せの姿勢からスタート。

(2)息を吸いながら左手と右足を拮抗させ、伸ばして持ち上げる。次の吐く息でうつ伏せの姿勢に戻り、ひと息ついてリラックス。続いて、次の吸う息で、右手と左足を伸ばしながら持ち上げ、吐く息で戻る(3セット繰り返す)。

(3)息を大きく吸いながら、両手両足を伸ばして持ち上げる。手と足を拮抗しながら、お腹がバランスの中心になるようにし、このままの姿勢で3呼吸キープ。吐く息でポーズをほどいたら、うつ伏せの楽な姿勢で脱力。

※ポーズの注意点

アゴを軽く引き、うなじを伸ばすと、首や肩まわりの緊張がゆるみ、呼吸が深まります。深い腹式呼吸を繰り返しながら、お腹部分で前後に揺れる動きに身を任せましょう。

本日のレッスンまとめ

呼吸の役目は“血流を促し、体内で作られた熱を体の隅々にまで運ぶ”こと。深い呼吸とポーズの相乗効果で、じんわり温まる体を実感してください。ちなみに、ポーズによる意識的な筋肉の緊張状態と、ポーズを解いたあとの体が弛緩(しかん)した状態の動きの緩急が大きければ大きいほど、効果は倍増しますよ。

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

※次回は8月14日(日)更新予定。お楽しみに!

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

 

※この記事は2016年07月31日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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