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皮膚科医に聞く! 自分で「デリケートゾーンのムダ毛」を処理するときのコツって?

石部千晶/六識

吉田貴子

ムダ毛を自己処理するとき、悩んでしまうパーツのひとつ、「デリケートゾーン」。話題にするのは恥ずかしいし、人と比べることもないので、“どう処理をすればいいのかがわからない!”と感じている人も多いのでは? そこで今回は、興味はあるけど人にはなかなか聞けない“デリケートゾーン”のムダ毛について、渋谷スキンクリニックの院長・吉田貴子先生に教えてもらいました。

<「デリケートゾーンのムダ毛処理」にまつわる悩みって?>

まず、世の女性に「ムダ毛処理の悩み」について具体的に聞いてみました。

■どこまで処理したらいいの?

・「どこまで処理したらいいかわからない」(27歳/その他/専門職)
・「デリケートゾーンのムダ毛処理が、見えなくてうまくできない」(26歳/医薬品・化粧品/技術職)

ほかのパーツのように、“すべて剃ればOK”ということではないので、どこまでケアをしたらいいのかがわからないと悩んでいる人が多いみたい。デリケートゾーンが見えづらいということもあり、処理自体が難しいと感じている人もいるようです。

■抜くと痛い……!

・「ビキニラインを毛抜きで処理をしているけれど、痛くてたまらない」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「抜くときの痛さがつらい」(23歳/その他/その他)

毛抜き処理派の人に多く見られたのが「痛み」に関する悩み。抜いたほうが仕上がりがキレイな気がするけれど、抜きすぎて炎症が起きないかも心配です。

■チクチクするし、肌に悪そう……

・「剃ったらジョリジョリする」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「カミソリを使っているが、肌に悪そう」(28歳/建設・土木/事務系専門職)

カミソリで処理をしている人は、剃ったあとにチクチクしてしまうことが気になっているようす。デリケートゾーンの毛はほかのパーツに比べて太いぶん、毛の断面がより目立って見えますよね。また、剃ることで肌を傷つけてしまうのも怖いところです。

<皮膚科医に聞く、「デリケートゾーン」の自己処理のコツ>

気をつけないと、毛抜き、カミソリ、それぞれ処理をする上でデメリットがあるように感じられますが、いったいどう処理するのが正解なのでしょうか? そこで、デリケートゾーンの自己処理をするときのコツを、吉田貴子先生に教えてもらいました。

■正しい自己処理の方法とは?

吉田先生「自分でデリケートゾーンの処理をするときに注意してほしい点は、まず処理に利用する道具。カミソリは肌を傷つけやすいのでオススメできません。また、アンダーヘアは毛が太いこともあるので、毛抜きを使っての処理だと痛みを伴い、炎症も起こりやすいです。赤ニキビや黒ずみの原因にもなるので、こちらも肌の弱い人はひかえたほうがいいですね。

皮膚科医としてオススメするのは、電気シェーバー。鏡を見ながら、肌を傷つけないように処理をするのがベストです。どこまで処理をすればいいのかわからないという方もいますが、処理の範囲は、下着から出ない部分だけの人もいれば、すべて剃ってしまう人まで、本当に人それぞれです。正解はないので、自分がいいと思う範囲で処理をしてください」

■処理後のケアだって重要!

吉田先生「処理の方法もですが、処理をしてからのアフターケアも大切になってきます。処理をしたあとは、まわりの皮膚も含めてしっかりと保湿をしてあげてください。化粧水をつけてから、乳液でフタをしてあげましょう。

敏感肌で、肌がかぶれたり炎症を起こしてしまう場合は、刺激の少ないジェルタイプの保湿剤がオススメですよ」

■クリニックで処理もできるの?

吉田先生「もちろん、クリニックで処理をすることもできます。治療費はかかりますが、安心・確実に処理をしてもらえるのでオススメです。処理の範囲にもよりますが、施術は5分ぐらいと時間もかかりません。6~8回ほど通う必要はありますが、肌の負担を考えても、余裕がある人はクリニックで処理してしまうのがいいかと思います。恥ずかしいなんてこともありませんので、気軽に利用してくださいね」

<さいごに>

どうしても処理の仕方に目を奪われがちですが、実は処理後のケアが大切! ということがわかりました。デリケートな部分なので、しっかりと保湿をして肌を守ってあげましょう。先生が言っていたように、「いまはクリニックで肌への負担が少ない永久脱毛をしてもらうこともできる」ので、余裕がある人は思いきってクリニックに行ってしまうのもいいかもしれませんね。

吉田貴子先生
皮膚科・美容皮膚科医。2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科と美容皮膚科を開設し、あらゆる肌の悩みに向き合っている。なかでもニキビ治療を得意とする。また、肌トラブルだけでなく、ダイエットやアンチエイジング、発毛治療など、美容にまつわるさまざまな悩みに対応してくれる。テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。

(取材協力:吉田貴子、文:石部千晶/六識)

※マイナビウーマン調べ。調査日時:2016年5月16日~23日、調査人数:159人(22歳~34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.21)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2016年06月26日に公開されたものです

石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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吉田貴子

皮膚科・美容皮膚科医。2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科と美容皮膚科を開設し、あらゆる肌の悩みに向き合っている。なかでもニキビ治療を得意とする。また、肌トラブルだけでなく、ダイエットやアンチエイジング、発毛治療など、美容にまつわるさまざまな悩みに対応してくれる。テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。

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