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男女平等でしょ!? 共働きの場合、生活費は折半すべき?

フォルサ

男女平等といいながらも現実問題として、同年代の男女の年収には大きな差があります。夫婦共稼ぎならばお財布は別々、生活費も折半にすることに対して、どう考えているか働くアラサー女性に聞きました。

Q.共働きの場合、夫婦で生活費は折半にすべきだと思いますか?

はい……40.15%
いいえ……59.85%

折半にすべきでないという回答が約6割という結果になりました。折半にすべきか、すべきでないか双方の意見をきいてみましょう。

折半にするべき

●共働きだから平等に

・「男女で平等に考えるのが普通だと思うから」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「お互い支払うことで、家庭内に順位がなく対等な関係が築ける」(29歳/医療・福祉/専門職)

・「時と場合によるが、基本は折半が公正かと思う。」(34歳/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)

・「旦那だけの給与を当てにすると、意見が言いにくいから」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「変に偏らせないほうが後の不満にもならないと思うから」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

●ふたりで生活しているんだから

・「例えば食費は私、固定費はあなたという感じ」(34歳/その他/事務系専門職)

・「その代り、家事も折半にしてくれる前提で」(34歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

・「同じ財布でどれくらいあるのかは把握したほうがいいと思う」(32歳/医療・福祉/その他)

・「共働きなので、家事も生活費も折半。別れた時も楽」(34歳/通信/販売職・サービス系)

・「生活費に男女の差はなしだと思う。一緒に家計を支えていけばよい。」(29歳/自動車関連/事務系専門職)

●経済的な理由で

・「夫婦で1つ財布を作って、そこから家計をやりくりしているから」(29歳/生保・損保/その他)

・「共働きであれば、折半。一人の給料ではやりくりできない」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「お互いの収入に大差なければ生活費は折半して良いと思う」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「1人の給料では生活していくのに困難だから」(33歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「現在そうで、お互い合わせないととてもじゃないけど生活できない。」(34歳/医療・福祉/専門職)

生活費を折半にすることについて、アラサー女性たちは、共働きなんだから当然だけど、その代わり家事も手伝って欲しいというのが本音のようです。生活費を夫に頼ると、夫婦の力関係のバランスが崩れて、言いたいことが言えなくなるのも嫌だという声も聞かれました。現実問題は、夫ひとりの給料でやりくりするのは難しいので、折半にというところかもしれません。

折半にするべきではない

●折半より夫婦で分担

・「私の収入はほとんど貯金に回すのが理想だから」(29歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「どちらかが貯蓄、どちらかが生活費を出したほうが分かりやすくていいと思う」(29歳/その他/販売職・サービス系)

・「生活費は旦那さん、子供のための貯金は奥さん」(34歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「折半よりどちらかの給料は貯蓄に回す方が整理しやすいと思う」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「我が家は妻が食費、夫がローンや保険や保育料を払っているから」(30歳/食品・飲料/技術職)

●男性のほうが収入が多いから

・「収入が同等なら、折半でもよいが、格差があるなら折半ではない方が良い」(32歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)

・「やっぱり養ってもらいたいから」(29歳/医療・福祉/専門職)

・「収入に差があるので、折半だとつらい」(28歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

・「必ずしもそうではないと思うから。男性と女性では給料の差があることも少なくないと思うので」(30歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

・「いくら、共働きでもお互いに給料の差が激しいと、不平等なきがする」(34歳/情報・IT/クリエイティブ職)

●家事・出産の負担を考えて欲しい

・「いつか子供を産むため仕事を辞めたり休んだりする可能性があるから。自分の稼ぎはないものとして考えたい」(30歳/情報・IT/事務系専門職)

・「家事を全てこなすとなると、8時間勤務はできないから」(27歳/情報・IT/その他)

・「家事の分担もあるので、その割合もみて考えたい」(27歳/学校・教育関連/その他)

・「年の差や働いてる環境、妊娠出産など、背負うものが違うため」(29歳/建設・土木/クリエイティブ職)

・「共働きなので、家事も生活費も折半。別れた時も楽。」(34歳/通信/販売職・サービス系)

折半にすべきではないと答えた女性は、もともと年収が違うのだから折半(同じ金額)を出すのは不公平と考えているようです。生活費を折半にするよりも、夫が生活費を出して、ローンなど他にどうしても係る費用は妻が出すという分担をしているというケースがありました。お互いが納得すればこの方が簡単で不公平感がないかもしれません。また、家事・出産・育児などの女性の負担も考えて欲しいとの声もありました。

まとめ

女性からみると生活費を折半にするのは、男性とは年収が違う場合が多いので、約6割が平等でないと考えています。また、女性には家事・出産・育児などの負担もあるから、その役割分も考慮して欲しいとも。ただ、夫の給料だけでは余裕のある生活はできないから、共稼ぎはしたい。生活費は臨機応変に対応していければ良いというところでしょうか。

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年5月27日~5月29日
調査人数:204人(25歳~34歳の女性)
※画像はイメージです

(フォルサ/岩崎弘美)

※この記事は2016年06月08日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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