お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【マリアージュレッスン】結婚、仕事……、何を優先するべき? 30代女性の「理想のライフプラン」を立てるコツ

斎藤芳乃

30歳前後から、途端に現実味を帯びてくる「結婚」の話。「婚活しなきゃ!」と思っていても、何からはじめたらいいのかわからなかったり、結婚相手にふさわしい男性に出会えるのか不安になったりしてしまうもの。これまで多くの女性たちの恋愛・結婚の問題を解決してきた、マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃先生に、婚活の悩みを解決してもらいましょう。

■今回のお悩み

婚活をするべきか否かに悩んでいます。自分の心が決まらないまま年を取っていっています。結婚の前に(?)同時に(?)すべきことがいっぱいあると思います。結婚をするとあきらめないといけないことも出てきそう。優先順位や決断は何基準にするべきですか?(31歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

仕事や結婚を人生の目的にしてはいけません

真剣に自分の「これから」を考える30代。仕事も恋愛も充実した時間を過ごしていきたいですよね。しかし、仕事で何かを成し遂げたい、資格を取って本格的に転職したいなど、自己実現にばかり没頭してしまうと、恋愛どころではなくなってしまうのも事実です。仕事に没頭するあまり、幸せな家庭を持つ友人を横目に気づいたらひとりに……という状態は避けたいですよね。

こんなときほど、結婚や仕事を人生の目的として考えるのではなく、長期的なスパンで「自分の目指す理想のライフプラン」を考えることが大切です。ここで言うライフプランとは、「自分が叶えたいことに軸を合わせた環境・コト・人選び」をしていくということ。仕事や結婚を目的として何かをあきらめるということではなく、自分を中心にして人生を構築する姿勢が必要です。

先すべきことは? 理想のライフプランの立て方

自分を中心としたライフプランを考えるときは、肉体的・時間的な制限を優先しながら、その中で「自分が達成したいこと」を取捨選択することが大切です。ではさっそく、具体的にライフプランを考えていきましょう。

【ステップ1】4つの項目を基に、理想のライフスタイルを具体化する

・自分のライフスタイルにパートナーが必要かどうか?

まずは、結婚という形にこだわらず、自分のライフスタイルにパートナーが必要かどうかを考えてみます。「結婚をしなくてもいいから、同棲して誰かに側にいてほしい」、「ひとりでは無理だけれど協力しあってマンションを買ってみたい」、「いずれ子どもがほしい」など、ひとりではかなえられない幸せがあります。その反対に、「恋人はいたら楽しいけれど、仕事も給料も満足してるし、暮らしはひとりのほうが楽」と考える女性もいるはずです。

・子どもがほしいかどうか?

次に考えることは、出産についてです。たとえば、子どもを産んで子育てを経験しながら仕事もしていきたい場合は、肉体的な条件を考えて結婚を優先する必要があります。一度仕事を手放して子育てをした数年後、仕事に復帰するということもいいかもしれません。

・実現したいことは、長期的なスパンで見て、価値が変わらないものかどうか?

3つめは、自分が実現したいことについて考えます。どうしても若いときにしかできない仕事であったり、流行にのって何かを成したいというときは、結婚より仕事を優先してもいいでしょう。その場合は「○年は仕事を優先する」と決めておけば、その後に婚活をはじめても納得できる人生になっていきます。もし、実現したいことが時間が経っても価値が変わらないことならば、その分量を減らし、パートナーを探しに時間を使っても、いいでしょう。あるいは、まだ本格的にやりたいことが見つかっていない場合は、結婚をしてから勉強をはじめたり、別の仕事をはじめたりしても遅くはありません。

・実現したいことは、2人でかなえたほうが効率的かどうか?

4つめは、実現したいことの効率性を考えましょう。たとえば、「広い家に住んで快適に暮らしながら、自分のやりたい仕事を無理なくしていく」というライフスタイルであれば、パートナーと協力しあったほうが、金銭的にも精神的にも負担が少なくて済みます。もしも仕事が苦手でやりたいことも見つからない、家事や料理が得意という場合は、仕事を優先するよりも、パートナーをサポートするライフスタイルのほうが合っているかもしれません。ひとりでいるということは、すべてをひとりでこなしていくということ。自由でいられる一方で、自分に負担があるというデメリットもあります。どちらが夢をかなえやすいか、考えてみましょう。

ステップ2は次のページをチェック!

【次ページ】理想のライフスタイルを具体化したあとにすべきことは?

次のページを読む

SHARE