ベビーカーでの乗換えが面倒くさい駅まとめ【都心部版】
赤ちゃんと一緒のお出かけはワクワク。でも、電車を使ってベビーカーで移動となると、ちょっと尻込みしてしまうママも多いのではないでしょうか。エレベーターが設置されている駅が多くなったとはいえ、利用できる場所や経路を確認しておかないと、重たい荷物とグズる赤ちゃんを両手にかかえてさまよう……なんて可能性も。そこで今回は、都内でベビーカーでの乗り換えがしづらい駅をまとめてみました。
乗り換えでかなり歩く駅
●両国駅
都営大江戸線は新しい路線ということもあって、他線との乗り換えが不便な駅がいくつかあります。特に大江戸線両国駅とJR両国駅は、乗り換えでかなりの距離を歩く駅のひとつ。最短の出入り口(A4出口)から歩いても400mほどあるので、乗り換えに約5分ほど余裕を見ておいたほうがいいでしょう。
●蔵前駅
地下鉄同士だというのに、いったん改札を出て、地上に出て乗り換えしなければならない駅もあります。大江戸線と都営地下鉄浅草線蔵前駅が接続している蔵前駅はそのひとつ。両駅の乗り換えに地上を約200m以上歩かなくてはなりません。
●本郷三丁目駅
都営地下鉄と東京メトロが接続している本郷三丁目駅も、地下鉄同士なのに、改札を出て、地上を歩いて乗り換えしなければならない駅です。エレベーター・エスカレーターは設置されており、段差なしでの移動ルートは可能です。
一部、階段を使わなくてはならない駅
●代々木駅
JR代々木駅の西口、北口にはエスカレーター・エレベータを使って出ることができますが、タイムズスクエアに近い東口は階段しかありません。角度も少し急なので、ベビーカーを持って階段を登るときは、気をつけてくださいね。
●JR新橋駅
銀座や汐留方面に出るのに便利な新橋駅。乗客も多く、特に通勤時間帯は大変混雑しますが、JR線の新橋駅でエレベーターが利用できるのは、東海道線ホーム、横須賀線ホームのみ。山手線、京浜東北線へは階段やエスカレーターを使わないと乗り換えできません。
エレベーターもエスカレーターもない駅
●板橋駅
東京都内のJR駅の多くはバリアフリー化が進んでいますが、板橋駅はエレベーターだけではなく、エスカレーターも設置されていません。そのため、改札からホームまで行くのに、必ず2回階段を上り下りしなければなりません。
エレベーターの位置がわかりづらい駅
●目黒駅
目黒駅にはエレベーター・エスカレーターもありますが、JRと東急線・各地下鉄への乗り換え時、エレベーターの位置がわかりづらいという声も。地下鉄からJRに乗り換える場合は、ホームにあるエレベーターに乗り、連絡改札口へ。その後、エスカレーターを使えば、山手線ホームに出ることができます。東急線から都営地下鉄・東京メトロへの乗り換えは、同じホームなので移動はしやすいです。
●浜松町
羽田空港へのターミナル駅「浜松町駅」も、エレベーターがわかりづらい駅のひとつ。JR浜松町で乗り換えて羽田空港に向かうとき、「モノレールのりかえ出口(出口専用)」から入ってしまうと、中にエレベーターがないため移動に不便です。
羽田空港から乗り、浜松町駅でJRに乗り換えるときは、先ほどの「モノレールのりかえ出口(出口専用)」が便利です。ベビーカーや車いす利用者に限り、駅員さんに伝えれば入り口として使わせてもらうことができます。
構造が複雑でわかりにくい駅
●渋谷駅
JR以外にも、東急線、京王線、東京メトロ(銀座線、副都心線、半蔵門線)など、4路線が乗り入れている渋谷駅。同じJRでも、山手線・埼京線・湘南新宿ラインの乗り換えにもかなり時間がかかります。出口も多く、その複雑さは群を抜いているかもしれません。
銀座線渋谷駅にはエスカレーターもなく、改札内にエレベーターもありません。ただ、東急東横店改札を出ればエレベーターが利用できます。JRや京王線との乗り換えは2階、他路線との乗り換えはいったん地上に出る必要があります。
東急線からJRに乗り換えるとき、エレベーターを使う場合は、宮益坂中央改札を出て渋谷ヒカリエに向かい、ヒカリエ内のエレベーターを利用するという方法もあります。こうすると、地上1階から渋谷南改札に出ることができます。
どちらにしても、乗り換えや移動にかなり大変な渋谷駅。表参道に行くのなら、地下鉄の明治神宮前駅を利用して千代田線に乗り換え、表参道に向かうほうがストレスが少ないかもしれません。
●新宿駅
JR、京王線、小田急線、東京メトロ、都営地下鉄が乗り入れている新宿駅も、乗り換えが大変な駅のひとつ。都営地下鉄大江戸線は新しい路線のため、ほかの路線への乗り換えがしにくいようです。都営新宿線・京王新線以外への乗り換えはいったん改札を出る必要があります。JRの山手線、中央・総武線などに乗り換えるときは、いったん地上に出て、南口から入った方が移動しやすいでしょう。
●池袋駅
池袋駅も、JR、東武鉄道、西武鉄道、東京メトロの4線が乗り入れており、渋谷駅・新宿駅と同様に複雑。そのうちのひとつ、東京メトロ副都心線からの乗り換えの一例を見てみましょう。丸ノ内線、有楽町線、西武鉄道、東武鉄道にもエレベーターで移動可能。ただし、丸ノ内線以外はいったん改札を出る必要があります。
●東京駅
東京の表玄関とも言うべきターミナル駅「東京駅」。JR在来線のほか、JR新幹線、東京メトロも乗り入れています。JRの場合、改札から各ホームへはエレベーターで移動可能。丸の内南口から利用が便利とのこと。
丸の内線からJRに乗り換える場合、地下鉄丸の内線改札口そばのエレベーターに乗り、地下1階の丸の内地下中央口へ。そこからまたエレベーターに乗り1階へ出ると、丸の内北口・丸の内中央口・丸の内南口に出ることができます。
エレベーターがない駅(都営地下鉄)
都営地下鉄の中でも、昔からある銀座線は、構造上エレベーターが設置できず、バリアフリー整備が進んでいない駅が多いようです。銀座線でエレベーターがない駅は、稲荷町・上野広小路・末広町・神田・日本橋・京橋・虎ノ門・外苑前・渋谷。丸の内線でも、淡路町・大手町・四ツ谷・四谷三丁目・新宿御苑前・方南町はありません。
日比谷線でエレベーターがない駅は、入谷・仲御徒町・茅場町・八丁堀・神谷町・広尾、東西線では、中野・落合・早稲田・神楽坂・飯田橋・竹橋・茅場町・門前仲町にありません。千代田線、有楽町線、半蔵門線浅草線になると整備されている駅が多くなり、各路線ともエレベーターがない駅は1~2駅となっています。
おでかけママの強い味方! 使えるアプリ紹介
赤ちゃんを連れて電車を乗り換えする時や、移動中にオムツ交換をしたい時、乗車中に赤ちゃんや子どもをおとなしくさせたい時に、便利に使えるアプリやサイトを紹介します。あらかじめインストールしておけば、いざというときも安心ですね。
●ママすぱあと
小さな子どもを持つママのための乗り換え案内サイト。経路検索のほか、トイレやエレベーターの有無などが確認できる駅ごとの検索もできます。実体験に基づいた、ユーザーが投稿したクチコミ情報も充実しています。
●山手線エレベーター
あらかじめエレベーターの場所がわかっていれば、移動も楽ですよね。同アプリは、JR山手線のエレベータの位置が分かるアプリ。1クリックでエレベータの位置が分かるシンプルな作りとなっています。
★App store★
https://itunes.apple.com/jp/app/shan-shou-xianerebeta/id533037300?mt=8#
対応端末:iOS 5.0 以降。iPhone、iPad、および iPod touch
利用料金:無料
●東京メトロアプリ
東京メトロの駅・路線を設定すれば、運行情報や駅情報を調べることができるアプリ。時刻表・構内図・周辺地図のほか、スムーズな乗り換えをサポートする改札口、出口案内情報も充実しています。
★google Play★
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tokyometro&hl=ja
★App store★
https://itunes.apple.com/jp/app/dong-jingmetoroapuri/id439646577?mt=8
対応端末:Android 要件2.3.3以上、iOS 6.0 以降。iPhone、iPad、および iPod touch
利用料金:無料
●Comolib(コモリブ)
レストラン・遊び場・宿泊施設・外食先などのお出かけ先情報や、クチコミ情報が満載のアプリ。オムツ替えができるか、授乳室があるか、ベビーカー入店OKかなど、お出かけ前にチェックしておきたい情報が一発でわかります。
★google Play★
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.comolib.client&hl=ja
★Appstore★
https://itunes.apple.com/jp/app/zidomotoodekake-qing-baoapuricomolib/id916666091?mt=8
対応端末:Android4.1 以上、iOS 7.0 以降。iPhone、iPad、および iPod touch
利用料金:無料
●ベビマ 授乳室・おむつ替え検索マップ
「今すぐオムツ替えしたい!授乳したい!」そんな緊急事態が発生したとき、現在地から、授乳室、おむつ替え施設をすぐに見つけてくれる無料検索マップです。情報は毎日更新されています。
★Apple store★
https://itunes.apple.com/jp/app/bebima-shou-ru-shi-omutsu/id700586085?mt=8
利用料金:無料
●赤ちゃん泣き止んで! テレビのザーザー音
電車の中で赤ちゃんが泣き出してしまったら……。各駅停車ですぐ降りられればいいものの、なかなか降りられないときはママも泣きたくなりますね。同アプリを利用すれば、泣いている赤ちゃんに聞かせると泣き止むことがあるというテレビのザーザー音(砂嵐)を再生することができます。
★googlePlay★
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.skn.babysounds&hl=ja
対応端末:Android2.2 以上
利用料金:無料
電車でのおでかけに持っていると便利なグッズ
●レジ袋
泣いている赤ちゃんにレジ袋やビニール袋をこするガサガサ音を聞かせると、泣き止むことがあるとか。レジ袋は汚れたオムツや洋服を収納するにも便利に使えるため、お出かけの時は余分に数枚持っていると安心ですね。
●鏡やカメラ
鏡や自撮り機能があるカメラも、泣いている子どもをあやすのに効果的です。鏡・カメラで泣いている赤ちゃんの顔を写して見せると、泣き止むことがあるそう。特に1歳以上に効果的だとか。
まとめ
ベビーカーでの乗り換えが面倒くさい駅のまとめ、いかがでしたか? 乗り換えのルートを理解しておけば、移動だけで疲れてしまい、目的地に着く前にクタクタ……なんていう悲劇も防げます。紹介した乗り換えアプリなども活用して、楽なベビーカーでの移動方法を発見してくださいね。
(フォルサ)
※この記事は2016年05月31日に公開されたものです