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【#HappyBackToWork アイデア実践レポート】女性が多い職場にこそ浸透させたい! 子どもがいてもいなくても、助け合いが普通という文化

働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド、マイナビウーマン。編集部員は13名で、その9割を女性が占める。ワーママは2名いるが、それ以外のほとんどが適齢期を迎える女性の職場。働く女性を応援する媒体として、まず編集部を女性が働きやすい職場にしたいと考え、体制づくりをしたのが、副編集長の川島輝美だ。 

 

★プロフィール

『マイナビウーマン』副編集長 川島輝美
2005年7月入社。2011年11月から2013年3月まで、産休・育休を取得。現在は、管理職として仕事に従事する。4歳の娘の母。

 

 

★今回実践したアイデア

急な早退や欠席時のフォロー体制とそれが普通だと思える文化の浸透

メンバー全員のためのフォローアップ体制

管理職であり編集者の彼女が持つもうひとつの肩書きは「母親」だ。夫婦共働きのため、日中に保育園から呼び出しの電話がかかってきたら、やむなく早退することもある。このようなワーママに頻発する緊急時出動に備えて、川島は編集部内のフォローアップ体制を構築した。

★編集部で実行したこと

・編集部員のペア制を導入し、どちらかが急な休みでも対応できるようにした
・チャットツールを使い、自宅でも情報共有できるようにした
・全員スケジュールはオープンで公開
・会議を最小限にする

それまで週1の会議など、会議に時間をとられることも多かったが、必要事項をチャットツールで展開することで、効率化を図った。休みの人でも、あとで情報のキャッチアップがしやすいので大好評。

女性が多い職場にこそ浸透させたい、助け合いが普通という文化

この施策は、ワーママだけを対象としているわけではなく、子どもがいないメンバーが体調不良で休んだ時でも、周囲がフォローできる体制をつくり、全員にフェアな体制であることも考えて実行した。この施策から、結婚・出産前の女性たちが復職への不安を軽減できればと川島は考える。またそのために、ソフト面においての工夫も必要だと彼女は言う。

「私は周囲のメンバーに自分の家族構成と、娘の状況を共有しています。日々のコミュニケーションを大事にすることで、周囲にも助けてもらいやすい。今後、課員の女性たちが迎えるライフステージの変化に不安を感じさせないよう、お互いの助け合いが自然なんだと思ってもらえる協力体制の文化を浸透させていきたいと思っています」(川島)

また、評価の面においても、実績重視という社風のもとでいろんなスタイルでの仕事の仕方が共存している。「編集部の評価は、時間は関係なく実績重視。定時に退社しても、実績を上げていれば、評価していきます。編集部だけではなく、社風自体がそうなので、社内にはワーママで管理職の女性が多く働いています」と川島。

『マイナビウーマン』編集部の仕事風景

『マイナビウーマン』編集部の仕事風景

アイデアを実践する前との違い

多くのワーママが自分のプライベートのことで職場の人に申し訳ない気持ちを持っているのは、相手に「負担」をかけている認識があるからだ。でも、今回の実践でわかったのは、子どもがいる人もいない人も、みんなのためのフォロー体制を構築すれば、誰もがストレスを感じることなく助け合うことができること。

「編集職は俗人的な部分が多く、フォローアップの体制がうまく機能するかという懸念はありましたが、各ペアでのノウハウも共有されるようになり、全体の効率化にもつながりました」(川島)

さらに、これが普通にできるようにするために、お互いのことを分かり合うことが重要だと実感。「子どもがいてもいなくても、助け合いが普通」という文化を浸透させるために、今後も努力し続けていきたい。

(Keiyuu/マイナビウーマン)

※この記事は2016年05月21日に公開されたものです

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