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【マリアージュレッスン】陥りやすい罠がある! 出会いの場に行く前に、知っておくべき4つのポイント

斎藤芳乃

30歳前後から、途端に現実味を帯びてくる「結婚」の話。「婚活しなきゃ!」と思っていても、何からはじめたらいいのかわからなかったり、結婚相手にふさわしい男性に出会えるのか不安になったりしてしまうもの。これまで多くの女性たちの恋愛・結婚の問題を解決してきた、マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃先生に、婚活の悩みを解決してもらいましょう。

■今回のお悩み

いいと思えるような人がそもそも少なく、いいと思った人がいたとしても婚活市場ではとても人気なので、なかなか選ばれないことが悩みです。女性は、とても魅力的な人も婚活市場に多いような気がするけど、男性は割と少ないと思います。かといって自然な出会いが今ほとんどないから、婚活をしています。婚活をやっていて、とてもタイプで波長も合うと思った人と付き合えたけど、結局相手に「もっといい人がいるかもしれないという気持ちがぬぐえない」という理由で振られました。相手は婚活しなくてもそこそこモテそうなステキな人だったので、確かに私よりもステキな女性と付き合えるかもとは思いましたが、ショックでした。この人に限らず、婚活をやっていると(特にハイスペックな人は)「もっといい人がいるかも」という思考からなかなか抜け出せないとよく聞きます。なんだか婚活をやっていると自分もそういう風に人を見てしまいそうで、いろんな意味で人間不信になりそうです。婚活じゃなくて、普通の場で出会ったほうがいいのでしょうか。(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)

婚活女性が陥りやすい罠がある!

婚活パーティや条件を区切ったお見合い、ネット婚活など、年々、婚活の規模は広がりを見せています。しかし、こうした規模の拡大と同時に、「出会いのチャンスは広がっても、人数が多すぎてピンポイントにしっくりくる人に出会えない」という状況を繰り返してしまう人も増えています。人が多いからこそ迷う、というのは、「結婚」を目的としている人が陥りやすい罠。その人とのフィーリングや愛情でつながるよりも、「条件で結婚する」という目的を持っているため、まるで商品を選ぶように付き合う人を選んでしまう……ということが起きるんですね。

5年以上婚活をすると成婚率が約7割になるというデータ(※)がありますが、それくらい時間がかかってしまうのもとても大変なことです。規模が大きすぎてしまうからこそ出てくる問題。こうした問題を解決していくために、どう対処すればいいのかをお話します。

やめるのはまだ早い! 婚活のメリットとは

婚活をすることで悩みが出てくるとは言え、婚活の場での出会い探しはやめないほうがいいです。なぜなら、婚活は「結婚をしたいと望む人が多く参加する」という有意義な特徴があります。つまり、結婚を考えていない、テキトーに女性と付き合って別れる、という責任感のない男性がより少ない環境なので、比較的安全なんです。

ただ、ご質問の中に「なんだか自分もそういう風に人を見てしまいそう」という言葉を書いてくださっているように、今回の相談者は「ごく一部の人が持っている価値観」にとても影響を受けてしまっています。

本来、こうした「相手を容姿や外見などの条件で判断し、付き合う」「もっといい人がいるかもしれないと思い、なかなか結婚を言い出せない(言い出さない)」という悩みは、婚活をしていない男女や、普通にお付き合いをしている恋人がいる男女でも持つ悩みです。

これは、景気や時代の流れなどにより、「ひとりで生きることがより厳しい」とき、自分の人生に対して真剣に考えるからこそ、陥ってしまう悩みなんです。こうした人の心の中にある不安が、社会情勢も手伝って、「不安定な未来のことを決められない」という心理状態に変えてしまうんですね。

けれども、こうした社会情勢や条件の中でも、“あるポイント”を押さえている場合は、すぐにパートナーを見つけることができます。

(斎藤芳乃)

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