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えっ、マジでそんな人がいるの!? 仕事中に出会った「挨拶がなっていない女子」の特徴

森川ほしの/OFFICE-SANGA

挨拶は、円滑なコミュニケーションのためには欠かせない要素です。「できて当然でしょ!」と思うかもしれませんが、意外と「挨拶がなっていない人」は多い様子。働く女性たちに聞いてみたところ、いろいろな特徴が挙げられました。ぜひ日ごろの自分の振る舞いを思い出しながら、「悪い挨拶の例」をチェックしてみてください。

とりあえず、こっちを見ようか?

・「目を合わせないで、言葉だけ言う。誰に向かって挨拶しているのかわからない」(34歳/建設・土木/技術職)

・「顔も見ずに、すれ違いざまに挨拶をする」(30歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

・「ケータイ見ながら、目も合わせず挨拶」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

「おはようございまーす」とただ口にしただけでは、それは挨拶とは言えませんよね。しっかりお互いに顔を合わせて、目を合わせてこそ挨拶がコミュニケーションになるというもの。ケータイを見ながらなんて、もってのほかです。

マナーがなってない!

・「片手がポケットに入っている」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「『ちーーーす!』と言われた。呆れてしまった」(30歳/情報・IT)

・「取引先のお客様やお偉いさんが来ても、堂々と座ったまま挨拶する奴。同期とか気心の知れた人たち同士なら良いにしても、普通は立って挨拶するものだと思う」(26歳/その他/事務系専門職)

ポケットに手を入れたまま挨拶なんて……。相手によっては、その場でトラブルになってもおかしくないのでは? 「ちーす!」もそうですが、こんな挨拶をいつまでも続けているのは、社会人として心配です。

表情や態度も挨拶の一部!

・「挨拶はするけど、表情がなく冷たい」(30歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「暗い顔で挨拶されると、こちらまでどんよりした気分になる。たとえ嫌でも、笑顔で挨拶してほしい」(29歳/医療・福祉/専門職)

・「人によって声の高さ、言い方がかわる」(28歳/医療・福祉)

挨拶のときは、表情も大切ですよね。朝一番の「おはよう!」と一緒に笑顔を見せてくれる人は、とても好印象を受けますし、こちらも元気に「おはよう!」を返したい気持ちになります。

「挨拶」の大切さに気づいていない人たち

・「嫌いな人には挨拶をしない」(27歳/通信/秘書・アシスタント職)

・「自分から挨拶を絶対にしない」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「こちらの挨拶に対して、キョトンとした表情をする」(26歳/団体・公益法人・官公庁)
・「機嫌が悪いと挨拶をしない」(25歳/その他/秘書・アシスタント職)

「キョトンとした表情」ということは、おそらく「顔を合わせたら、挨拶をするもの」という認識が、そもそもないのでしょうね……。挨拶はコミュニケーションの基本中の基本。できない大人は恥ずかしいです。

こんな風に、挨拶一つで自分の印象を下げてしまっては、もったいないですよね。そこで、マナー講師の平松幹夫先生に、好感を持たれる挨拶のマナーについて聞いてみました。

「挨拶は、『相手に好感を抱いている気持ち』を態度で示すもの。やはり、もっとも大切にしていただきたいのは、まずは自分から挨拶をするように心がけるということですね。それは、『良好な人間関係を作りたい』という意欲を示すことにつながります」(平松先生)

それでは、挨拶をする際には、どのような点に気をつけると、好感度アップにつながるのでしょうか?

「相手に、自分の『へそ』を向けるように意識することをおすすめします。自分のへそを相手に向けると、カラダ全体が自然に相手の方を向きますから、当然顔も視線も、相手の方へ向かいます。首をひねって相手の方へ顔を向けて挨拶する人をときどき見かけますが、それではやはり『良好な人間関係を作りたい』という意欲は伝わらないように思います」(平松先生)

働く女性からも「挨拶がなっていない人」の特徴として、「顔も見ずに、すれ違いざまに」「目を合わせないで、言葉だけ」というものが多く挙げられました。「へそを向ける」ことを意識しておけば、こういった悪印象を与える挨拶は避けられそうです。

まとめ

長く一緒に過ごす職場仲間同士だと、つい挨拶をおろそかにしがち。しかし、人づき合いは、「挨拶にはじまり、挨拶に終わる」と言います。また、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉も。一緒に仕事をする仲間だからこそ、あらためて挨拶を大切にして、「良好な人間関係を作りたい」という意欲を、日々確認し合いたいものですね。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数408件(22~34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は2016年05月16日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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