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【お得な自治体12】川崎市は藤子・F・不二雄ミュージアムに無料招待してもらえる!

フォルサ

知っていますか? 自治体によって助成金や補助金といった手当ての中身や額、またサービスは大きくちがいます。引っ越しを考えるときに、将来結婚、妊娠、子育てなどが控えた女性にとっては抑えておきたいポイントですよね。東京とその近郊地域の自治体のサービスで、アラサー女性が気になる部分のみをピックアップしてご紹介。

今回の『【お得な自治体さがし】 東京+αの地域別 もらえるお金とサービス』は、東京近郊で成長著しい川崎市を取り上げます。川崎市は神奈川県の北東部の多摩川を挟んで東京都と隣接した細長いエリアで川崎区、幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区の7つの区からなります。市内を縦断する形でJR南武線が通り、それを5つの私鉄が横断しており、都内へのアクセスは良好な地域です。都会的な川崎駅周辺から、タワーマンションが立ち並ぶ武蔵小杉、静かな住宅街新百合ヶ丘付近など、さまざまな特徴を持つエリアです。

川崎市の助成、サービスの特色

●支給型奨学金&市の施設が充実している

貸付ではなく支給型の高等学校奨学金制度があります。各種条件はありますが、入学支度金最大7万円、学年資金も最大年額8万5000円を受けることができます。また、「音楽のまちかわさき」というスローガンがあるなど、文化事業にも力をいれています。藤子・F・不二雄ミュージアムや岡本太郎美術館など、市の施設が豊富なのも特色のひとつ。毎年、7月1日の川崎市民の日には藤子・F・不二雄ミュージアムに市民2000人が無料招待されています。

川崎市に住むのにオススメな人

●将来を見据えて定住したい人

家賃、物価は安いし、都内、横浜へのアクセスもいいのは、通勤にも将来子どもができたときの通学にもうれしいですね。高校からの奨学金や私学助成など子どもを育てるための助成も心強いところです。スマホで使える「かわさきアプリ」で、最新の防災、子育て、Wi-Fi接続ポイントの情報を提供するなど、生活をサポートする新しい試みも始まりました。生活環境の良さから、マイホームの購入を考えてもいい地域かもしれません。

川崎市基本情報

●主要駅

川崎、武蔵小杉、溝の口、新百合ヶ丘、向ヶ丘遊園など

●家賃相場

川崎市7区の中で比較しました。 (家賃の安い区~高い区)
ワンルーム:5.52万円(多摩区)~7.27万円(幸区)
2LDK:9.90万円(麻生区)~13.36万円(中原区)

●物価(メインスーパーの商品価格)

各区で多少差がありますが、価格帯は東京に比べて安め。
商品の参考価格:牛乳(1L):160円/食パン(6枚切り):148円/たまご(10個):208円
※マルエツ武蔵小杉店
トイレットペーパー(12ロール):380円
※ハックドラッグ武蔵小杉店
※※価格は本体価格

川崎市で受けられる助成やサービス

●住まい

・飼い猫の去勢・不妊手術費の助成……メス1頭あたり3千円、オス1頭あたり3千円(3頭まで)

・健康リビング事業……室内の空気環境やカビ・ダニ等についての相談が無料

●女性の健康

・子宮がん検診……20歳以上で2年度に1回自己負担1000円で受けられる(*体がんは+800円))

・成人ぜん息患者医療費助成……対象となる医療費について1割の負担で、残りの自己負担分について助成

●結婚

なし

●不妊治療

・特定不妊治療費助成……特定不妊治療(保険外診療)に要した費用を、1回の治療につき上限額15万円まで助成
※治療ステージ、所得、年齢などによる

●妊娠・出産

・妊婦健康診査の助成……全14回8万9000円分(2万1000円券×1回、8000円券×3回、6000円券×2回、4000円券×8回)

・産前・産後家庭支援ヘルパー派遣事業……産前から産後4ヵ月以内の育児サポート。1回2時間以内、1日2回まで、延べ20回まで1450円~2050円(地域、事業者によって異なる)で受けられる

●子どもの医療

・小児医療費助成事業……通院、入院医療費(保険医療費)の自己負担額を助成
 0歳児:入院・通院(所得制限なし)
 1歳~小学3年生:入院・通院(所得制限あり)
 小学4年生~中学卒業:入院(所得制限あり)
 
・小児ぜん息患者医療費支給……20歳未満の小児ぜん息の子供、小児ぜん息に係る保険医療費の自己負担額(食事療養標準負担額を除く。)を助成。

・結核医療費……18歳未満の結核にかかっている児童、入院の医療費を公費負担

●私立幼稚園

・就園奨励費補助金
 1人目で、兄弟がいない場合:4万8000円~30万8000円
 1人目で、兄弟が1人いる場合:15万4000円~30万8000円
 1人目以降、兄弟が2人以上いる場:30万8000円
 
・幼児園児保育料等補助金……幼児1人につき年額2万2000円(所得制限なし)
※幼児園(幼稚園類似の無認可幼児教育施設で別途市の基準に該当する施設)

●保育園

・川崎認定保育園等保育料補助金……川崎市内に在住する川崎認定保育園在籍児童と横浜保育室在籍児童の保護者に保育料の助成がある。月額上限2万円(所得と子どもの年齢による)。

※認可保育園の月額保育料:4万1200円 (第1子3歳未満・中間階層世帯)

●教育

・高等学校奨学金制度……支給型の高等学校奨学金制度。受給するには各種条件あり。
入学支度金:国・公立は4万5000円、私立が7万円支給。
学年資金:国・公立は3万6000円~4万6000円、私立が6万円~7万円を学年が上がるごとに増額されて支給。

・神奈川県私学助成……県の助成だが、高等学校、中等教育(後期課程)学校、各種学校、専修学校(一般課程)の入学金が10万円、授業料は11万8800円~42万円の助成が受けられる。

※助成やサービスに関する情報は、2016年4月19日時点のものです。

川崎市ホームページ
http://www.city.kawasaki.jp/

 

★次回の「お得な自治体さがし」は東京都北区の予定です。お楽しみに!

(岩崎弘美/フォルサ)

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※この記事は2016年04月22日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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