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女の人生でお金がかかることランキングTOP5

結婚、出産、子育て……etc。ライフイベントには何かと出費がかさみます。では、女性の人生でもっともお金がかかるのは一体なんなのでしょうか? ライフイベントでかかるあらゆる出費の平均額を調べてみました。高額なものからランキングで紹介します。

第1位 マンション購入(約3968万円)

よく「住宅は人生でもっとも大きな買い物」と言われます。購入する地域や広さによっても、価格は大きく異なりますが、住宅金融支援機構が実施する「フラット35利用者調査(2014年度)」によると、マンション購入価格の全国平均は約3968万円。ちなみに、土地付き注文住宅の場合は建設費と土地取得合わせて約3743万円、建売住宅の場合は約3280万円。マンションと土地付注文住宅は前年度より高くなっていました。

第2位 教育費(約2298万円)※すべて私立の場合

「子どもの学習費調査」(文部科学省平成22年度)によると、幼稚園~高校まですべて私立に通った場合、総額約1770万円(すべて公立の場合は約523万円)。さらに「平成24年度学生生活調査」(独立行政法人日本学生支援機構)によると、大学学部(昼間部)の1年間の学費は国立大学で約67万3700円、私立大学は131万9700円。そのため、単純に合算すると、幼稚園から大学まですべて私立の場合は約2298万円、すべて公立の場合は約792万円。公立と私立どちらに通わせるかで、教育費は3倍近く変わることがわかります。

第3位 結婚費用(約461万円)

結婚式に費用をかけない「地味婚」から、テーマパークを貸し切ったオリジナル婚まで、結婚式の選択肢は広がる一方です。気になる結婚費用(結納、挙式、披露宴、披露パーティー、2次会、新婚旅行あわせたもの)の全国平均(推計値)は約461万円(「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」調べ)。ただし、同調査によると、7割以上が親・親族から結婚費用の援助を受けており、援助額の平均額(推計値)は約184万円でした。親からの援助を考えると300万円を想定しておくといいのかもしれません。

第4位 保育費用(約161万円)※第1子が保育園に6年間通った場合

共働きスタイルが主流となりつつ現在、出産後も保育園に子どもを預けて働く女性が多いのではないでしょうか。さて、その保育園の保育料にはいくらぐらい掛かるのでしょうか。「平成24年地域児童福祉事業等調査」(厚生労働省)によると、児童1人あたり月額保育料は「2万円以上3万円未満」がもっとも多く31.9%を占めています。1世帯の児童ひとりあたり保育料の平均値は2万491円。ただし、この額は第2子以降の子どもの保育料も含まれています。保育料は子どもの人数が多い世帯ほど軽減されるので、もし子どもが第1子の場合の、月額平均保育料は2万2381円。仮に小学校入学までの6年間保育園に通わせるとしたら、約2万2381円×12カ月×6年で、161万1432円かかります。とはいえ、保育園に預けることによって6年間働いて稼げるとしたら、働き続けたほうがお金が貯まるのは明白ですね。

第5位 出産費用(約42万円)

厚生労働省の資料によると、平成24年度の入院分娩費用(室料差額などを除く)は全国平均が約42万円です。都道府県別に見てみると、最高は東京都の49万7872円、最低は鳥取県の33万5607円。関東地方が高く、北海道と四国、九州・沖縄地方が低いという傾向がわかります。ちなみに、健康保険被保険者であれば、出産費用のうち、42万円が戻ってきます。

まとめ

「理想の結婚式を挙げたいのに、費用がなかなか貯まらない」「出産にお金がかかりそうで不安」といった声もよく耳にします。でも、調べてみると、実は1番お金がかかるのは「住宅購入」、次いで「教育費」でした。夫婦で協力して払っていくと考えると、経済的負担は少なくとも半減しますが、いざというときに慌てずにすむよう、心とお金の準備はしておいたほうがよさそうです。

(志摩みなみ)

※この記事は2016年04月03日に公開されたものです

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