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別れと出会いの季節! 歓送迎会の悲喜こもごもエピソード

藤井蒼/OFFICE-SANGA

春は新しい出会いがあると同時に、別れの季節でもあります。お世話になった上司の送別会を行ったばかりなのに、新人歓迎会が控えているので忙しいですよね。今回は歓送迎会にまつわるエピソードを集めてみました。

新人の気持ちがわからない……

・「歓迎をした人がゲームで大当たりしたのに即やめてしまった……」(31歳/商社・卸/事務系専門職)

・「上司が話しているのに、新人が携帯をいじっていてヒヤヒヤした」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「入ったばかりの新入社員が今夜は無礼講、などと言って社長にくってかかり翌日にクビ……笑」(31歳/通信/販売職・サービス系)

・「体調が悪そうな新人に、明日歓迎会だけど大丈夫? って聞いたら、大丈夫です! って言うので、お店を予約したら、まさかの翌日出勤2日目にして休んで、キャンセルするはめに」(28歳/建設・土木/事務系専門職)

・「新人全員誘ったが1人しか来なかった」(33歳/医療・福祉/専門職)

社会人デビューしたばかりの新入社員は、まだ学生気分が抜けていないこともありますよね。その行動に驚かされることもありますが、私たちも同じように思われていたのかもしれません。

幹事はつらいよ

・「幹事はそれなりに一生懸命準備するが、文句言われる」(31歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

・「38.0度の熱の中、暑気払いの幹事をやって大変だったが、ボーリングで2位になって、図書券5千円分もらった」(26歳/医療・福祉/専門職)

・「大体、若いメンバーでお店選びと幹事をさせられる。席の配置や余興の内容も考えて、上司に報告しなければならない」(27歳/金融・証券)

・「新しい部署に入りたてにもかかわらず同期の送別会の幹事を任され頼れる人が居らず退社する同期本人に相談しながら乗り越えたこと」(25歳/電機)

・「5カ月連続で退職者が出て、送迎会の幹事が大変だった」(28歳/金融・証券/専門職)

歓送迎会となれば、大人数でも対応できる店を探さなくてはなりません。それだけでも大変なのに、みんなのリクエストをすべてこたえるなんて無理! 「二度とやりたくない」という声も目立ちましたが、「多めに集めて余ったら幹事がもらえるシステム」というオイシイ思いをした人も。

わが社の恒例行事

・「いつも二次会のカラオケは大盛り上がりでなぜかいつもマツケンサンバ踊ってる」(33歳/商社・卸)

・「以前の職場では、忘年会はいつも同じ豚カツやさん。豚カツ以外も食べたかったなぁー」(30歳/医療・福祉)

・「皆で円陣を組んで、真ん中に歓迎される人や送別される人を座らせ、抱負やお別れの言葉を言ったあとに蹴る(もちろん軽く)という変な伝統があった。揉みくちゃにされる」(34歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

できれば相手にあわせてアレンジしてあげたいけれど、年度末にそこまでやるのは難しいですよね。それなら、毎回同じ店を選ぶのはアリかも。でも、たまには豚カツではなく、魚のおいしい店にも行きたいですね。

招かれざる客!?

・「様々な部署があるなかでの歓送迎会で、弊社の専務が思いっきり締めの挨拶をすべっていたこと」(32歳/その他/営業職)

・「同じテーブルにいた酔った上司が苦労話をはじめて泣き出してしまい、横のテーブルはすごく楽しそうだったのに私達のテーブルはお通夜状態だった」(31歳/医療・福祉/販売職・サービス系)

・「送迎会の幹事をするとき、本人からは気を使うから上司は呼ばないでと言われ、上司からは参加したいから声かけてと言われた時困った」(34歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「寿退社をする人の送別会で、バツイチの中年女性の方が『結婚生活は大変ですよ』と挨拶された」(31歳/小売店/販売職・サービス系)

上司や先輩に対する不満も多数寄せられました。主役の顔を立てるためにも、その場は笑顔でやり過ごしている人は少なくないかもしれません。飲んで絡むタイプとは離れて座るのが鉄則ですが、そういう人に限って近づいてくるから困ります。

しくじった!

・「上司の送別会で折り紙で輪っかや飾りを作って、会場に飾るつもりでいたが、個室ではない居酒屋で周りから全部見えて目立って恥ずかしかった」(27歳/団体・公益法人・官公庁)

・「8年前の歓迎会の写真。若さ溢れるピチピチな私は当時何も怖いものがなく、今思えばなぜこんな化粧をし、こんな服装をしているのか。一生この姿が残るのかと思うと身の毛もよだつ思い」(28歳/その他/事務系専門職)

・「幹事を任された温泉旅行さきでヘルニア発症。動けず周りに迷惑かけました」(30歳/通信/秘書・アシスタント職)

はりきりすぎてから回ってしまったり、思わぬトラブルに見舞われたり。残念な思い出を経験してしまった人も多数! 流行を追いすぎると、その当時の写真が黒歴史化する確率が高いような……。シンプルが一番!?

心温まるエピソードも

・「旦那の転勤で辞めることになった時、最後の日にメッセージ入りのアルバムやDVDのビデオレターのプレゼントをもらった」(30歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「準備が大変だったけど写真とメッセージのアルバムを作って喜んでもらったこと」(26歳/機械・精密機器)

・「自分が一度転職の際に前の職場で送別会を開いてもらったが、自分では淡々としていたつもりだったのにスピーチを始めると涙が止まらなくなり話せなくなってしまったことが自分でも驚きだった」(34歳/医療・福祉/専門職)

今回のアンケートでは「悲」のエピソードが多かったのですが、「喜」の思い出も見受けられました。心のこもったプレゼントはプライスレス! そんなステキな送別会を企画してくれた職場で働けたなんてうらやましいです。

歓送迎会は毎年のように繰り返されるので、うんざりしている人も目立ちました。でも、自分が入社したときには迎えてもらい、今後、職場を去るときには送り出してもらうのだから、順番と思ってあきらめるしかない!? 残念な結果を招く原因を知っておけば、気持ちよく参加できるかもしれません。

(藤井蒼/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年2月にWebアンケート。有効回答数409件(22~34歳の働く女性)
※画像はイメージです

※この記事は2016年03月31日に公開されたものです

藤井蒼/OFFICE-SANGA

ラクダをこよなく愛するライター。夢がかなってラクダに接近できたものの、鼻息で威嚇された切ない思い出が……。愛はいつでも一方通行。いつかは規制解除されると信じている。

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