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【横浜土産】300年以上の歴史を誇る葉山の老舗日本料理屋の和菓子。柔らかく上品な味わいの「日影大福」

高橋瑞穂/六識

豊かな海と山に恵まれ、別荘地として有名な神奈川県の葉山。その地に江戸時代より続く日本料理屋「日影茶屋」では、職人が丹精込めて作る和菓子も有名。なかでも看板商品は、上品な味わいの「日影大福」(5個・1026円)。イ草を編んだ箱に入った見た目も、上質な雰囲気を醸し出している。

小ぶりな大福は、ひと口いただけば、そのもっちりと柔らかな食感に感激するはず。大福の命でもある餅は、コシと風味の強い羽二重餅と色つやの良いひよく餅をブレンドし、よりなめらかな食感が出るよう職人により丁寧に研究されて作られている。餅生地の出来栄えを大きく左右する蒸し上げのタイミングでも職人の技術は欠かせない。日々天候や状態を見極めながら作ることで、常に上質な味わいを保つことができているそう。中に包まれているのは、甘さを抑えてじっくりと炊き込んだ北海道産小豆で作ったつぶあん。仕上げに大福の両面を焼き、完成。焼き目と生のままの餅の弾力の違いが、リズムを作り、小さいながらも複雑で楽しい食感を感じさせてくれる。

素材そのものの味で勝負しているため、日持ちは当日限り。それだけに、柔らかでもちもちな大福は、特別感満点。和菓子好きな目上の方や、その日に一緒に過ごす予定の友人へ持って行けば、手土産上手と喜んでもらえるはず。通常の「日影大福」のほかに、季節替わりの大福として4月上旬までは、風味豊かな草大福も登場しているので、組み合わせて贈っても◎。

日影茶屋
住所 横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店地下2階
電話番号 045-465-5743(店舗直通)

(文:高橋瑞穂、撮影:瀬尾直道)

※この記事は2016年03月24日に公開されたものです

高橋瑞穂/六識

編集プロダクション「六識」所属。編集・ライターとして、旅系、グルメ系を中心にWEB、書籍を中心に活動。ハワイ、台湾など、ガイドブックの編集が得意。女の子が楽しめるインド情報を発信する「インドルーム」というユニットでも活動中。

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