お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

男性のほうが、人生お得? 「女はツライよ」と嘆いた瞬間17

森川ほしの/OFFICE-SANGA

ぐー女性専用車両が増えたり、いろいろな場所でレディースデーが設けられたり……。「女が得をする世の中になった」などと言われることも多いですが、実際にそうなのでしょうか? 女性たちには「女に生まれたこと」を悔しく思う瞬間もあるようです。働く女性の本音を探ってみました。

毎月やってくるアイツ

・「生理で温泉旅行が台無しのとき」(30歳/通信/事務系専門職)

・「夏の旅行で生理になって、海で遊べないとき。いつでも海に入れる男性がうらやましかった」(29歳/金融・証券/営業職)

・「生理が来るとき。毎回面倒だし、気分にムラが出てくるので、自分でもイライラしてしまう」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

こればかりは仕方のないこととはいえ……。海水浴や温泉旅行に重なってしまうと、女であることを悔やみたくなってしまいますよね。ホルモンバランスの変化で、身体だけではなく気持ちも左右されてしまいますので、女性は心のコントロールが大変です。

男性のココがうらやましい!

・「窮地のとき、どこでも用を足せる(ダメだけど)」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「急な下痢だったけどトイレが混んでいてピンチなとき、男性側は空いていたのでいいなと思った」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

・「ふらっと牛丼屋やラーメン屋に入りやすいところ」(28歳/電力・ガス・石油/事務系専門職)

・「どこでも着替えられる」(29歳/その他)

サービスエリアなどでは、女性用トイレのスペースを広くして、個室をたくさん設置しているところもあります。しかし、それでもタイミングが悪いと大混雑! ガラガラの男性用トイレを見ると、うらやましい! 思ってしまうことも。

手間とお金がかかる!

・「女の人は化粧をして当たり前と思われていて、男がうらやましいと思った。化粧をしなければ肌も荒れないし、時間もかからないし、お金もかからないから」(28歳/ソフトウェア/技術職)

・「脱毛などにお金がとてもかかること」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「夏に居酒屋で、おしぼりで顔を拭いているのを見ると、気持ちよさそうでうらやましい」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

毎日のメイクは本当に面倒。その上、一日に何度も直さないといい状態はキープできません。おしぼりで顔を拭うなんてもってのほか。これだけの手間暇をかけて女性は美しさを保っているのですから、男性にはぜひ、その努力を汲んで「キレイだね」のひと言でもかけていただきたいものです。

女性にとっての恋・結婚・出産

・「恋愛において、いつも女のほうが精神的にも身体的にも傷つく」(29歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「女性は子どもを産む年齢に限界があること。男性はいつ結婚しても大丈夫なので、得だなと思う」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「つわり中、『なんで女ばっかり』っていつも思っていました」(30歳/生保・損保/営業職)

男性と女性では体の構造にちがいがあり、そのちがいがあるからこそ、子孫を残せるわけですが……。それはわかっていても、やはり恋愛や結婚、出産では女性のリスクが高いように感じられて、「なんで女ばっかり!」という気持ちになることもあります。

なんだかんだ言っても、平等ではない?

・「進学や就職時に親から制限されたこと。『女は高学歴でなくていい、地元以外で働く必要はない』など言われたとき。男だとよくて、女だとダメと言われたのが悔しかった」(28歳/機械・精密機器/技術職)

今どき「女は高学歴でなくていい」なんて口にする親御さんは少ないかと思いますが、本心ではそう思っている……という人は、まだいるかもしれませんね。男女平等が叫ばれるようになったのは、長い歴史の中で見ればごく最近のこと。簡単には変わらないのかもしれません。

人間関係が面倒!

・「噂話とか、ネチネチしたしがらみが多い」(23歳/その他)

・「同性同士の人間関係が面倒くさいこと」(23歳/小売店/事務系専門職)

・「友情の話を見聞きしたとき。(男性は)女の人より利害関係で結ばれているような関係がないと思う」(23歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

こちらは、女同士の人間関係のお話。たしかに男同士の友情って、サッパリしていて楽そうですよね……。どうして、女同士はあんな風にいかないのでしょうか? 友だち同士で嫉妬をしてみたり、誰かの陰口を言ってみたり。それが女という生きもの?

まとめ

体のことをはじめ、恋愛、結婚、仕事、人間関係など、さまざまな場面で、多くの女性が「女に生まれたこと」を悔やんだようです。もちろん、女性がすっぴんで外出したって、おしぼりで顔を拭いたっていいのですが……。それができないのが「女」。面倒なことは多いですが、この面倒くささも楽しみつつ、一生つき合っていくしかありませんね。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数173件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2016年03月16日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

この著者の記事一覧 

SHARE