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まわりはどう見てる? 「ケチ」と「倹約家」の差はココ!

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

ケチ物を大切にして長く使ったり、少ないお金でやりくりしたり、ムダづかいを極力避けて生活している人も多いと思います。でも、その行為が「倹約上手」に見えることもあれば、「ケチ精神」に見えることも。両者のちがいはいったい何? 働く女性のみなさんに聞きました。

必要なお金は惜しまずに使うのが倹約家

・「使うところと使わないところがはっきりしているのが倹約家。みすぼらしいと感じるほど何でもお金を使おうとしないのはケチ」(29歳/機械・精密機器/技術職)

・「ケチは1円単位までケチりますが、倹約家は節約するところと贅沢するところの境界線をちゃんと引いている人のことです」(31歳/その他)

・「使うべきお金は使うのが倹約家。とにかくお金を使わずに貯めるのが好きなのがケチ」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「倹約家の人は勉強や自己投資など、必要な出費にはきちんとお金を出すと思います」(33歳/医療・福祉/専門職)

普段、引き締めるところで引き締めて、いざというときに本当に必要なものにお金を出すのが倹約家。お金を使うことは悪魔の所業と言わんばかりに、何でもかんでも出し渋るのがケチ。お金を貯めること以外に楽しみがまったくなさそうです。

ケチは人のためにお金を一切使わない

・「ケチな人はまわりを不愉快にさせる感じ。人のためにお金を使わない。会社の飲み会とかも会費がかかる分はまずこない。倹約家はTPOをわかっていて付き合いはしっかり参加するけど必要のない出費はしない」(33歳/学校・教育関連/専門職)

・「ケチは他人に奢らない。倹約家は出すところは出す」(29歳/金融・証券/営業職)

・「お金にせこく、自分だけが得をしようとするのがケチ。倹約家はストイック」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

自分だけが大切で利己的な生き方をしているケチな人は、他人に使うお金を出し惜しみします。飲み会などの費用を抑える程度ならまだマシ、ひどいタイプになると、お世話になっている人へのお礼すらしようとしません。本人は「ムダづかいしない自分」を立派だと思っているかも?

ケチはささいな行動が見苦しい

・「ケチは豪華なお店に彼女と行って1円単位で割る。倹約家は安いところ行って奢る」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

・「ケチはそれによって健康的利益の損失や時間のムダづかいにつながっているが、倹約家はそういう面での損はしていない」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「クーポンばかり使う」(28歳/建設・土木/事務系専門職)

・「ケチは人にまで強要する」(30歳/医療・福祉/専門職)

デートのときに割引クーポンを使う男性を「合理的」と思う女性もいれば、「セコイ」と思う女性もいます。ただ、クーポン「ばかり」の男性には、大半の女性がよくない印象を持っているのかも。人に自分と同じ生き方を強要するケチな男性と結婚すると大変そうです。

倹約家は尊敬できる

・「なるほどって真似したくなるのが倹約、すごいけど真似したくないのがケチ」(29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

・「ケチは目的なくお金に細かい人、倹約家は目的があって貯めている人」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「ケチは1円単位での割り勘を絶対とする。倹約家は、なるべくお金がかからないように工夫する」(32歳/商社・卸/事務系専門職)

知恵と工夫で必要以上の出費を抑えて、将来困らないようにするのが倹約家。目の前のことだけにとらわれない賢明な人柄が信頼されます。お金で困ったことがある人は、彼らに学ぶ点が多いと思うのではないでしょうか。友だちになりたいタイプですね。

まとめ

同じ食材を買うときでも、店によって値段がちがいます。倹約家は安い店を探して、充分な量を買って、しっかり食べる。ケチは適当な店で少量を買って、物足りないと思いながらチマチマ食べる、という気がします。お金をどれだけ有効に使えるかを考えるのが、倹約上手への第一歩ですね。

(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数163件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2016年03月13日に公開されたものです

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

普段、足を運ぶのは店や文化施設などひたすら「屋根のある場所」! 年々戸外の空気から遠ざかり、濃密な屋内時間を過ごしているモノ書き女。

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