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同性は付き合いにくい!? 直属の上司は「男」と「女」、どっちがいい?

森川ほしの/OFFICE-SANGA

女性が社会で活躍するようになり、企業のトップや上役に女性が就くことも、もう珍しいことではなくなりました。一昔前は「上司」と言えば男性のイメージが強かったですが、今では「上司が女性」というケースも当たり前。それでは直属の上司が「男」と「女」では、どちらの方が良いでしょうか? 働く女性たちの本音を探ってみました。

Q.直属の上司は「男」と「女」、どちらが良いと思いますか?
男性……244人(59.7%)
女性……165人(40.3%)

同性の上司なら話が通じやすく、仕事もしやすいのかな……? と思っていましたが、どうやらそうとは限らない様子。直属の上司は「男性の方が良い」との回答が全体の約6割を占めました。それでは、詳しく回答の理由を見ていきましょう。

男性上司の方が、何かとやりやすい!

■男性の方があっさりしていて良い?

・「男は女にくらべて中立なイメージ、割り切りが良い、根に持たない」(31歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

・「女の人はネチネチしている。その点男性はあっさりしていて仕事しやすい。怒ってもその場限り!」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「女性は良い意味でも悪い意味でも細かく厳しい」(33歳/金融・証券/専門職)

同じ女性だからこそ、女性の本質がよくわかる……というところでしょうか? 「ネチネチ」「細かく厳しい」など、女性上司のあまり好ましくない特徴が挙がりました。たしかに、男性の方が単純と言いますか、ものの考え方・言い方がストレートな気はしますね。

■異性の方がプラスになる

・「異性の観点での意見が聞けるから」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「異性の方がコミュニケーション取りやすい」(31歳/不動産/秘書・アシスタント職)

・「女性の多い職場にいるので、冷静に判断できる男性が必要と感じるから」(29歳/学校・教育関連/専門職)

筆者も、仕事でおつき合いをするなら、女性より男性の方が話しやすいと感じるかもしれません。もちろん相手の人柄にもよりますが、同性相手だと変に気を使ってしまうことも。コミュニケーションは、お互いの違う部分が多いほどうまくいくのでしょうか?

■女の嫉妬は嫌だ……

・「同性だとプライベートなどの嫉妬がある」(25歳/その他/販売職・サービス系)

・「同性だと、できすぎても嫉妬されたりひがまれたりするし、逆にできなさすぎても嫌味を言われるし面倒くさい。異性ならそういったことが少ないし、男性でひがむ人は見たことないから」(27歳/団体・公益法人・官公庁)

仕事のできに嫉妬されるのならまだわかりますが、本来仕事とは無関係の「未婚・既婚」「子どもの有無」「彼氏の有無」などで妬んだりひがんだりされるのは、たしかに勘弁してほしいですよね……。

やっぱり上司は同性が良い!

■上司が男性だと、いろいろ難しい?

・「異性だと女子特有の云々……を、わかってくれなさそう」(31歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

・「上司が男性だと、女性社員に遠慮がちになるため」(26歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

・「異性だと威圧感みたいなものがあり、話しかけづらい。捉え方が微妙に違う」(34歳/医療・福祉/専門職)

たとえば、どうしてもつらくて生理休暇を取りたい、産休・育休についての相談といった場面では、直属の上司が女性だと話しやすいかもしれません。また、男性上司だと女性への遠慮が生じてしまうという意見も。たまに、かわいそうなほど女性社員に気を使っている男性を見かけますよね……。

■男性上司を経験したけれど……

・「男性上司に『だから女は話し合いに向かない』と、女を理由にした愚痴を何度も言われたから。その愚痴を聞いている私も女だし、そんな風に思われているなら、はじめから話し合いなんてしたくない」(31歳/医療・福祉/販売職・サービス系)

・「前の職場の男性上司が頼りなかったので、女性の方が安心です」(29歳/医療・福祉)

男性上司と言っても、いろいろなタイプがいます。こんな男性上司に一度あたってしまったら、「上司は女性が良い」と考えてしまうのも無理はありません。「話し合いに向かない」のは女性ではなく、この男性上司なのでは?

まとめ

女性がどんどん社会に出て活躍するようになり、これからもっと「上司が女性」というケースが増えるかもしれません。「男性」「女性」と一括りにして考えることはできませんが、それでも男性上司ならではの傾向、女性ならではの傾向というものはあるのかも。どちらの場合でもうまくやっていけるよう、上手なつき合い方を見つけておきたいですね。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年2月にWebアンケート。有効回答数409件(22~34歳の働く女性)
※画像はイメージです

※この記事は2016年03月08日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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