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【お得な自治体さがし4】大田区は30万円もらえて返済不要な奨学金制度がある!!

フォルサ

知っていますか? 自治体によって助成金や補助金といった手当ての中身や額、またサービスは大きくちがいます。引っ越しを考えるときに、将来結婚、妊娠、子育てなどが控えた女性にとっては抑えておきたいポイントですよね。東京とその近郊地域の自治体のサービスで、アラサー女性が気になる部分のみをピックアップしてご紹介。

連載第4回の『【お得な自治体さがし】 東京+αの地域別 もらえるお金とサービス』は、羽田空港の拡張工事後に世田谷区を抜いて23区で一番広い面積となった大田区です。23区の総面積の10%弱を占めていて、田園調布・大森・蒲田・羽田とそれぞれ特徴のある4つの地域からなります。

大田区基本情報

●主要駅

大森、蒲田、田園調布、平和島、羽田空港、西馬込など

●家賃相場(順位は高い順)

区西部の高台は高く、多摩川・東京湾沿いは安いという地域によって差があるようです。
ワンルーム:7.72万円(14位)
2LDK:14.93万円(14位)

●物価(メインスーパーの商品価格)

JR駅付近には大型スーパーが、東急・京急沿線には小型スーパーが多く見られます。
生鮮食料品は比較的安い地域が多いようですが、物価はやや高め。

商品の参考価格:牛乳(1L):185円/食パン(6枚切り):195円/たまご(10個):221円/トイレットペーパー(12ロール):380円
※すべて本体価格(税なし)
※※東急ストア大森店(2月16日現在)

大田区で受けられる助成やサービス

●住まい

・住宅リフォーム助成事業
区内の区内中小事業者の施工によるリフォーム費用の一部を助成(工事内容によって、上限額30万円まで)

・猫の去勢・不妊手術費用助成制度
オスの去勢手術 1匹 4,000円
メスの不妊手術 1匹 8,000円

●女性の健康

・子宮頸がん健診……20歳以上の年齢。偶数年齢は自己負担500円、奇数年齢は自己負担2000円で受けられる

・無料で以下の講習会、健康相談を受けられる
大田区乳がん体験者の会
乳幼児の救急蘇生法講習会
女性の産婦人科医による女性の健康専門相談

●結婚

なし

●不妊治療

東京都特定不妊治療費助成のみ

●妊娠

・妊婦健康診査票14回分と妊婦超音波検査受診票1回分(助成合計上限8万700円)

・妊婦歯科健康診査
区の指定する医療機関で、無料で受けられる。

●子どもの医療

・子どもの医療費が中学校3年生まで無料 (入院費、入院時の食事代も助成)※所得制限なし

●子育て

・奨学金給付制度……大学や専門学校へ進学するために30万円の奨学金がもらえる。※各種条件、所得制限あり

・ぜんそく、肥満、虚弱といった子どものための全寮制学校がある
区立館山さざなみ学校は、区内の学校と同じ学習をしながら、各自の健康状態に応じた健康、栄養指導により、体力の増進を図る学校で、対象は小学3年生から6年生。

●幼稚園

・私立幼稚園補助金:入園料補助金上限11万円※所得制限なし

・私立幼稚園保育料補助金:年間上限48万4400円※所得と子どもの数によって変動

●保育園

・認証保育所保育料助成金……月額1万~3万円※所得による

・第3子以降保育料が無料(認証保育園は含まない) ※認可保育園、小規模保育所のいずれかに通う子どもが同時に3人以上いる場合

※認可保育園保育料(0~2歳児・第1子・中間階層世帯)3万6000円/月

大田区の助成、サービスの特色

●貸し付けではなく給付の奨学金がある!!

奨学金給付制度

貸し付け型の奨学金を行なっている自治体は多いのですが、給付型の奨学金の多くは、各大学や民間団体によるものです。自治体の給付型奨学金では、東京都の地域医療奨学金がありますが、指定機関での勤務をすれば返済免除という条件付き。大田区が行なっているような、進学後の条件なしでの自治体からの給付はめずらしいと言えるでしょう。
学業優秀でも、経済的理由により進学(短期大学、大学、専修学校専門課程など)が困難な場合に、30万円給付されます。申し込み資格は、大田区の奨学金(貸し付け)に同時に申し込み、学業成績が5段階評価で概ね平均4.3以上あれば、申し込めます。
ただし、一度就職した後の進学、大学を卒業した後の専門学校などへの再入学は、対象外。また、世帯所得の限度もあります。各基準を満たしていても申し込み多数の場合は審査の上、採用されないこともあります。
奨学金の返済は大変なもの、基準はいろいろありますが、30万円をもらって返済しなくていいのは、とても魅力的な制度です。

大田区に住むのにオススメな人

●特色ある自治体の手当てにマッチする人はお得!

ぜんそく、肥満、虚弱といった子どものための全寮制学校、奨学金の給付など、特徴ある子育て支援が多いので、将来的にもし自分の家庭が該当した場合、引っ越し先として検討するのにいいでしょう。東京南部の東西広い地域にまたがっているので、地域によって物価の差が大きいため、自分の状況や収入にあったエリアを選びやすいのもオススメポイントです。

※助成やサービスに関する情報は、2016年2月20日時点のものです。

大田区ホームページ
http://www.city.ota.tokyo.jp

★次回の「お得な自治体さがし」は板橋区の予定です。お楽しみに!

(岩崎弘美/フォルサ)

第1回 新宿区は独身で民間物件でも月に1万円の家賃補助が出る!!

第2回 杉並区は出産したら4万円分「子育て応援券」がもらえる!!

第3回 台東区は第3子が生まれたら3万円相当のベビーカーがもらえる!!

 

 

※この記事は2016年02月26日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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