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モノを減らすと心は潤う! やましたひでこのカンタン生活 vol.3「バッグ編」

やましたひでこ

断捨離のやましたひでこさんに少ないモノで豊かに暮らすコツを教わる連載3回目。今回は、働く女子が大好きな「バッグ編」です。バッグが好きでつい買ってしまう、使っていないけど捨てられない、バッグを収納してある場所もごちゃごちゃなら、バッグの中身もごちゃごちゃ……そんな人も多いのでは? どうしたら、きれいに保てるのでしょうか。まずは、基本のおさらいから。

少ないモノで豊かに暮らす“オキテ”

・ゆとりある空間をつくる

“断捨離”は、収納テクでも片づけテクでもなく、“空間の創造”。見えている場所に限らず、暮らしやすいゆとりある空間をつくろうとすること。

・その都度始末

「あとでやる」は禁句。モノは要らないと思ったらその都度始末。掃除も汚れを溜め込む前にその都度する。そうすれば“大掃除”などのイベントは不要。

・7-5-1の法則

空間に対して、見えない収納の中身は7割まで、見せる収納の中身は5割まで、見えるところのモノは1割まで。空間をすべてモノで埋めず、必ずゆとりをつくる。

つづいて、バッグのオキテです。

少ないモノで豊かに暮らす“オキテ”~バッグ編~

・バッグは春夏で3つ、秋冬で3つずつ

オンオフあわせて、2シーズンで3つバッグがあればほとんどの用事には対応できる。バッグはためこまず、積極的に使いたいと思わなくなったら、すぐに手放す。

・バッグは吊り下げて収納

自分がどんなバッグを持っているのか一目瞭然なので、管理が楽チン。また、使いたいときにサッと取り出しやすい上、バッグの型崩れも防げる。

・帰宅したら、バッグの中身はすべてカゴに出す

たとえ翌日も同じバッグを持つとしても、夜にはバッグの中身をカゴに出して、持ち物の総点検を。こうすれば忘れ物もしないし、必要のないモノを持ち歩かずに済む。

バッグは中にモノを入れて、持ち歩いてこそバッグとしての役目を果たせるというもの。コレクションとして楽しむのならともかく、使いもしないバッグがクローゼットに眠ったままというのはよくありません。「もう使わないな」と思ったら、傷まないうちにリサイクルに出すなり、人にあげるなりして、手放しましょう。

管理のコツは、ズバリ“俯瞰”。箱や袋に入れてクローゼットの奥にしまい込んでしまうと、自分がどんなバッグを持っているのか忘れてしまいがち。でも、吊り下げて収納すれば、自分がどんなバッグを持っているのかや、バッグの状態などを俯瞰でいつでも確認できます。すると、必要以上にバッグを持たなくて済みます。

また、バッグだけでなく、バッグの中身も“俯瞰”でメンテナンスを。1日持ち歩いたバッグの中には、要らないモノが増えていたり、逆に足りないモノができたりするもの。1日の終わりにバッグの中身を取り出して俯瞰すれば、そんな持ち物のメンテナンスもカンタン。

それに、1日の終わりにバッグをからっぽにして「今日も1日おつかれさま、ありがとう」と休ませてあげれば、たとえ翌日も同じバッグを使うとしても、新たな気分で出かけられて、心が潤いますよ。

(撮影:佐藤克秋)

※この記事は2016年01月21日に公開されたものです

やましたひでこ

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。処女作『断捨離』(マガジンハウス)は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』(いずれもマガジンハウス)の断捨離3部作や、著作・監修を含めたシリーズ関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

断捨離公式サイト:https://yamashitahideko.com/

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