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モノを減らすと心は潤う! やましたひでこのカンタン生活 vol.2「クローゼット(服)編」

やましたひでこ

断捨離のやましたひでこさんに少ないモノで豊かに暮らすコツを教わる連載2回目。今回は、働く女子がいちばん片付けるのが苦手な「クローゼット(服)編」です。まずは、基本のおさらいから。

少ないモノで豊かに暮らす“オキテ”

・ゆとりある空間をつくる

“断捨離”は、収納テクでも片づけテクでもなく、“空間の創造”。見えている場所に限らず、暮らしやすいゆとりある空間をつくろうとすること。

・その都度始末

「あとでやる」は禁句。モノは要らないと思ったらその都度始末。掃除も汚れを溜め込む前にその都度する。そうすれば“大掃除”などのイベントは不要。

・7-5-1の法則

空間に対して、見えない収納の中身は7割まで、見せる収納の中身は5割まで、見えるところのモノは1割まで。空間をすべてモノで埋めず、必ずゆとりをつくる。

つづいて、クローゼットのオキテです。

少ないモノで豊かに暮らす“オキテ”~クローゼット(服)編~

・オンの服とオフの服は6セットずつ+寝巻着

1カ月にオンの服とオフの服、それぞれ3セットずつを入れ替え、2カ月サイクルで着る。積極的に「着たい!」と思わなくなった服は、潔く手放す。

・特別な日の服は持たない

一張羅を用意しても、1回しか着ないうちにトレンドが終わってしまったり、「いつも同じ服を着ている人」になってしまうので、冠婚葬祭の服は持たず、レンタルを利用する。

・アンダーウェア・レッグウェアは基本3セットで、よく着るものは6セット

下着やストッキングは6セット、タイツや靴下は3セットが基本。ストックは持たず、古いモノを捨てたら新しいモノを買うようにする。


洋服は、「お刺身」と同じ。つまり、鮮度が命です。クローゼットにはいつも新鮮で、出番がある洋服だけを用意して。「いつか着よう」「もったいないから捨てられない」洋服は、手放しましょう。もったいないのは着ない洋服ではなく、毎朝洋服と格闘する時間や、管理・収納する空間です。

また、肌に直接身につけるアンダーウェアは上質なものを選んで。いいものは気分を上げてくれるだけでなく、傷みにくく、長く着られます。逆にレッグウェアは比較的安く、「捨ててしまった」という罪悪感を感じにくいので、断捨離のトレーニングにぴったり。毛玉ができたり、少しでも「もう使いたくないな」と思ったら手放して。

服をはじめ、モノはそれ自体を“持っているだけ”では意味をなしません。「モノ+メンテナンス」でワンセットです。メンテナンスしきれない量のモノは、持たないことが大切。モノが少なければ、管理・収納に頭を悩ませることなく、潤った心で過ごせますよ。

(撮影:佐藤克秋)

※この記事は2016年01月14日に公開されたものです

やましたひでこ

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。処女作『断捨離』(マガジンハウス)は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』(いずれもマガジンハウス)の断捨離3部作や、著作・監修を含めたシリーズ関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

断捨離公式サイト:https://yamashitahideko.com/

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