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【アラサー婚活塾】第11回:本当に彼と結婚してもいいの?

織田隼人(心理コーディネーター)

彼との付き合いが長くなってきた。そろそろ結婚を考えているんだけど、そもそも彼と結婚していいのかなぁ。そんな悩み、持つことありますよね。

当たり前です。だって結婚って40年、50年先まで自分の人生に関係することなのですから。とはいえ、人間って不完全なもの。完璧な人なんていません。

そもそも、心というものが矛盾を処理するために生まれてきた仕組み。そんな心を使って結婚するかどうかを判断するのですから、完璧な答えなんか出るはずないんです。だから悩む。だから困ってしまう。うんうん、わかります。でも悩んでも答えの出ない問題なので、答えを出すためにある考え方を使ってみましょう。

このまま彼と結婚していいのか悩んだときは、「そこそこ悪い状態になったときに彼を支えられるか」というのを考えてみてください。たまに「最悪になったときの彼と上手くやっていけるか」と考えましょうと推薦する人がいますが、最悪って考えれば考えるほど泥沼になりますし、どれだけでも悪い光景を思い浮かべることができます。そして、考えれば考えるだけ不安になって、より決心がつかなくなります。

そこまでなることって人生そうそうないですし、そうならないようにある程度気をつけていけば予防もできるものです。だから、最悪を考えるのではなくて「彼も自分も職を失って子どももいる。大丈夫だろうか?」と考えるくらいにしましょう。現代では仕事を失っても最悪普通にバイトする場所はいっぱいありますし、職業訓練校で勉強すれば派遣社員にもなれたりはします。そういう生活でも彼と一緒に過ごせるか、これくらいの考えをしてみましょう。「まあ、それならなんとかなるか」と思える相手なら、おめでとう!です。結婚していい相手です。そこそこ不安状態も支え合えるでしょうし、たぶんシミュレーション時点でここまで支え合えるのなら、結婚してもっと深い関係になって、もう少し悪い状態になっても支え合えることと思います。

「うーん、毎日口うるさくなってケンカばっかりになるなぁ」とか思った場合、どちらに原因があるのかを考えましょう。自分に原因がありそうならその自分を見つめ直して考え方を変えられるかどうか、彼に原因があるときには彼は変われそうか変われなさそうかを考えて、それで無理そうなら諦めましょう。そこそこ悪い状態にまでならなくても、人生は山あり谷ありなのでそれなりに夫婦の危機も訪れますし、二人の人生でつまずくこともあります。そんなときに乗り越えられない可能性が高い、ということです。

このように「そこそこ悪い状態」を1つ設定してそれを乗り越えられるかどうかで判定するとそれなりにいい形で判定できます。いいときも悪いときも、と全部でシミュレーションをしていくと(特に悪いときのシミュレーションがどんどん進んで)考えが際限なく広がっていつまでも結論が出なくなっちゃいます。それよりも、般の人生の中でまあそこそこ乗り越えられるな、と思えば結婚していいのです。未来を確実に見通すのは無理ですし、そもそも未来なんて変わってきます。悪い事態についても、最初から予想して動いていればある程度対応も取れますしね。

あとはこの人でOKと思ったらプロポーズしてもらうだけですね。そこがまた難しいんですが、次回最終回ではプロポーズしてもらう方法を見て行きましょう!

(織田隼人)

※この記事は2016年01月07日に公開されたものです

織田隼人(心理コーディネーター) (心理コーディネーター)

心理コーディネーター。男女の心理のちがいを伝えることで、男女の行きちがいを少しでも減らすのが目標。著書に「やっぱり彼と復縁したい貴女へ」「彼女と復縁する59の方法」「愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女」などがある。

HP:http://oda999.tea-nifty.com/blog/
ツイッター:https://twitter.com/oda_hayato

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