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料理人の味VS家庭の味! お正月のおせち料理は作る派? 買う派?

藤井蒼/OFFICE-SANGA

おせち料理は地方や家庭ごとに特色があるだけでなく、最近では高級料亭やフレンチレストランがプロデュースするお重まで登場しています。お正月だから豪勢にいきたいところだけど、食べ慣れた家庭の味も魅力的……。みなさんはおせち料理を作りますか? それとも買う派? 働く女性に聞いてみました。

Q.おせち料理は買いますか? 作りますか?

買う……74人(56.5%)
作る……57人(43.5%)

今回のアンケートでは、「買う」派がやや上回りました。お正月はおせち料理にこだわらず、ごちそうを食べる家庭も増えているといいますし、わざわざ作らなくなっているのかもしれません。それぞれを選んだ理由を紹介しましょう。

<おせち料理を「買う」派の意見>

■ひとつずつ作るのは大変!

・「中身を買って、箱に詰める。簡単で、たくさん作っても食べないから」(22歳/その他)
・「スーパーでも買えるし、作ると大変だから」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「作るほどの技量がないから」(28歳/ソフトウェア/技術職)

おせち料理といっても、いろんなメニューがありますよね。それをひとつずつ作るのは大変で、忙しい年末にそこまで手が回らないことも……。買ってしまった方が、みんなでゆっくり過ごせそうですね。

■好きなものを食べたい

・「以前作ったことがあるが、作るのに手間と時間がかかるし、普段使わない食材を買うので、お金が結構かかった。どうせお金をかけるなら、自分が作ったものより、お店の美味しいお節を食べたいから」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「結婚して初めてのお正月なので夫の実家へフレンチおせちを持っていくつもり。既に10月にデパートで予約済み」(33歳/人材派遣・人材教育/事務系専門職)

クワイや伊達巻のように、おせち料理にはお正月しかお目にかからない食材がたくさんあります。自分で作るために調達しても、余ってしまうと困りますよね。単品売りもしているので、食べたいものだけ買った方が経済的かも。

■おせち料理はいらない!?

・「家族の誰もあまり好きじゃないので、小さいものを形程度に買う」(31歳/医療・福祉/専門職)

渋めの料理が多いからか、「あまり好きではない」という意見がチラホラ。だけど、雰囲気は味わいたいので、小さいサイズのおせちを購入する人も多かったです。みんなでちょっとずつつまむだけでも、正月ムードを味わえます。

<お節を「作る」派の意見>

■昔からの習慣です

・「昔から母が作ってくれていたので、今年も一緒に作ると思う」(29歳/学校・教育関連/専門職)
・「作る作業が一つの行事だから」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

子どものころは親が作ってくれたおせち料理。その味を大人になった今、しっかり受け継いでいるのはステキですね! 親戚が集まり、みんなで作ることが年中行事として定着している家庭も。こうして「おふくろの味」を学んでいくのですね。

■自分好みにアレンジできる

・「自分で食べたいものを集めたい」(27歳/食品・飲料/営業職)
・「化学調味料や着色料が好きじゃない」(30歳/食品・飲料/事務系専門職)

おせち料理のすべてを好きとは限りません。大好きなものはたくさん食べたいけど、苦手なものはいらない……。これが市販品のデメリット。自分で作れば量や食材を自由に選べるので、満足することができそうです。

今回のアンケートでは、おせち料理を「まったく食べない」という人はほとんどいませんでした。手づくりから市販品へと移行しつつありますが、やはりお正月といえばおせち料理! これは今も昔も変わらないようですね。

おせち料理は昔、季節の節目となる「節句」にお供えしていたもの。節句の中でも特別な日であるお正月は、年神さまにごちそうやお餅をお供えしていたそうです。家族の健康や幸せへの祈りを込めて作られており、ひとつひとつのメニューにもいろいろな意味が込められています。

金運アップを狙いたいなら、「栗きんとん」がおすすめ。栗は勝利を意味する縁起物でもあるので、勝負の年になりそうなときにもあやかりたいですね。妊活中の人なら、子孫繁栄を意味する「数の子」や、夫婦円満をあらわす「ユリの根」がいいかもしれません。

仕事に燃えたいアナタは、先の見通しが良くなる「レンコン」や、物事が根付く「ゴボウ」、仕事が板につく「カマボコ」はいかがでしょうか。

まとめ

ひとつずつの意味を確かめながらいただけば、さらにご利益がアップするかも!? 洋風おせちもいいけれど、日本の伝統文化も大切にしていきたいですね。

(藤井蒼/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数131件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年12月23日に公開されたものです

藤井蒼/OFFICE-SANGA

ラクダをこよなく愛するライター。夢がかなってラクダに接近できたものの、鼻息で威嚇された切ない思い出が……。愛はいつでも一方通行。いつかは規制解除されると信じている。

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