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「コイツ、空気読めないな……」食事の席でしてはイケナイNG話題4選

森川ほしの/OFFICE-SANGA

食事中の楽しい会話は、より料理をおいしく感じさせてくれるもの。しかし、これは逆もまたしかり。場の空気を読まず、食事の席にふさわしくない話をする人が一人でもいると、料理がマズくなってしまいますよね。「コイツ、空気読めないな……」と思われてしまうのは、一体どのような話題なのでしょうか? 働く女性たちに聞いてみました。

せっかくおいしく食べているのに……

・「『嫌い!』『苦手~』とかいうヤツ」(30歳/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)
・「みんなおいしそうに食べているのに、料理の難癖をつけている人は空気が読めないです」(31歳/その他)
・「同じ料理で、もっとおいしいお店を知っているという話題」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

食べものの好き嫌いが多い人と一緒に食事をすると、たしかに少し気を使いますよね。特に、店に入ってから「アレはダメ、コレもダメ」と言う人。店選びの段階で言ってくれればよかったのに……と思ってしまいます。

食事の席で下ネタはやめて!

・「下ネタばかり言う人は、空気が読めないと思う」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「初体験の話題をふってきた女性の先輩」(33歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「下ネタっぽい話。お酒の席なら仕方ないが、食事中は控えて欲しい」(24歳/食品・飲料/専門職)

きっと、絶対に下ネタはやめて! というワケではありませんよね。飲み会などでみんなのテンションが上がり、そんな流れになったときなら、笑える女性も多いことでしょう。ただ、食事中にはちょっとふさわしくないのでは? というお話。場の空気を読んで話題を選ぶことも、会話スキルの一部です。

まわりの人の表情を見て!

・「離婚した子の前で、恋人のノロケ話をする」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「結婚の話題。独身女性の顔が引きつっていたから」(26歳/情報・IT/事務系専門職)
・「みんながポジティブな話で盛り上がっているときに、『どうせ私なんて』と不幸話をしてきて、みんな何も話せなくなった」(31歳/建設・土木/事務系専門職)

自分の振った話題で、傷つくメンバーがいないか。また、場のテンションを下げないかどうか。大人の女性としては、そのあたりまでしっかり考えたいもの。話題のチョイスミスによって、友だちを失うことにもなりかねません。

歓迎されない○○の話

・「仕事の話ばかりされると嫌かも」(32歳/情報・IT/事務系専門職)
・「同僚と食事したときに、仕事のことで説教をしだした人。食事がまずくなるから、やめて欲しかった」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「政治の話をする。ここで、政治の話?」(31歳/医療・福祉/専門職)

社会人が集まれば、仕事や政治の話が出るのは自然なことのようにも思えます。しかし、食事の席では楽しい会話を心がけるのがマナーというもの。このような話題はふさわしくないと考えている女性も多いようです。

なかなか難しい「食事の席の話題選び」。マナー講師の平松幹夫先生にも、話を聞いてみました。

「食事の席では、相手の年齢、性別、立場、さらに食事会の目的などに応じた話題選びがポイントに。これを無視して自分勝手な話をするのは、『会話を楽しむ』という食事の席でのマナーに反します」(平松先生)

それでは、具体的にはどのような話題を選べば良いのでしょうか?

「最近のニュースを、食事の席の話題にするのは良いと思います。ただし、政治や経済などの話題は、場を堅苦しくしてしまいますので、なるべくそれ以外の明るいニュースがオススメです。仕事の話題も軽くなら良いですが、愚痴にならないよう注意しましょう」(平松先生)

さらに、女性が大好きな「食」と「ファッション」の話題でも、注意すべきことがあるとのこと。

「食べることの話題は誰しも関心がありますが、グルメ気取りにならないように注意しましょう。ファッションの話題も楽しい雰囲気にしてくれそうですが、不必要にブランドにこだわると嫌味に聞こえてしまうこともあるため要注意です」(平松先生)

「空気を読む」と言いますが、それはその場にいる人たちのことを「思いやる」ということなのかもしれませんね。せっかく楽しく食事をしようということで、みんなが集まったワケですから。全員が「楽しかったね」と帰途につけるよう、話題選びには十分気をつけたいものです。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数131件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年12月20日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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