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結婚したいタイミングが合わない……大好きな人と別れた切ないエピソード5選

藤井弘美

結婚するなら大好きな人と結ばれたいと思うのは当然のこと。しかし、結婚は恋愛より少し複雑で、気持ちが通じていてもお互いのタイミングが合わず、結ばれないこともあります。結婚したい彼との別れを余儀なくされた、切ないエピソードを集めてみました。

遠恋していた彼との思い出

「遠距離恋愛中の彼がいたけど、2人とも忙しすぎてすれちがいが多く、お互いの将来のことを考えて泣く泣く別れることにした。3年後、東京本社への辞令が下ったと彼から連絡があったけれど、そのとき私には付き合っている人がいた。東京に戻ってきた彼と一度だけご飯を食べに行ったけど、『タイミングが合わなかったね』とさみしそうに笑っていた」(31歳/アパレル)

遠距離恋愛は「結婚するか別れるか」という2択を迫られやすいものです。もし彼に辞令が下ったのがもっと早かったのなら、まったく別の未来が2人を待っていたかもしれません。

夢を叶えるために

「当時付き合っていた彼はアクセサリー職人。お互いが結婚を視野に入れて付き合っていたが、あるとき彼の作品が評価されて、海外の工房から『うちに来て働いてみないか』という誘いがきた。彼にとっては願ってもない大きなチャンスで、断るなんてありえない。『結婚して連れていきたいけど……』とまで言ってくれたけど、海外での生活なんて想像したことなかった私は、そのプロポーズを受けることができなかった」(27歳/商社)

海外での結婚生活には大きな不安がつきまといます。恋を終わらせた切なさを抱きつつ、旅立っていく彼を祝福した彼女の胸中はいかばかりだったでしょうか……。

不器用な男性の誠意と女性の気持ち

「『いつかは独立したい』と言っていた彼。私は将来に不安を感じつつ、同時に大好きな彼だからどうなっても添い遂げたいという気持ちもあった。そんなあるとき、彼から突然別れ話。理由は、『先のわからない自分の人生につき合わせるわけにはいかない』というもの。私は抵抗したけど彼の意思は固く、別れることになった。2年ほど経って、その彼から突然の連絡があった。『独立してから今のところうまくいっている、あのときは言えなかったけど、結婚してほしい』と彼。私はすでに婚約者がいたので、気持ちが揺れて混乱。『振りまわさないでよ!』と泣いたら、彼は『ごめん……』とだけ言って長い間黙ってしまった。結局、彼とはよりを戻さず、そのときの婚約者と結婚しました」(34歳/IT)

人生に「もしも」はありませんが、もし彼が成功したあとに出会っていたら……と想像してしまいます。

家業を継ぐために……

「彼のお父さんが突然倒れて、彼は実家の会社を継ぐために仕事を辞めて帰郷。『将来、親の会社を継ぐことになるかも』という話は付き合っているときから聞いていたので、ついに来るものが来たかという感じ。『一緒に来てくれないか』と言われたけれど、私もちょうど仕事の楽しさや、やりがいに目覚めて辞めることは考えられなかったから、別れることに。あと1年プロポーズが早かったら、間違いなく結婚していた」(28歳/広告)

お互いがそれぞれの道で努力を積み重ねていくことこそが、2人の決断と終わった恋に対する誠意かもしれません。

どうしても子どもがほしかった

「彼は性に対して強い拒否反応があって、1年近く付き合っても体の関係がなかった。彼との結婚を考えていたけれど、『自分と結婚したらセックスレスになるし、子どもも作れないからやめたほうがいい』と言われ、好きだったけど、私自身の『子どもがほしい』という思いはどうしても譲れず、別れを決意。その後、私は別の男性と結婚。彼はカウンセリングに通い続けて性に対する問題を克服したらしく、今では立派な1児の父です」(33歳/小売店)

気持ちがありながら別れた2人でしたが、それぞれが幸せを手にした現在、当時の決断は間違いじゃなかったと笑い合えるはずです。

まとめ

タイミングという壁に阻まれて結婚することができなかったカップルの数々。終わりを告げざるをえなかった切ない恋物語も、幸せな未来のための第一歩となったと思いたいですね。

※画像は本文と関係ありません

(藤井弘美+プレスラボ)

※この記事は2015年11月23日に公開されたものです

藤井弘美

女子高生時代、放課後は援交に勤しむ友人や畑からブドウを盗んでくる友人に恵まれながら、自身は品行方正に育つ。大学卒業後、総合広告代理店に入社。営業で訪問した中小企業の社長に突然顔を舐められるなどの経験を経て、数年勤務ののち退社、独立してフリーに。USBケーブルで自殺を自演する彼氏などを通過してきた恋愛遍歴を持ち、恋愛相談に定評あり。助言のメールはよく勝手に保護されるが、たまに相談者から依存されて困る。

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