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【アラサー婚活塾】第8回:付き合ってからのデート

織田隼人(心理コーディネーター)

付き合う前のデートと付き合ってからのデートのちがいって、何かわかりますか?

どちらも好きな人と過ごす、という意味では一緒ですが、付き合う前は「付き合うためにお互いの気持ちを確かめ合う」というしっかりとした目的があるので盛り上がりやすいのですが、付き合ったあとは「好きな人同士で過ごす」というどちらかというとゆるい目的に変わります。

ゆるい目的に変わる、ということはデートの内容も気合いの入ったものから気合いの入っていないものに徐々に変わっていきます。よく女性は男性に対して「釣った魚に餌はやらない」という行動を取る、と思うことがあります。付き合う前はがんばってデートの手配もしてくれて、奢ってくれたりしたのに、付き合ったあとはなんかおざなりになった、と感じることが多いのは目的がゆるくなったためなのです。

実際の話、気合いの入ったデートはお金もかかりますし、その分負担もあります。負担が大きいことをずっと続けるのは無理なので、付き合ったあとは負担を減らす方向に変わっていくんですね。なので、付き合ってからは「これからもずっと二人の関係が幸せなまま継続できるデート」を二人で構築していく必要があります

まず一番大事なのはお金の問題。

カップルによってさまざまなお金事情ですが、負担が大きくなると二人の関係にもヒビが入ります。無理のないお金の使い方にしていく必要があります。たとえば、お互いにお金を出し合って共通の財布を作ったり、お互いに奢りあったり、割り勘にしたり。どういう形にすれば「長く続けられるか」を話し合ってみるとよいでしょう。

この連載では最後は結婚まで見て行くのですが、この付き合ってからのデートでも結婚に対して大きな影響を与えます。結婚するカップルは大きく2つのパターンがあり、付き合って間もない状態で結婚するケースと、付き合って長時間経ってから結婚するケースがあります付き合って間もない状態での結婚は恋の盛り上がりのまま結婚するパターン。これはある意味運命の結婚と言えるもので、計算とかなしに結婚できるいいケースです。

付き合って時間が経ってから結婚するパターンは、二人の長い付き合いの中で「結婚しても大丈夫、やっていけるな」と男性が確信してから結婚するケースです。この「やっていける」という確信を男性に与えなければ、なかなか結婚には進めません。長く付き合っているけど、男性からなかなか結婚を切り出してもらえない、という女性は、「結婚しても大丈夫」と彼に思われていないからプロポーズされないのです。

付き合ってからのデートで女性が「知らない人には悪い態度をとっている」とか「男性にとって重荷となる行動をとっている」とだいたい結婚に進めないパターンになるので、普段からデートのときには彼以外の人、例えば店員さんにも「ありがとう」と声をかけたり、まわりの人に気を回すような行動を心がけておくとよいでしょう。

付き合って時間が経ってからのデートは二人の恋のテンションは落ちていますが、その分相手の本質が見えやすくなっています。そのおかげで、この人と結婚してよいのか、というのがお互いにわかるようになっているのです。

好きな人には甘えるし、ワガママも言ったりするものですが、そのワガママをお互いに受けいれることができるようであれば結婚してもやっていけるし、「付き合うくらいならともかく、結婚してこのワガママはナシだな」とカップルのどちらかが思えば結婚には進めないのです。

もし、彼から結婚の宣言をされないなぁ、と思っている人は「どの自分のワガママな部分が彼に拒否されているのか」を考えてみましょう。人に対してキツイ当たりをしていたり、彼をキャパ以上に困らせていたりしないか確認して、自分でそこを改善すれば「問題は解消」されるので二人の結婚に向けての関係が改善します。

(織田隼人)

※この記事は2015年11月19日に公開されたものです

織田隼人(心理コーディネーター) (心理コーディネーター)

心理コーディネーター。男女の心理のちがいを伝えることで、男女の行きちがいを少しでも減らすのが目標。著書に「やっぱり彼と復縁したい貴女へ」「彼女と復縁する59の方法」「愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女」などがある。

HP:http://oda999.tea-nifty.com/blog/
ツイッター:https://twitter.com/oda_hayato

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