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女子が体験したブラック企業談11「休み週1、残業手当・ボーナスなし、遅刻1回で1万円減給…」

ファナティック

社会的に大きな問題になってはいるものの一向になくならないどころか、増え続けているとも言われる「ブラック企業」。誰だって、そんなところで働きたいとは思いませんが、たまたま選んだ会社がそうだったという不幸な人も。今回は、女性たちが経験したブラック企業での壮絶なエピソードを集めてみました。

Q.ブラック企業に勤めたことはありますか?

 「ある」……14.1%
 「なし」……85.9%

ブラック企業に勤めてしまったという女性は1割ちょっと。では、具体的なブラックぶりについて聞いてみましょう。

ブラック要素の宝庫

・「休み週1、毎日21時から22時退社、残業手当なし、会社支給の携帯代実費、遅刻1回で1万円減給、ボーナスなし、長期休暇3日から5日、歩合なし。など」(25歳/不動産/事務系専門職)
・「休日出勤は当たり前のようにあり、ノルマ未達の場合は自分で購入、退職時は40日ほどたまった有休も1日も使わせてくれなかったし、買い取りもなかった」(29歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

ブラックじゃない要素がゼロといいたくなるほど法律に違反しまくりの企業って、本当にあるものなんだと驚いてしまうほどの超ブラック企業。サービス残業、休日出勤させたあげくに遅刻したら罰金なんていう制度があるような超ブラック企業はかなりまれな存在だと信じたいものです。

今、まさにブラック勤め

・「今、勤めている会社。軍隊みたいな部署で、月100時間以上残業しても、残業代なし。朝5時に家を出て6時半に得意先入り。その後19時まで立ちっぱなしで休憩は30分。私語厳禁。その上14連勤なんてザラ。そんな生活が3カ月以上。結果、過労で倒れたけれど怒られるのが怖くて倒れたことはずっと黙っていた」(30歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「今の職場がまさにそうだと思う。社長や上層部の崇拝度合いが恐ろしい」(30歳/学校・教育関連/専門職)

今、働いている会社がまさにブラック企業だという女性も。過労で倒れても会社を休めないどころか、倒れたことがバレたら怒られるなんて理不尽としか言いようがない仕打ち。社長がカリスマ的な存在で絶対権力者のように崇められているというのもブラック企業にありがちな体質ですよね。

モラハラ・パワハラが横行

・「3時間くらい立ちっぱなしで怒られ続けることが週2回くらいある」(32歳/その他/事務系専門職)
・「タイムカードがなかったから、サービス残業しまくりで、うつ病とかなっても出勤させられてた人が多かった。で、上司から心のない言葉というか罵声を浴びる日々……」(30歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「モラハラ、パワハラが日常」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「20年以上勤めた人でも社長の機嫌を損ねた瞬間クビを切られる」(27歳/情報・IT/事務系専門職)

社長の機嫌を損ねただけでクビ。上司からの罵声は日常茶飯事。そんなパワハラやモラハラが横行するブラック企業というのもあるそうです。仕事が原因でうつ病になった社員に対して罵声を浴びせかけるなんて、会社としてはもちろんのこと人としても許すことのできない行為ですよね。

激務でも薄給

・「パートさんが休むと、7連勤などもしょっちゅうあった。また、お給料が全然上がらなかった」(27歳/商社・卸/事務系専門職)
・「人間関係がひどく、休みがあんまりなく、薄給でスキルアップも望めなかった」(32歳/不動産/専門職)
・「残業しても残業代が出ないし、帰るのが日付変わる日もある」(28歳/医療・福祉/事務系専門職)

仕事が忙しくてもその分お給料がもらえれば、まだ納得がいくものですが激務のうえに薄給というのがブラック企業のお約束。働き始めてから給料が全然上がらない、休みがないのに手当もつかない。そういう会社で働いていて、仕事にやりがいを持ち続けるというのは無理な話でしょうね。

まとめ

女性たちが働いていた、今も働いているブラック企業の数々。どのエピソードも聞いているだけで「絶対無理!」と思う人は多いのでは? 一度就職した会社だから経歴に傷をつけないためにも耐えようとか、就職難だからこんな会社でも仕方ないと思っていても、これじゃ自分のためにならないことは明白。ブラック企業に関する相談を受け付けている窓口などで相談するか、思い切って転職してしまうのが自分の将来を考えたときの最善策といえそう。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数198件(22歳~34歳の働く女性)

※この記事は2015年10月28日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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