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【言ってはいけないクソバイス】微妙な「メイク指南」にモヤモヤ。ベストな返しはコレ!

犬山紙子

もっとキレイになるべく、美容情報を女同士で交換し合うことってありますよね。でも、ときに「これって本当にアドバイスなの?」と疑問に思ってしまうことも。もしかしたら、アドバイスのように見えてただイラッとするだけの「クソバイス」なのかもしれません。今回は、さまざまな「クソみたいなアドバイス」をまとめた犬山紙子さんの新刊『言ってはいけないクソバイス』の中から、メイクにまつわるエピソードをご紹介。

◆先輩女性からのクソバイス

・ピンクのアイシャドウ、絶対似合うからつけるべき!

大学時代、先輩から「ピンクのアイシャドウ、絶対似合うからつけるべき!」と言われました。でもパーソナルカラー的に合わなくて避けていたんだし、その先輩が普段メイクをしない人だったので、適当なことを言わないでほしいと思いました(25歳/女性/Cさん)

◆犬山紙子の回答

この先輩、そんなに悪意はない、ノー悪意クソバイスですね。クソまでもいかない……ウザバイスくらいでしょうか。でも、この投稿者がここまで過敏になる気持ちもわかったりまします。メイクっていうのはその人のコンプレックスに密接に関係しておりますからね。犬山も奥二重(意地でも一重と言わないところがもうコンプレックス丸出しなわけですが)なのを気にして、アイメイクが濃いのですが、それが薄くなるためには自分でコンプレックスと対話する以外どうにもできない。プロにメイクをしてもらっても、やっぱりアイメイクだけは自分でやらないと自分が納得できないんです。

この、ピンクのアイシャドウというのは小さい目の人にとってはかなりの鬼門ではれぼったく見えますから、犬山も絶対つけません。あ、Cさんはパーソナルカラー的に避けてたか。どちらにせよ、人にメイクのことを言われるとコンプレックスを突かれたようで、そして「私のスッピンのこと何も知らないくせに」って神経過敏になってしまう人もいるのです。でもやっぱこの先輩は善意で言ってるなあ。オススメのコスメ情報はほしいですし。「このピンク、絶対いいよ。今してるブラウン系は早いんじゃない?」「いいから、今つけてみなって!」くらいまで来ると、クソバイスって感じはしますが……。

このクソバイスに対する返しは……

「あ、私も先輩に似合いそうなチークが……!」

メイク情報交換女子会★ コントとしてもう楽しんじゃったほうがいいかもしれません。あんまり本気で答えてコンプレックス爆発しても、つらいですしね。

◆犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊) 1,000円(税抜)
発売中

※本文は、犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊)より

※この記事は2015年10月20日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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