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約〇割の女性がアリ! コミュニケーションとして男性からハグされるのは「あり」or「なし」?

蒼井ニイナ

海外では挨拶としてハグをする文化がありますが、日本ではあまり馴染みのないこと。しかし、彼氏以外の人からハグをされた経験がある女性は、少ないのではないでしょうか。では、異性から、コミュニケーションの一貫としてハグされることについてどう思うか、働く女性に聞いてみました。

Q.コミュニケーションとして男性からハグされるはあり? それともなし?

 「あり」……36.6%
 「なし」……63.4%

半数には届かなかったものの、「あり」と答えた人が3割強いました。では、それぞれの理由を見ていきましょう。まずは、男性からのハグは「あり」と答えた人の理由です。

<「男性からのハグはあり」派の意見>

■ハグは挨拶!
・「外国人ならやるから」(27歳/金融・証券/営業職)
・「英会話スクールに通っていたことがあるので、挨拶としてハグをするのは普通のこと」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「それが文化なら問題ない」(27歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)

留学経験者や、海外の人と接する機会がある人にとって、ハグは日常的な挨拶という認識なので、あまり抵抗がないようです。恋愛感情がない相手からのハグだったら、すんなり受け入れられそうですが、なかにはキュンとしてときめいてしまう女子もいるかもしれませんね。

■限定的にOK
・「人によっては嫌だが仲がいい人ならいい」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「好きな人ならありだけど嫌いな人ならなし」(32歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「自分的にOKの人だったらいい。ノリでハグならいいかも」(27歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

お互いにテンションが上がって、ノリでハグするのは気にならないけれども、相手に下心を感じた瞬間、一気に敬遠してしまいますよね。なかには、学生時代の友だちみたいな関係ならありだけど、会社の上司みたいな上下関係がある場合はなしというように、相手との関係性によりけりなんていう意見も。まだまだハグには抵抗があるようです。

■元気が出るから
・「落ち込んでるときなど慰めてほしい」(33歳/その他/その他)
・「はぐは気持ちいいから」(24歳/自動車関連/事務系専門職)
・「安心する」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)

「ハグをされるのはうれしい」という肯定的な意見も多く見られました。元気がないときにスキンシップを取ると、気持ちが軽くなって元気がもらえますよね。ハグをしているとき、自然と笑顔が生まれるものです。

では、次は男性からのハグは「なし」と答えた人たちの意見も見ていきましょう。

<「男性からのハグはなし」派の意見>

■日本人の感覚としてムリ
・「古い付き合いで本当に心を開いてる人ならいいけど、それ以外は『常識がない人なのかな』と思う」(23歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「外国ならいざ知らず、そういう習慣のない国なので」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「日本人なので……生理的にムリ」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

男性からのスキンシップには慣れていないので、日本人の感覚としてムリという意見が多く見られました。外国人にされるなら仕方ないけど、日本人からされると下心を感じてしまったり、常識を疑ってしまうようです。恥じらいの文化がある日本には馴染まないようです。

■気持ち悪い
・「なれなれしすぎると思うから」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「気のない人にされても気持ち悪いだけだから」(32歳/不動産/専門職)
・「日本人にはムリ。セクハラで訴えずにはいられないから」(28歳/機械・精密機器/技術職)

ハグをされることそのものに気持ち悪さを感じてしまうようです。特に職場の人などにされると、セクハラだと思ってしまいますよね。嫌いな人からされたら、吐き気がするという辛辣な意見もあったので、男性は気軽にスキンシップを取るのは、やめたほうがよさそうです。

■好きな人以外からはムリ
・「異性とのハグは本当に付き合ってからでないとできないです」(31歳/その他/その他)
・「フリーならまだしも、彼氏がいたら彼氏以外の男性に近づきたくない」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「好きでもない男性にあまり身体を触られたくないので」(24歳/食品・飲料/専門職)

好きな人や彼氏以外からのハグはなし、ただし、イケメンなら許すとのこと(笑)。好きでもない人に身体を触れること自体、気持ち悪い、引いてしまう、恥ずかしいというように、マイナスの感情を抱くようです。彼氏に悪いから、異性との接触は避けたいという健気な方もいました。

異性からハグをされることに、抵抗がない女性はまだまだ少数派。相手がどんなタイプの女性なのかをしっかり見極めた上で、軽いノリでの行動は慎んだほうがよさそうです。その一方で、旅先でハグをされて、元気をもらったという人がいるのも事実。日本でもハグの文化が広がって、みんなが笑顔になれる日が来るといいなぁと思います。

(蒼井ニイナ)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数202件(22歳~34歳の社会人女性)

※この記事は2015年10月19日に公開されたものです

蒼井ニイナ

大手メディア会社のPR/編集を経て、書籍の編集&ライターに。
数千話に及ぶ世界の童話集や日本の民話集を読んで育った原体験が影響し、本に関わる仕事を志す。
2014年2月に男児を出産し、現在は育児休暇中。産後は子育てやライフスタイル、ファッション、食にまつわる本を愛読。
趣味はフリースタイルの旅で、訪れた国は20ヵ国以上。旅先が舞台となった本を読み進めながら、自由気ままに旅するのを極上の贅沢としている。

書籍紹介サイト「ホンシェルジュ」にて、コラムとインタビュー記事を担当中。
http://honcierge.jp/niinaaoi

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