お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

キム兄&西方凌夫婦が語る! 夫婦の「おいしい関係」

プロ級の腕前を持つことでも知られるお笑いタレントの木村祐一さんがこのたび料理レシピサービス「クックパッド」とタッグを組んだ料理本『キム兄&クックパッド つまみ越え』(主婦と生活社)を出版しました。東京都内で行われた出版記念イベントには、妻で女優の西方凌さんとともに登場し、自慢の料理をふるまった木村さん。仲睦まじい様子で、「幸せ」もおすそ分けしていた木村さんと西方さん夫婦に結婚や結婚生活について聞きました。

あえてルールは作らない

--食事はどちらが作ることが多いですか?

木村さん(以下、敬称略) 普段の食事は毎食妻が作っています。僕が作るのは人が集まるときとか、「今日は任せとけ」って料理がしたくなったときとか、(西方さんから)リクエストがあったとき。麻婆豆腐とか坦々麺とか中華が多いですね。あとは(西方さんが)体調が悪いときに。一緒に作ったりすることはないよね?

西方さん(以下、敬称略) そうねえ。一から十まで(木村さんの)やり方があるから手を出すことはないですよね。(木村さんは)料理番組的な感じで材料をバットに用意して一気にバーッと作るけれど、私は切りながら鍋に入れていくタイプ。彼が作ったあとは洗い物が多いですね(笑)。

西方 ほかの家事は今のところ私がやっていますね。今はみなさん家事を分担されてますよね。うちはあまり、決めごとを作らないほうがいいのかなと思って、ルールを作らないですね。最初は作りたがっていたけれど、私がもともとルールがないので。彼がこうしてほしいって言ったらそうするし……。

木村 日々を快適にするために決めごとを作ろうと思っていたのがまちがいだった。「ずっと一緒にいるから(ルールは)作らなくていい」と変わりました。学校や会社とか公共のスペースだったら、出入りをする人がいるからきっちりしとかないといけないけれど、家は家だから、散らかっているわけでないけれど、ルールをとっぱらってもいいのかなって思うようになりました。

西方 あと、結婚してからはイライラしなくなりました。彼はいろいろなことが気になるタイプ。私がいちいち気にしなくていいのにってお手本を見せていたら、私自身穏やかになりましたね。

自分のスタイルを変えなきゃとか、相手に合わせないといけないのではと思って結婚を踏みとどまっている人がいると思うけれど、結婚をしたらしたで自然に変わっていくし、逆に新しい自分に出会える。自分を貫き通さなくてもいいし、相手に合わせすぎなくてもいいし……って思いますね。

結婚生活は「日々更新」

東京都内で行われた出版記念イベントで料理を披露した木村祐一さん(左)と西方凌さん

--「幸せな結婚」の秘訣は?

木村 自分を素直にさらけ出すことかな。

西方 「理想」を作らないことかな。「理想の家庭」とか「理想の夫」が頭の中にいると、(現実と)ズレていっているときに不安だったり、イライラがたまっていく。日々起こることを真摯に受け止めるというか。

「(結婚が)ダメだったら別れればいいじゃん!」というのをよく聞くけれど、それはちがうと思う。この人と決めたら添い遂げるつもりで、ただ固く考えるのではなくて、柔軟に対応しながら一生寄り添っていく覚悟で結婚するほうがいいのではと思います。「この人に一緒ついていく!」と気構えるのではなくて、「この人とどうやってうまくやっていこうかな」と日々更新、更新で。そしたら自分も結果的に幸せなんじゃないかな。

女子からのプロポーズはアリ?

--プロポーズは西方さんのほうからとお聞きしましたが……。

西方 彼を見てて、仕事もうまくいっているし、ものすごく幸せそうなんだけれど、横にいるのが私ではないことで彼の幸せのパーツがそろってないなって思ったんです。彼のことを幸せにしてあげられるのは私しかいないという使命感があった。幼いころから思い描いていた理想の結婚とはまったくちがう形だったけれど……。だから、私自身が「結婚って理想と一緒じゃなくていいんだ」という経験をしているんですよね。

木村 (女性からのプロポーズは)めちゃめちゃうれしいですよ、男冥利に尽きますよね。幸せのパズルのパーツは……ガチっとハマッた感じですね(笑)。

 

『キム兄&クックパッドつまみ越え』

プロ級の料理を作ることでも知られるお笑い芸人の木村祐一と日本最大の料理検索サイト「クックパッド」がコラボしたおつまみ本。お酒にピッタリの「キム兄つまみ」40品とクックパッドのプレミアム会員しか見られない「検索上位おつまみ」25品を紹介しています。

出版社:主婦と生活社
著者:木村祐一
定価:800円(本体741円+税)
発売日:2015年9月11日

http://www.shufu.co.jp/books/detail/978-4-391-63816-5

 (堀池沙知子/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2015年10月15日に公開されたものです

SHARE