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時代錯誤もいいとこだ! 働く女性が、社会人になってから感じた男尊女卑4パターン!

世界経済フォーラムが2014年に発表した“世界男女平等ランキング”では、日本は142カ国中104位。世界的には女性の地位が低いとされている日本。とはいえ、女性たちは社会の中で不平等を感じているのでしょうか? 社会人になってから「男尊女卑」を感じた経験の有無と、その具体的な内容について働く女性に調査しました。

Q.社会人になってから「男尊女卑ってまだあるんだな」と思ったことはありますか?

 「ある」……27.0%
 「ない」……73.0%

社会人になって男尊女卑を感じたことが「ある」と答えた方は27.0%と少数の結果となりました。73.0%の方が「ない」と回答しているように、最近ではあからさまな女性差別を受けた、という人は少ないようですね。では、「ある」と回答した方々のコメントの中から、具体的にどんなことで男尊女卑を感じたのか詳細を見ていきましょう。

■キャリア・出世
・「給与は男性の方が高いし、管理職も多い」(26歳/食品・飲料/技術職)
・「後輩の男性のほうが早く昇進していく。ミスをしても、昇進していく。上司に女性がいないので、男性から出世させていく」(30歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「会社の女性は育休をとると出世できない」(27歳/電機/営業職)
・「男性のほうがはるかに多く、管理職になっている」(28歳/学校・教育関連/専門職)

管理職につくのはだいたい男。仕事ができないのに、男性のほうばかり先に出世していく……。キャリアや出世の面で、どうしても男性が有利に働くことに怒っている女性たち。もちろん女性が活躍している職場はたくさんありますが、まだまだ旧態依然の男性優遇の会社があるのも事実。会社の体質もあるのでなかなか難しい問題です。

■お茶汲み
・「お茶出しをたのまれる」(28歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「お茶入れや雑用は新人女性がするから」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「夕方、女性社員が男性社員にお茶を入れているのが習慣」(32歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

「そこは昭和のままなのか!」と言いたくなるような、時代錯誤の会社もまだまだ健在している模様。お茶汲みは女子の仕事、と言わんばかりの対応に腹を立てている女性たちも。お茶出しは会議に参加する人が自分でやればいいし、ましてや夕方に女性社員が男性社員にお茶を入れるって……! お茶くらい自分で入れてください! 

■雑用は女性の仕事
・「炊事場の掃除は女子」(33歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「男性は雑用をしない」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「うちの会社がまさにそうで、女子のことを家政婦としか思っていない」(27歳/情報・IT/事務系専門職)

“雑用は女性に任せる”これは、けっこう多くの職場でありがちなように思います。女性のほうが細かいことに気がつきやすい分、汚れている場所を掃除したり、足りない備品を補充したりすること多いです。けれど、それを当たり前のように受け取られるのは正直ムカつきますね。

■結婚・出産後は……
・「契約社員の女性が出産すると、そのタイミングで契約を打ち切られていた」(33歳/その他)
・「『女性はやっぱり結婚したら辞めるの?』と聞かれることが多かった」(24歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「比較的、女性も同じように仕事できる分野でも、結婚して子どもが生まれて離職するのは女性ばかり」(32歳/学校・教育関連/技術職)

「結婚・出産したら仕事はやめる」と考えているオジサマの多いこと多いこと! 結婚をしても子どもを産んでも、まだまだ働きたい気持ちがあるのに、辞めざるを得ない場合もあるのが現状です。出産後、子育てしながらフルタイムで働いているママたちには本当に頭が下がります。

実は思っていたよりも多くの女性が男尊女卑を感じていないよう。今回あがったようにまだまだ差別の実態があるのは事実みたいです。ただ、男女でお互いを攻撃しあうより、どうすればお互い気持ちよく働けるか、働き方の多様化を考えていくべきときが来ているのかもしれませんね。

(エンドウリョウコ)

※画像は本文と関係ありません。

※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数185件(22歳~34歳の働く女性)。

※この記事は2015年10月13日に公開されたものです

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