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恥をかく前に…… プロが指摘する! 結婚式のマナー違反10

森川ほしの/OFFICE-SANGA

親戚や友だち、同僚などの結婚式に出席すると、こちらまで幸せな気分になりますよね。ただ、招待されたときに気になるのがマナー。結婚式でのマナー違反をやってしまった! 目撃した! という人も少なくないのでは? 今回は、そんな「結婚式のマナー違反」について、働く女性たちの体験談&目撃談を聞いてみました。

また、マナー講師の平松幹夫先生からのアドバイスも一緒にご紹介。結婚式のマナーにイマイチ自信が持てないという人は、ぜひ正しいマナーを覚えておきましょう!

知っていますか? 服装のマナー

・「知らずに、白いドレスを着て行った」(24歳/その他/事務系専門職)
・「友だちはヘアアレンジで、髪の毛に目立つ花をつけていた」(31歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「ミュールやサンダルを履いている人が結構いた」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「披露宴にウェスタンブーツの人がいた」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

『客だから、どんな格好でも自由でしょう』ではなく、同じ目的で会に参加した者同士が、ともに会場の雰囲気を盛り上げるという意識が大切です。また、パーティーの服装では『格』も大切。一方がカジュアル、一方がフォーマルではつり合いが取れず、両家が気まずい思いをすることもあります」(平松先生)

結婚式なら、目的はもちろん新郎新婦をお祝いすること。主役はあくまでも新郎新婦……というよりも新婦ですよね。その新婦と「白」で色かぶりしたり、新婦より目立ってしまったりするのはご法度!

そして、履き物は特に「格」が一目瞭然。フォーマルウェアでほかの出席者が揃えている中、カジュアルなミュールやサンダル、ブーツでは悪い意味で目立ってしまいます。

余計な一言は厳禁!

・「『テーブルの飾りが微妙だな』って言ったら花嫁作だったとき……。ポロリと言ってしまって、血の気が引きました」(29歳/その他)
・「スピーチで離婚の話をしている人がいた」(32歳/その他/事務系専門職)

別れる、切れる、終わる、再び、離れる、重ねるなどは、結婚式での忌み言葉とされています。それほど神経質になる必要はないとも思いますが、中には不快な思いをする人がいるかもしれませんので、できるだけ避けた方がいいですね」(平松先生)

言葉のチョイスだけでなく、スピーチで「離婚」の話なんて……もってのほかです。

ご祝儀のマナーは難しい?

・「ご祝儀に間違って新郎新婦の名前を書いた子がいた」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「袱紗を忘れてしまった」(32歳/ソフトウェア/事務系専門職)
・「妹が新札をATMから出したばかりのお金だと思っていたらしく、グチャグチャのものもご祝儀袋に入れていた」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

結婚式の際には、水引が両方を引っ張るとさらに締まる『結び切り』の祝儀袋を使用します。また、祝儀袋を持参するときは、むき出しのままポケットやバッグに入れるのではなく、袱紗(ふくさ)に包みます。渡す前に袱紗から祝儀袋を取り出し、表書きを相手に向けて両手で渡しましょう」(平松先生)

祝儀袋

袱紗(ふくさ)

 

また、平松先生は「紙幣は新札がいいとされますが、私はこだわりません」とも。どうしても新札の準備が難しければ、できるだけキレイなお札を選んで包むといいかもしれませんね。さすがに、グチャグチャのお札では、新郎新婦を驚かせてしまいそうです。

贈り物で失敗!

・「結婚のお祝いに陶器を送ってしまい、割れていたと連絡を受け、送りなおした。陶器を包んで郵送してもらったのが若い店員だったので、割れないように包んでほしいと言わなかったことも後悔したが、陶器を選んでしまったことを後悔した」(33歳/医療・福祉/専門職)

結婚祝いとして品物を贈る場合、親しい間柄なら相手に希望を聞くことをオススメします。そして、本来なら式の前に本人に直接渡すのが一番。ただし、式の当日にお祝いの品を持参すると荷物になってしまいますので、避けた方がいいでしょう」(平松先生)

結婚式に参列するにあたり、「一番大切なことは『結婚をともによろこび、祝福する気持ち』。そして、その気持ちをいかに伝えるかです」と平松先生。マナー違反があっては、せっかくの祝福の気持ちも台無しになってしまいます。新郎新婦のため、そして自分自身のためにも、正しい結婚式マナーを身に着けておきたいものですね。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数132件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年10月10日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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