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「話題泥棒」に気をつけろ! いるいる!! なんでも自分の話にしちゃうこんな人

森川ほしの/OFFICE-SANGA

仕事中に延々と世間話するのはいただけませんが、おしゃべりが楽しくてつい夢中になってしまうことも。しかし、そんな会話に水を差す人っていますよね。話題を横取りする「話題泥棒」が現れた途端、その場がシラ~……なんてことも。そんな「話題泥棒」たちの特徴について、働く女性たちに聞いてみました。自分に当てはまる特徴が出てきた人は要注意!

話題を横取り!

・「全部自分の話をかぶせてくる」(27歳/情報・IT/事務系専門職)

・「相づちを打てない。そのかわり、人の話のあとに『俺も~』と入ってくる」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)

・「『私の場合』と前置きして、全部自分の話題にすり替える」(31歳/電機/事務系専門職)

これぞ、典型的な「話題泥棒」ですね。「昨日○○に行ってさ~」と誰かが気分よく話しているところへやってきて、「あ、私もこの前行って~」と自分の話をはじめる。ひとまず、最初に話題を提供した人が話し終えるまで、待ってくれればいいのに……。

会話の中心は常に自分!

・「自分が主役でいたい」(27歳/情報・IT/技術職)

・「自分が話していないと、つまらなそうな顔をする」(28歳/ソフトウェア/技術職)

・「自分に関心が向いてないと嫌な人。すぐに、自分中心にするために話題を持っていく」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

人が話しているときに、つまらなさそうな顔をしている人は少なくありません。なんとなく話は聞いているのでしょうが、「興味を持って聞く」「その話を盛り上げる」といった気持ちはまったくなさそう。

自分がだ~い好き!

・「自分のことが大好き。常に自分の話をしている人」(32歳/その他/事務系専門職)

・「他人の話には1ミリも興味がない」(23歳/生保・損保/事務系専門職)

・「『自分、自分』のアピールがすごい」(32歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

会話というのは、相手があってこそ成り立つもの。どちらかが一方的に自分のことを話すだけでは、会話とはいえませんよね。たとえ興味のない話でも、きちんと聞くのが大人のマナーというものです。

空気読めや!!(怒)

・「いきなり混ざってくる」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「『それ知ってるー』と言って横取り」(23歳/不動産/事務系専門職)

・「ぐいぐい入ってくる」(29歳/自動車関連/技術職)

いわゆる「空気を読めない」タイプの人は、話題泥棒の素質アリ。筆者もこういった「ぐいぐい入ってくる」タイプの人を何人か知っていますが、ほかの人に聞かれたくないような深刻な話をしているときでも、かまわず首を突っ込んでくるので困ります。

話し上手だと本人は思ってるようですが(失笑)

・「基本的にはおしゃべりな人。聞くよりもしゃべる方に重点を置いているのだと思う。しゃべりたがるわりには、大体こういう人の話はおもしろくない」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「自分が話すと、その場が盛り上がっていると信じている」(32歳/医療・福祉/専門職)

その人の話がおもしろいかどうか、判断するのは聞き手です。自己判断で「私は話し上手」と思っている人は、もしかするとただの思い込みかも。きちんと、聞き手の反応を感じとることができない人は、知らず知らずのうちに話題泥棒になっている可能性が高そうです。

プロが一刀両断! 話し上手とは「聞き上手」

話題泥棒の特徴について、話し方教室を主宰する栗原君枝先生にも意見を聞いてみたところ、「『話を聞くこと』が上手な人こそ、本当の会話上手」とのこと。どれだけペラペラしゃべることができても、「相手にも同じように話したいことがある」という点を理解していない人は、会話上手とは言えないようです。

自分ってもしかして話題泥棒では……? と不安を感じた人は、相手の話を意識的に聞くように心がけてみるといいかもしれません。

また、「誰かが話しているときに、頭の中で次に自分が話すことを考えている人も、話題泥棒になってしまう可能性が高い」と栗原先生。一度聞いた話を覚えていなくて、「それ、さっき私が言ったよね?」なんて言われる場面が多い人は、気をつけた方が良さそうです。

誰だって、自分の話を聞いてもらうのは気持ちがいいですから、つい話題を横取りしてしまうこともあるでしょう。ただ、それが何度も続くようだと、周囲から「話題泥棒」認定されて、そのうち会話の輪の中に入れてもらえなくなるかも? その場にいる全員が会話を楽しめるように、大人として最低限の会話マナーは守らないといけませんね。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数132件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年10月09日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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