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オフィスで愛され先輩になれるテク6選 後輩に好かれる魔法の言葉って?

森川ほしの/OFFICE-SANGA

後輩を一人前に育てることも、社会人とっては大切な仕事のひとつ。そして、きちんと導いていくためには、やはり後輩から慕われ、愛される先輩でいなくてはなりませんよね。それはわかっていても、なかなか難しいもの。そこで、働く女性たちが「愛される先輩」になるために実践しているテクニックや、心がけていることを聞いてみました。

とにかく褒める!

・「キツイ言い方はしない、うまく持ち上げる」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「怒るより、褒めて伸ばすのがコツ」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

若い世代になればなるほど、怒られ慣れていない人が多いような気もします。そのため、まずは褒めて、モチベーションを上げてあげるという方法は、効果的かもしれませんね。

アメとムチ?

・「優しくする、笑顔で接する」(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

・「常に厳しくではなく、優しくも接する」(32歳/建設・土木/技術職)

・「どんな些細な質問にも笑顔で応じる」(31歳/小売店/秘書・アシスタント職)

ときには、厳しく叱らないといけない場面もあるでしょう。ただ、ずっとそれでは後輩も嫌になってしまいます。普段は明るく、やさしく接しておけば、たとえ厳しく叱ることがあっても、「自分のために厳しく言ってくれた」と理解してくれるはず。

常に公平であれ

・「同僚の愚痴を言わない」(29歳/その他)

・「誰にでも同じように対応する」(29歳/自動車関連/技術職)

・「後輩でも、お礼と謝罪はきちんとするようにしています」(32歳/ソフトウェア/事務系専門職)

誰かの悪口を言ったり、人によって態度を変えたりする先輩では、後輩からの信頼を獲得することはできないでしょう。お礼と謝罪も忘れずに。

ちゃんと共感してあげる

・「注意するとき、頭ごなしに怒らない」(26歳/情報・IT/事務系専門職)

・「注意するときに、『自分も昔先輩に注意されたんだよ』みたいな、相手が安心して聞き入れやすい言い方をする」(31歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)

・「上から偉そうに言わない。自分も新人のときに同じようだったと共感してみせる」(32歳/医療・福祉/専門職)

後輩にはつい、「こんなこともできないの?」なんて言いたくなってしまいますが、自分にだってそんな時代があったんですよね……。そのときの気持ちを思い出して、共感してあげることができれば、後輩もきっと救われるはず。

普段からコミュニケーションを!

・「こまめに声をかける」(32歳/その他/クリエイティブ職)

・「気さくに、積極的に話しかけること。些細なことでも相談に乗ってあげる」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「たまにランチに連れて行って、悩みを聞く」(29歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

休憩時間に雑談をしたり、ランチタイムを一緒に過ごしたり。仕事から離れたところでもコミュニケーションを取るというのは、いい方法ですね。

上から目線の物言いはご法度!

・「偉そうにしないこと」(31歳/電機/事務系専門職)

・「何もかも押しつけるのではなく、一緒にやろうとする姿勢を見せる」(32歳/その他/事務系専門職)

・「仕事でミスをしても、一緒に挽回できるように手伝う」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

先輩・後輩という関係であっても、人と人の付き合いです。物の言い方ひとつ、対応の仕方ひとつで、人間関係が壊れてしまうことも。「一緒にがんばろう」という姿勢で接していれば、きっと後輩にも伝わるはず。

プロが教える! 後輩とのうまくいく接し方

話し方教室を主宰する、話し方講師の栗原君枝先生にも後輩との接し方について聞いてみたところ、やはり「上から目線な話し方には注意が必要」といいます。

「特に断言するような言い方はキツイ印象を与えますので、何かを教えるときでも『こうしたらどう?』と、相手にも意見を求めるような言い方をした方がいいですね」と栗原先生。

また、指示を出すときに使いがちな『わかった?』というフレーズも、「上から目線な印象を与えます。『もしわからないことがあったら、私に聞いてね』と言い換えるだけでも、ずいぶん印象が変わるはず」とのこと。つい言ってしまいがちなフレーズなので、注意したいですね。

●栗原先生が教える好印象な言い方

・「こうしたらどう?」
・「もしわからないことがあったら、私に聞いてね」

もちろん、後輩に愛されるために仕事をしているわけではありません。ときには嫌われ役を買って出ることも必要でしょう。それでも先輩・後輩の関係がうまくいっている方が、仕事はスムーズに進みますし、何より職場が明るくなるはず。今回紹介したテクニックを参考に、「愛される先輩」を目指してみてはいかがでしょうか?

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数132件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年10月05日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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